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サッカーのヘディングは実は脳に損傷を与えていることが明らかに!

今、最も人気のあるスポーツ、サッカーのヘディングには問題ありそうです。

こんなに人気のあるスポーツでよく見かけるヘディングですが、研究の結果、脳に外的損傷を受けたときと同じような状態がみられたり、記憶や思考に障害が出ることが明らかになりました。

このような内容は一時期、日本でも少し話題になりましたね。まだ研究中の問題ですが明らかになったことだけでもご説明します。

どういう研究をしたのでしょうか。

今回の研究対象者はアマチュアサッカー選手を対象に行われました。女性選手も入っています。また、ほとんどが小児期からサッカーを始めている方々です。この方々は試合を週に1回以上、また練習は週に2回以上されている方々です。

研究に使われた装置はMRIです。普通のMRIではありません。少し変わったMRIで脳の白質の変化が詳細にわかる拡散テンソルMRIという装置を用いられました。

また被験者等にはヘディングによる脳震盪を経験しているか、ヘディングの頻度はどのくらいかを質問し、記憶力や思考力のテストもしました。大脳には白質とよばれる部分と灰白質と呼ばれる部分があります。

灰白質は記憶や運動、思考など高次機能と呼ばれることを司っています。白質はこの灰白質との神経細胞との連絡のやりとりをするために大事な部分です。ここに異常がでれば当然灰白質にも異常が起こります。一般的に白質のことを灰白質も合わせて呼ばれることも多いです。

研究の結果でわかったことです。

研究結果ですが異常が認められるのにヘディングをする回数に限界の回数があることが分かりました。脳全体の変化では開きがありますが年間885回~1550回、記憶力に関しては1800回を超えるヘディングをすると障害がでるということが分かりました。

普通、1回の試合で6回~12回のヘディングをするそうです。ヘディングを最高12回する選手が885回ヘディングを1年間にするとなると、885÷12=73.75です。

年間74回の試合に出ると明らかに脳への損傷が出てもおかしくはないことになります。アマチュアの選手の方々で週に1回以上の試合に出るとのことなのでプロの方の場合はもっと多いかもしれませんね。

また脳震盪との関係はこの研究ではまだ明らかになっておらず、どれくらいの損傷が長期的な脳の障害に発展するのかはまだ不明だということです。この研究は長期にわたって調べる必要があるとの見解です。

子供達には大丈夫なのでしょうか

この結果をみると果たして子供達にサッカーをさせても大丈夫なのだろうか、という心配も出てきますね。ただ今回の研究では子供の脳についての研究はされていないのでハッキリとしたことは言えません。

確かに子供の脳に外的損傷があれば大変な障害が出ることは明らかです。しかし、子供の脳は発育途中なので順応能力も極めて高いことから、成人の脳と比べて脳卒中などの症状が良くなる可能性は大いにあるそうです。

別の研究者からは運動をしない子供の方がかえって脳にも身体的にも悪影響が出ることが示唆されており、子供の興味のあるものに抑制をさせることにも影響があるのではという見方もあります。

しかし何らかの異常が成人の脳で見られている以上、子供達に関しての見解はあくまでも親の判断に任せるしかないという勧告を今回の研究者はしています。筆者が親なら子供にサッカーはあまりさせたくないなと感じた研究内容でした。

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