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精神疾患と間違われやすいので要注意!膠原病について詳しく知ろう

精神疾患に間違われやすい?!膠原病の症状を深く知ろう

一般社会でもヘルスケアへの関心が高まる昨今、精神疾患や膠原病については既にご存知の方は少なくないのではないでしょうか?

実際、ニュースなどで名前だけなら聞いたことがあるかも!?という方がほとんどだと思います。この記事では少し踏み入って、膠原病によくある精神症状についてをご紹介しようと思います。

まず簡単に膠原病について説明します。膠原病は関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの特定の疾患の総称です。残念ながら完治のための治療法は見つかっていませんが、医療の発展で対処療法などを駆使し、寛解(=症状が良くなって生活できるレベルまでくること)へ導くことは可能となりました。

一見、精神疾患とは何ら関係のない膠原病ですが、実はよく精神疾患と間違われることがあります。なぜ精神疾患と間違われるのでしょうか?

それは膠原病の症状に精神症状があり、その症状が精神疾患と類似しているためです。身体の症状は膠原病独自のものですが、膠原病の種類によっては疲労感や倦怠感が強くなり、鬱状態が併発しやすくなります。

抑うつ以外にも、認知能力が低下したり、不安症状、眠くて眠くて仕方なくなる、妄想や幻覚、意識障害などを呈することがあります。

身体の異変よりもこういった精神症状を先に自覚した場合、また、身体症状よりも精神症状の方が重い状態の場合、膠原病の専門外である精神科へ受診し、発見が遅れるケースが出ているそうです。

精神科でも血液検査を用いた膠原病の特定は可能ですが、膠原病は多種類の病気の総称です。専門医以外が「あなたは膠原病のこの病気だ!こういう治療を行う!」と断定するのは難しく、精神症状が色濃く出ている限りは、やはりそこは精神科です。精神疾患との診断が出ることが少なくないようです。

また膠原病は、女性の発生が多い傾向にある病気です。こういった精神症状や倦怠感といった症状は、中高年の女性にとっては更年期障害かも?と思わせることもあります。婦人科や内科に行って検査をしてみたら、なんと膠原病だった…といったケースもあるので、間違いには気をつけなくてはなりません。

膠原病は完治しない病気ではありますが、治療は生存率を伸ばすのに非常に有効です。また、単純な延命だけでなく、治療によって質の良い生活を行えるようになる確率はとても上がっています。

しかしながら症状の重さや進行度合いによっては、最悪の場合、死に至ることもある病気です。治療を怠れば症状が進行するなどして、最終的にかなり悪化する恐れもあり、決して軽視することはできない病気です。

膠原病のように専門性の高い病気で、他の疾患とも間違われやすく、なおかつ治療が重要になってくる病気は「セカンドオピニオン」が重要になってきます。

少しでも身体や精神症状に異変を感じたら、まずは医療機関の受診し、それでも治らないようであれば、セカンドオピニオンの選択をするようにしましょう。早期発見早期治療はどんな病気であれ有効です。

膠原病は治療の過程で精神症状が出ることも…

膠原病は元々の症状として精神症状が出ることもありますが、治療が原因で精神症状が出ることもあります。膠原病に用いられる薬でポピュラーなものは””ステロイド””です。全ての膠原病の治療で用いられるわけではありませんが、このステロイドは副作用が多いことでよく知られていますね。

短期間に少量使用するのであれば特に問題はないステロイドですが、長期使用・大量使用で、糖尿や感染症、発汗、ムーンフェイス、空腹感、情緒不安定、抑鬱状態など、本当に沢山の副作用が発現します。

病気でも治療でも精神症状と関わってしまう病気は膠原病以外にも種々あり、有名なものでは癌治療等もそうですが、身体症状とも副作用とも戦い、生活の質をあげられるよう頑張るということは、とても根気のいることです。

膠原病といった治療期間を長く要する病気は、薬や病気の症状だけでなく、途中で心が折れてしまうこともあることかと思います。

患者さんは医師に積極的に相談したり心理療法などを受け、治療への不信感を払拭し、不安や焦りといった感情をいかにコントロールしてQOL(quality of lifeの略で個人の生活と社会的生活の質のことを指します)を上げるかという点も、治療の上では重要となるでしょう。

患者の周囲ができることとしては、まずは病気への理解と共に、必要に応じてメンタルケアについても考えるべきです。

そして患者のために何でもやってあげるのではなく、患者さんが必要としてることや生活を成立させるために補わなければならないポイントを見極め、相互扶助の精神に基づき行動することが、介助する上で互いに心理・身体的負担をかけずにできることだと思います。

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