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風邪かな?ウイルス性か細菌性か?症状でもある程度は鑑別できますよ

かぜの原因微生物は80~90%はウイルス

そのウイルスの内訳は多様で、症状、流行の時期は原因微生物によって違いがあります。春と秋に感染者が多いのはアデノウイルスで、かぜが原因のウイルスの30~40%を占めています。鼻の症状が強く、高熱を伴う扁桃炎や結膜炎、胃腸炎を引き起こします。

冬に流行るRSウイルスは乳幼児に細気管支炎を起こしやすいです。最初は感冒様症状が出ますが、炎症が下気道に達しますと、強い咳や呼気性の喘鳴や多呼吸になります。

このように単純にかぜと一言で言っても、症状が多様性なので、原因微生物が特定できないことも多いです。又、インフルエンザと細菌性のものを除いて原因療法がありません。そのため、医師の考え方で処方される薬も異なってきます。

かぜに使われる薬について

かぜは最も日常的な疾患でありますが、標準的な治療方針の確立が最も遅れているといえます。そのため、かぜには対症療法が施されるのが現状です。かぜの急性期には主に熱と鼻症状を緩和させる総合感冒薬、例えば、PL配合顆粒や葛根湯等がよく処方されます。

その総合感冒薬の中身は鎮痛解熱薬、鎮咳薬、鼻症状に効果がある抗ヒスタミン薬などです。

それでもよくならず、さらに進行してこじれたかぜには、気管支拡張薬や抗アレルギー薬、強い抗炎症効果がある経口ステロイド、漢方薬等、通常のかぜには使用されないような薬が処方されることがあります。

かぜの時に抗生物質が出される理由は?

かぜの大半はウイルス性ですが、抗生物質が必要な時があります。それは主にウイルス性のかぜが元で細菌が二次感染を起こしたと考える時です。細菌性の肺炎、咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎などを疑う場合です。

かぜがウイルス性か?細菌性か?の見分け方

ウイルス性のかぜなのか、細菌性のかぜなのか、症状である程度は見分けられます。

ウイルス性のかぜは、咳、鼻づまり、喉の痛みといった症状が同時に、同程度ある場合です。細菌性は一つの症状が非常に強く出ることが多く、ウイルス性のように前述した症状が出そろうことは少ないです。

又、二峰性の病歴がある場合にも細菌性を疑います。例えば、最初は鼻汁、咳、発熱があり、3日程度で改善に向かっても、再び症状が悪化した時です。又、呼吸器や心臓に疾患がある場合とか、虚弱な高齢者がかぜをひいた場合にも抗生物質が処方されます。

例えば、呼吸器疾患があって頻繁に肺炎を起こしている病歴がある高齢者の場合です。かぜをきっかけに細菌が二次感染してしまい、持病が悪化したり、肺炎を起こすことは避けなくてはいけない時、医師は抗生物質の投与を考えます。

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