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【食物繊維も下剤もだめ】常識が通用しないスーパー便秘解消法

便秘に悩む人は、人口の25%から30%と言われ、もはや国民病と言ってもいいでしょう。特に慢性便秘になるとその症状に悩まされます。ひどい場合はお腹の張りや痛みなど慢性的な不快感で、日常生活にも影響してしまいます。

さらに悪いことに、最近の研究でこの便秘の中には、食物繊維や下剤などが全く効かない、常識では考えられない「スーパー便秘」が存在するそうです。しかもその最悪の便秘は、慢性便秘に悩んでいる3人に1人とも言われています。今回は、この恐ろしいスーパー便秘と、その対策について紹介します。

これまでの常識が通用しないスーパー便秘とは

スーパー便秘は、これまで常識とされていた方法である食物繊維や運動、下剤が全く通用しない最悪の便秘です。しかも慢性便秘の30%がこのス―パー便秘ということですので、今まで多くの人が無駄な努力をしていたことになります。

慢性便秘の方は、まず自分が通常の便秘なのか、スーパー便秘なのか判別することが重要ですね。そうすれば適切な治療法を選択できますし、間違っていたら無駄な努力になるばかりか、逆に悪化してしまう恐れもあります。

スーパー便秘のメカニズム

通常の便秘とスーパー便秘は、その発生メカニズムが根本的に違います。一般的な便秘は、大腸が何らかの原因によって活動が不活発になって、排便に必要なせん動運動の働きが悪くなることにより便秘になります。しかし、スーパー便秘の場合は、大腸ではなく直腸に問題があるのです。

そのため医学的には「直腸性便秘」と呼ばれています。スーパー便秘は大腸の機能は正常なため、せん動運動によって直腸まではスムーズに便が到達します。しかし、直腸で停滞してしまい、便秘になってしまうのです。

メカニズムが全く違うため、食物繊維や、ヨーグルトをとっても、そもそも大腸の活動には問題がないので全く効きません。この努力をしても報われない挫折感が、また本人を苦しめるのです。スーパー便秘の原因となる直腸トラブルには、「直腸瘤」と「アニスムス」の2つがあります。

1.直腸瘤が原因となる場合

これは女性特有のもので、直腸と膣の間の壁が弱ることにより膣側に瘤状のポケットができてしまい、ここに便が溜まり留まってしまうことにより発症します。このポケットに溜まった便は、水分を失うことで硬くなり、ますます排便できなくなります。

2.アニスムス

アニスムスは、「肛門括約筋」と「骨盤底筋」に問題があります。この筋肉は、最後に排便しようといきむ時に肛門付近を支える筋肉です。

通常は、いきんだ時にこの筋肉が緩むことにより排便をスムーズにしますが、スーパー便秘の場合は逆に緊張して便の通過を阻止してしまいます。便にとってみれば長い道中を通過して、最後の最後に門前払いを食らったようなものです。

スーパー便秘の特徴的な症状

スーパー便秘は、発生メカニズムが異なるため、通常の便秘とは明らかに異なる特徴的な症状があります。慢性便秘の方は、よく自分の症状と照らし合わせて確認するようにしてください。

1.便意があるのに便が出ない

スーパー便秘の人は、大腸の活動は活発なので、通常の便秘のように便意がないわけではありません。便意もあり、便自体ももうすぐとのところまで来ているのに出ないという、やるせない状況です。

2.便が出ても常に残便感がある

スーパー便秘の場合は、便が出てもポケットに残ったままになったりして、出しきることができません。そのため残便感が常に残ります。これは嫌ですよね。私も酷い慢性便秘です。

幸いスーパー便秘ではないので便秘薬が効きますが、便を出し切った時の爽快感は半端ありません。この常にスッキリしない状態は、想像以上に苦しいことだと思いますね。

スーパー便秘はこうして解消する

長年悩んできた自分の慢性便秘が、スーパー便秘だと気づいて、適切な対応によって便秘解消された方が、たくさん出てきているようです。スーパー便秘の場合は、通常の便秘治療は意味がなく、かえって逆効果になってしまう恐れもあります。

自分の症状がスーパー便秘の特徴的な症状と一致したら、通常の方法はやめて、適切な対応をすることが重要です。次に症状別のスーパー便秘の解消法について紹介します。

直腸瘤が原因となる場合の解消法

直腸にポケットができるのは、直腸の筋力が弱まっているのが原因です。ウォーキングや腹筋などで、直腸の筋力を鍛えましょう。腹筋を鍛えることは、直腸瘤の予防になりますし、軽い場合は直腸瘤の穴が塞がります。

しかし、腹筋トレーニングでも難しいような酷い場合は、病院で手術を受けることも視野に入れた方が良いでしょう。

アニスムスの場合の解消法

アニスムスの場合は、いきむ際に通常は緩む骨盤底筋が、緊張するために肛門が閉じてしまいます。そのためにいきめばいきむほどコチコチになってしまうので、いきみ過ぎないようにリラックスすることが必要です。

しかし、リラックスしろと言われても気持ちばかり焦ってしまい、なかなか難しいものです。そこでお勧めなのが、リラックスできる排便ポーズです。

リラックスできる排便ポーズ

洋式トイレの場合、便座に普通に腰かけて背筋を伸ばしていきみますが、この方法だと肛門付近をリラックスさせることが難しいです。「リラックスできる排便ポーズ」はロダンの彫刻の「考える人」のようにポーズをとります。

このように背中を丸めて前傾姿勢をとることで、肛門付近の筋肉が緩むのでお勧めです。また、肛門付近の筋肉である「肛門括約筋」と「骨盤底筋」をリラックスさせる効果的な訓練法として、バイオフィードバック訓練があります。

習慣化している筋肉の緊張は、気持ちだけではなかなかリラックスさせることは難しいものです。バイオフィードバック訓練は、カテーテルを肛門に入れて、肛門の中の圧力をモニターします。

モニターすることにより、どのような時に筋肉がリラックスできるのかを本人が画面で確認できるため、力を緩めるコツが掴みやすくなります。この訓練のおかげで、スーパー便秘から解放された人がたくさん出ています。

スーパー便秘の診断治療はようやく確立されてきたばかりで、まだまだその内容や治療が、医師や医療関係者に浸透してはいません。病院に行く場合は、対応できる病院も限られてきますので、必ず対応できる病院や専門医を選ぶようにしてください。

慢性便秘で、従来の方法が全く通用せず悩んでおられる方、それは「スーパー便秘」かもしれませんよ。自分の症状をチェックして、適切な対応をとるようにしましょう。

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