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腸内環境を整える腸内フローラの増やし方!腸の炎症は発がんの原因に

men holding the stomach

あなたは「あ~疲れが取れない!」とか「もう歳だなぁ~」と思わず言ってしまった経験がありませんか?人間は加齢を重ねることで体力も低下して、少しずつ免疫力も弱くなってしまいます。

これがいわゆる「老化現象」と言うものなのです。しかし、細胞レベルの老化は単に加齢だけが原因ではありません。そこにはある身体的な環境が原因となっていたのです…。

腸の不健康が起こす身体への深刻な影響を、そして腸内環境を健康に保つ方法をしっかり知っておきましょう。

あなたは持病を持っていますか?誰もが持っている持病を考えてみよう

よく健康診断などで「持病をお持ちですか?」なんて聞かれることがありますよね?持病とは字のごとく「病気を持っている」ことを意味する言葉で、慢性的な病気にかかっていないかを聞いているのです。

慢性的な病気とはその症状が長期間続いていることで、治療を継続していたり経過を観察していたりしている状況を言います。

本当の持病に気が付いている人は少数だった

持病とは「慢性的な病気にかかっている」ことですが、一般的には「腰痛」だったり、「喘息」などの呼吸疾患、「アレルギー」などが多くを占めています。

また、「高血圧」や「糖尿病」などの生活習慣病も持病として多い病気です。

しかし、これらの病気は症状もはっきり出ており、どちらかと言うと「派手な持病」ですよね。中には症状も少なく普段は気にすることもない「地味な持病」もあります。

この地味な持病が細胞老化に大きく関係していると指摘されています。

地味だが怖い持病はウイルスや細菌から

毎年のように冬になると流行するインフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症します。症状は「高熱」「寒気」「頭痛」「めまい」など派手目なものが多く、インフルエンザ感染に気が付かない人はいないでしょう。

また、ノロウイルスによる腸炎も同様で、「下痢」「腹痛」「嘔吐」など派手な症状が特徴です。

しかし、細菌やウイルスに感染しても症状が地味で気が付かないものがあります。このような感染症の場合、感染後直ぐには症状は現れず数年から数十年経過してから体調の変化を感じます。

また、全く自覚症状がない状態において、健康診断の検査結果から感染の事実を知らされることもあるでしょう。自分の自覚が無い状態で持病を持っていたのですから、恐ろしい話ですよね。

気が付かない持病とはどのようなものか?

それではウイルスや細菌に感染しても気が付かないことなんてあるのでしょうか?先ほども説明しましたが、インフルエンザウイルスやノロウイルスであればすぐに症状も現れて感染の有無も解ります。

治療も早期に開始することが可能であり、適切な治療により悪化も防ぐこともできます。反対に感染に気が付くことがなく、知らない間に慢性化する感染症を一部紹介します。

ピロリ菌の感染症は幼少時からの持病だ

ピロリ菌の発見は比較的最近の話です。それまで胃潰瘍などの胃や十二指腸の炎症はストレスやアルコールなどが原因とされており、まさか胃の中に細菌が生息しているなどとは考えられていませんでした。

しかし、1983年にピロリ菌が発見されてからは、胃の炎症の原因の大部分はピロリ菌が関与していると解明されたのです。

ピロリ菌の感染は井戸水などの上水道の汚染が原因であり、日本においても50歳以上に感染者が多く、反対に若い世代には感染者少ないことが解っています。

ピロリ菌に感染すると慢性的な胃炎を発症し、潰瘍化し最終的には胃ガンが発症すると考えられています。しかし、一部にはピロリ菌に感染しても症状が全くでない例もあることから、各個人の耐性にも影響される可能性もあります。

また、慢性的な胃炎では症状が比較的解り辛く、気が付かない間に悪化して胃ガンを発症してしまうこともあります。

ピロリ菌の感染症は胃に問題が出て検査を行わない限り気が付かないことが多く、高齢者の胃ガン発症ではほとんどの人からピロリ菌が検出されているそうです。

その人達は子供の頃から数十年もピロリ菌を胃に住まわせていたのです。まさに隠れた持病なのですね。

肝炎ウイルスもまた静かに隠れている

社会問題ともなったC型肝炎ウイルスも身体の中に静かに隠れているウイルスです。このウイルスは肝臓に炎症を起こすウイルスで、感染後20年から30年で「肝硬変」を発症させると言われています。

C型肝炎ウイルスの感染は昭和時代に行っていた医療行為が感染原因とされており、特に「輸血」「学校の集団接種」が感染拡大を招いたと指摘されています。

その意味でこの感染者も50歳以上の年齢層に多く見られ、現在では新たな感染は少ないことが報告されています。

C型肝炎ウイルスも実際に症状を自覚するまでに長い年月が必要であり、自覚する時点では肝硬変や肝臓ガンなどを発症していることがあります。

現在では特効薬もあり大部分が完治できるようになりました。感染の有無も血液検査で可能なので、必ず一度は検査を行うようにしましょう。

腸内環境の悪化で起こる慢性炎症

持病の中でも近年最も注意が必要と言われているのが「慢性的な腸の炎症」です。腸の中には様々な善玉菌や悪玉菌など様々な細菌が住み着いています。

この細菌のバランスが崩れると、腸を傷つけることになり炎症の原因になるのです。

また、この状況が慢性化すると細胞老化、そして大腸ガンの発症と進行することも解明されてきました。腸の細菌バランスの崩れは気が付かない間に始まり進行してしまいます。

それは「軟便」であったり、「便秘」であったりと少しの症状は現れますが、病気の症状ではありません。腸の慢性炎症とはどのような病気なのでしょうか?

気が付かない間に病気が進行することは珍しくはありません。しかし放置すると最悪ガンになることもあるのです!

「第2の脳」と呼ばれる腸の慢性炎症が万病の源だった!

腸を単に栄養の吸収器官と考えている人も多いと思いますが、実は腸は人間にとってとても大切な働きを行うことが判明しています。

皆さんは大腸や小腸などの腸器官がどのような働きを行っているのかご存知でしょうか?人間が食べる動作で考えてみましょう。

  1. 食べ物を口に入れて咀嚼して胃に流し込む
  2. 胃液で消化して十二指腸へ送る
  3. 十二指腸で膵液を使い更に消化
  4. 小腸で栄養を吸収する
  5. 大腸で主に水分を吸収して便をつくる
  6. 便を排出する

この流れで解るように腸には大きく分けて「消化された栄養を吸収する」、「水分を吸収して便を作る」と言う働きが目立ちます。

しかし、近年の研究において腸は「第2の脳」としての働きがあることが解明されています。腸は単なる消化器官ではなかったのです。

腸は脳を凌ぐ免疫器官だった

なぜ腸が第2の脳と呼ばれているのかは、その作用にあります。過去には腸は単なる消化器官の一つであるとされていましたが、腸である物質が生成されていることが発見されたことでこの考えが一新したのです。

それが脳の神経伝達物質の一つである「セロトニン」です。セロトニンは精神的な安定をもたらす物質で、その90%程度を腸が生成しています。

また、身体を外敵から守る免疫作用も腸のコントロールであることが多く、免疫系の強さは腸の強さと関係していると言われています。

更に腸は脳の支配を受けない臓器であり、脳が機能しない状況においても独自の作用で様々な指令を出し、「消化」「吸収」「免疫」を機能させことも出来るのです。

腸の慢性炎症の正体とは何か?

腸の働きは脳と同じくらい生命維持に必要なものであるとご理解頂けたと思います。そして腸の慢性炎症こそが、細胞老化を促進して病気を生み出す原因と言われているのです。

実は炎症にも種類があります。一般的にイメージされている炎症は皮膚炎などに見られる真っ赤に腫れた状況ですが、これは「急性炎症」であり腫れたり爛れたりするものです。

中には熱を発症してしまうことも珍しくありません。風邪を引いた時に喉が腫れるのもこのタイプですね。

慢性炎症とはこのような一過性の症状ではなく、長年に渡り弱い炎症を繰り返すことで細胞が老化してしまい、細胞の潰瘍化や繊維化を招いてしまうのです。

この慢性炎症の原因となるのが腸内に蓄積する「毒素」であり、毒素を生み出す要因が「腸内バランスの乱れ」なのです。

腸内バランスが崩れると毒素が増加!腸内フローラの重要性

人間の腸には様々な細菌が住み着いています。その種類は1000種類以上とも考えられており、数は600兆個を超えるとも言われています。

この腸に住み着いている細菌を「腸内菌」と呼びますが、大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類できます。

各々の菌は一定のバランスで住み着いており、そのバランスが腸内環境を整える上で重要となります。最近では「腸内フローラ」と言う言葉をよく耳にしますが、これは腸内菌の集合体のバランスを花畑に例えた言葉です。

善玉菌
腸の働きを助け有用な働きをする細菌(乳酸菌など)
悪玉菌
腸内物質を腐らせ毒素を排出する細菌(ウェルシュ菌など)
日和見菌
どちらでもないが免疫の低下で悪玉化する細菌(大腸菌など)

腸内バランスで重要なのは善玉菌が優勢であることで、悪玉菌が優勢になると日和見菌までが加勢してしまい、一気に腸内環境は悪化してしまうのです。

ある報告では腸内フローラ(腸内バランス)で理想なのは「2(善玉菌):1(悪玉菌):7(日和見菌)」と言われています。この環境に近づけることが腸の慢性炎症を予防する結果に繋がるのです。

しかしそうはうまくいかないのが世の中の常ですよね。悪玉菌が優勢になると本来作られない「毒素」が蓄積されやすくなり、それが原因で細胞の老化や慢性炎症が起きてしまうのです。

腸内フローラが崩れてしまう原因とは?

腸内フローラが崩れてしまう原因にはいくつかの要因があります。

まずは「加齢による腸の老化」が考えられます。これはある意味仕方がない現象で、誰もが歳を重ねることで老化してしまいます。これは腸に置いても同じであり、加齢によって腸内のバランスが崩れることは珍しくはありません。

そして問題なのが「乱れた生活習慣」です。例えば脂っこい食生活を中心に行っていたり、食事が不規則であったりすると腸内環境は悪化します。腸内のバランスを崩れてしまう要因をまとめてみました。

  • 食事内容が偏っている(脂質や炭水化物など)
  • 食事が不規則である
  • 食物繊維やビタミン類を摂取しない
  • 発酵食品を摂取しない
  • 日常的に運動を行わない
  • スナック類など間食が多い
  • 慢性的な睡眠不足である
  • その他

また肥満と腸内フローラの関係も指摘されています。これは肥満傾向にある人と標準体型の人では、腸内フローラに含まれる細菌に違いがあるそうです。

つまり腸内細菌の種類によって「太りやすい人」がいることを示しています。また反対に標準体型の人が太ることで、腸内フローラが乱れることも指摘されており、これが腸の慢性炎症のきっかけになる可能性もあります。

腸の慢性炎症は少しずつ悪化する

このように腸内フローラの悪化が腸に与えるダメージは大きく、場合によっては慢性炎症の原因になってしまうでしょう。

何回も説明しましたが慢性炎症は急性炎症と違い、その症状は穏やかで直ぐに気が付くことはありません。痛みも無ければ発熱も起こらないのです。

しかし、腸内では静かに症状は進んでいきます。悪玉菌が増加することで日和見菌までが悪玉化して、少しずつ毒素を腸内に蓄積していきます。

毒素が腸壁を刺激することで免疫作用が働き、弱い炎症があちこちで起こるでしょう。腸の細胞は老化してしまい、機能は低下し免疫機能もだんだんと弱くなってしまいます。

免疫が低下すると外部からのウイルスや細菌の進入を防ぐことができなくなり、腸以外の臓器にも様々な影響を与えることになってしまいます。

また腸の慢性炎症は腸の細胞を著しく老化させてしまい、細胞をガン化させてしまうリスクも高くなるのです。

腸内フローラの乱れが腸の炎症を招く要因です。暴飲暴食など腸に負荷がかかる生活は慎むようにしましょうね。

腸内環境を整えて強い身体を手に入れる!腸内フローラを作る方法

腸内フローラの乱れが慢性的な腸の炎症を発症させる原因であり、これを解消することで免疫力の強い身体を手に入れることができます。

そこでバランスの良い腸内フローラ作る方法を紹介しましょう。

乳酸菌を増やすオリゴ糖を食べよう

oligosaccharide and intestinal flora

腸内細菌の善玉菌の一種である「ビフィズス菌」はヨーグルトなどで有名な細菌です。「オリゴ糖」はこのビフィズス菌のエサとなって善玉菌を増加させる働きがあります。

またオリゴ糖はカロリーも砂糖の約半分で、血糖値も上げにくい性質であることから健康食材としても注目を集めています。

オリゴ糖はドラッグストアなどで販売されていますので、砂糖に変えて使用すると便利です。また

  • 玉葱
  • ごぼう
  • バナナ
  • ハチミツ

などの食材にも含まれていますので、積極的に食べるのも良い方法です。

善玉菌の摂取にはトクホを選ぼう

ヨーグルトはビフィズス菌などの乳酸菌を多く含む腸内フローラを改善させるにはもってこいの食材です。しかし、全てのヨーグルトに効果があるとは限りません。

乳酸菌が入っていても胃で死滅してしまい腸にまで届かないことも多く、それでは腸内環境を改善させることはできないのです。

そこで簡単に商品を選べる指標が「トクホ(特定保健用食品)」です。トクホの認可が下りたヨーグルトは「プロバイオティクス商品」で一定の効果を国が認めた商品と言えます。

各メーカーのホームページを見ると詳しい説明や効果が記載されていますので、よく読んで自分に合った商品を選択するようにしましょう。

スーパーで3個100円のヨーグルトがありますが、それでは腸内フローラを整えることは難しいと理解しましょう。

ストレスはやはり腸内フローラを乱してしまう

急に忙しくなって身体的なストレスを感じた時に、風邪を引いたり下痢をしたりすることがありますよね。これはストレスが腸に悪影響を与えている証拠です。

ストレスは腸の作用に悪影響を与えて、腸内フローラを乱す原因になります。

しかしながら現代社会においてストレスフリーの生活などできないに等しいのも事実です。そこで重要なのがストレスを溜め込まないことです。

日常的に身体を動かすことはストレスの発散に繋がりますので、仕事の合間や休日には運動を行ってストレスを解消するように努めましょう。

腸内フローラの改善は今からで遅くはありません。心配な人はもちろん、平気だよ~と思っている方も今日から早速始めてみましょう!

腸内フローラは検査とセルフで簡単にチェックできる

自分で確かめるのは難しくても、腸内フローラは検査キットなどもあるので意外と簡単にチェックできます。

検査を依頼する場合、個人単位での検査は対応していません。医療機関での検査となりますので、病院に行って検査を受けます。

検査キットを取り寄せる事は個人でも出来ますが、検査機関に依頼するためには病院を通さないといけません。病院に行き、腸内フローラを検査したいと言えばすぐに対応してもらえます。

腸内フローラの検査は健康保険が適用されません。検査費用相場は約25,000円となっていますが、自由診療となるので病院毎に費用は異なります。

腸内フローラのセルフチェック方法

病院に行けば簡単にチェックできますが、検査費用が高いため気軽にできる検査とは言い切れません。

あくまでも目安になりますが、セルフチェックも可能です。該当する項目が多いほど腸内環境が悪い可能性がありますので、こういう場合は病院での検査をオススメします。

  • 便秘や下痢を繰り返す
  • 野菜はほとんど食べない
  • 豆類や海藻はほとんど食べない
  • 肉は大好物
  • 朝食は食べない
  • 乳製品はたまに食べる程度
  • インスタント食品やファストフードを毎日のように食べている
  • お酒を毎日大量に飲む
  • 運動はほとんどしない
  • おならが臭い
10項目を自分でチェックしてみましょう。8以上当てはまる人は赤信号、4個以上7個以下なら黄色信号、3個以下なら青信号となります。

セルフで行う検査キットで腸内フローラをチェック

病院よりも少し安く腸内フローラを検査する方法として、検査キットもあります。ネットからも手軽に入手できますが、病院の検査とは少し異なります。

大豆のイソフラボンから作られるエクオールという腸内細菌をチェックする検査キットで、尿を採取して郵送するだけという簡単なものです。検査結果は約10日で郵送されてきます。

エクオールは女性の美しさを維持するのに役立つとされている腸内細菌なので、女性には役立つ検査キットかもしれません。

特に健康上問題はないと感じていても、腸の中までは確認できません。検査は受けておいた方が安心ですが、無理に受ける必要はありません。

その代わり、毎日の食事や生活習慣は管理できているかどうか見直しが必要です。規則正しくバランスよく、健康を意識して生活していけば、腸内環境改善にも役立ちます。

腸を守ることが健康にとって一番重要だった

人間にとって腸は脳と同じくらい大切な臓器です。ここに慢性的な炎症が発症しているとしたら、こんなに恐ろしいことはありませんよね?

「○○さんはお腹が強いなぁ~病気しらずじゃ」なんて話を聞いたことがあります。「お腹が強い=身体が強い」とのイメージは昔からあり、知らず知らずに腸の大切さを知っていたのかも知れません。

腸の慢性炎症は万病の元です。腸内細菌のバランスを整えて素晴らしい腸内フローラを完成させて下さい。

「老化は腸から始まる!」を忘れないようにしましょうね。

キャラクター紹介
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