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辛い検査の大腸用内視鏡がカプセルとなって登場しました!

皆さんの中で大腸がん検診での精密検査が必要となった方はいますか?

読者の皆さんの中で職場の健康診断の大腸がん検診、もしくは市町村がおこなう大腸がん検診を受けられた方は沢山いると思います。便を提出するだけの簡単な検査です。

でもその結果、潜血反応(血が便に含まれていた)という結果があって精密検査をして下さいと言われてキチンと精密検査の大腸内視鏡を受けられた方はどれくらいいるでしょうか?気になるけど行ってないですという方も多いのではないですか?

しかし、大腸がんの現在の日本での実態をご存知ですか?大腸がんは現在、患者数が一番増えてきている、がん疾患です。この理由は食の欧米化に伴い、現代社会におけるストレスや中年以降のメタボ、便秘、運動不足、高齢者の腸内環境の劣化など多くあります。

そして大腸検診での結果、精密検査いわゆる大腸内視鏡検査を受けるように勧められても受診していない方は4割以上もいるというのです。受けない方の理由としては「自覚症状がない」がトップですが続いて「恥ずかしい」、「痛くて辛そう」という回答結果が得られました。

このトップの理由の「自覚症状がない」というのがそもそも大腸がんの発見が遅れてしまう原因の1つです。見つかったときにはもう遅かったということが多いのが、このがんの特徴です。「恥ずかしい」、女性に多い回答です。確かに恥ずかしいでしょう。しかし婦人科検診は受診できて、どうしてこちらはできないのでしょうか?

毎日同じことの繰り返しで見ていてもどうとも思わないというのが医師の本音です。そして女性に一番認識して頂きたいのが日本での女性でのがん死亡率トップ1は大腸がんなのですよ。それでも貴方は恥ずかしいですか?

「痛くて辛そう」、これに関しては筆者の経験から言いますと多少の痛みといいますか、違和感はあります。カメラが腸内を行き来するのですから何も感じない方がおかしいです。痛みに対しては個々人それぞれ異なりますが「いくら泣いても、わめいてもよろしいので」必ず受診してください。

がんに対する危機感をもっと持って欲しいと筆者は考えます。腸壁は胃壁よりももっと襞(ひだ)が多くてとても見難い場所です。それだけにほんの小さな病変も見逃してはいけないのです。

高性能カプセルができたのだから楽じゃないですか!

今回、イスラエル企業が開発した大腸検査用のカプセルに問題ないことが確認されるために、国に審査を出しましたが審査期間が10ヶ月という異例のスピードで承認がおりました。このことからも大腸がんの深刻度がおわかりになるのではないでしょうか。

このカプセルは食道や胃と違って長い長い腸の検査をするわけですから、撮る映像量も半端ではありません。カプセル服用時間は
10時間で毎秒最大35枚の写真を撮影できるそうです。また色々な角度からの映像となるため、このカプセルを扱える技師の育成、医師の勉強とかなり力が入っています。

現在このカプセル内視鏡を見れる医師は1,000人しかいませんが、10,000人に増加する予定ですし、患者数も100万人を超える見込みがあります。見間違えなどおこってはいけませんから細心の注意が払われています。

せっかく早く審査が終わったのですから大慌てで準備を進めているのが日本カプセル内視鏡学会です。2012年、昨年にはカプセル内視鏡認定制度を確立しており、今年2013年にカプセル内視鏡読影支援技師制度を施行して、カプセル内視鏡についての研究と教育をしているそうです。

今後の見通し

現段階ではまだ保険適用になっていません。しかし、保険適用も直ぐに通ることでしょう。そうなるとこの検査を病院へ普及していく
スピードが加速されていくでしょう。

私達が簡単に受診するのはもう少し先になるやもしれませんが、そんなに遠くはありません。現在のところ、日本においてはカプセル内視鏡が使えるのは小腸用のカプセル内視鏡だけです。早く使えるようになってくれることを願うところです。

世界でも1位2位を争う健康先進国、日本にいながらにして知識の無さゆえに、また変な理由で、ご自身の命を短くする必要なんてありません。世界中では国が貧しくてこんなご病気で命を落としているのか?という方々が山のようにいます。ご自身の身体、また家族のこと、世界からみたご自身の位置づけを考えて見て下さい。

大腸がんに限らず、がんという病気は早期発見できて治療できる病気です。発見できなかったら昔と変わらない大変致死率の高い病気であることには間違いありません。

治療の副作用で毎日が辛い日々となります。決してがんに限らず、どんな病気に対しても甘くみないで下さい。健康でいる間は理解できないでしょう。しかし健康を一旦そこなうとどれだけもどかしい日々が続くでしょう。

筆者は読者の皆さんの健康がいつまでも続いて、日々笑って暮らせる生活を送って頂きたいと切に願ってやみません。

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