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本当のところ、ビタミンCは風邪に効くのか?効かないのか?

ビタミンCは風邪に効く。何の疑いもなく、そう信じている方も多いのではないでしょうか。ビタミンCが風邪に効くとして世界中に広まるきっかけとなったのは、ノーベル化学賞とノーベル平和賞を受賞しているライナス・ポーリング博士の主張だとされています。

この主張は1970年ころにされ、そのころから強い批判もありました。そして現在でも研究、議論が続けられ、その度に効果が実証されたり否定されたりしているのです。

ビタミンCは風邪に効くのか?

博士が高用量のビタミンCを風邪予防のために飲んでいることが話題になると、本当に効果があるのかどうかを確かめるための様々な研究が行われました。この研究は現在も多くの人が行っていて、今後も続けられていくのでしょう。

ただある研究結果によると、ビタミンCを飲んだからといって風邪予防にものすごく効果があるというわけではなさそうです。とはいえ、全然効果がないわけでもないというような微妙な評価になります。

ビタミンCを飲んでいたことで風邪を予防できた効果は3%くらいだというのです。効果がないわけではないようですが、正直、あまり実感できるほどではなさそうです。ただアスリートの場合にははっきりとした効果があったようです。ビタミンCを服用することで、風邪をひく割合はなんと半分にまで減ったというのです。

風邪をひいている期間については10%弱くらい短くできるようです。そう聞くと一瞬効果があるようにも感じるのですが、本当なら風邪を5日間ひいてしまうところを、ビタミンCのおかげで4、5日間に短くなった程度のものです。

この半日は受験生などにとっては大きいかもしれませんが、その感じ方は人それぞれでしょう。風邪をひいている期間を短縮させる効果については、大人よりも子供のほうが大きかったようです。

なお、これらの研究で飲まれたビタミンCの量は、風邪予防には一日0.2~2g、治療のためには一日0.2~8gとのことです。

忘れないでおいてほしいことは、これらの研究はあくまでビタミンCだけを飲んだ場合の結果であって、食品からの摂取の場合はまた違った結果になるだろうということです。

例えばビタミンCが豊富で風邪予防にも効果があると考えられているみかんの場合には、ビタミンCの他にも抗酸化作用のあるβカロテンや、血管壁を強くしビタミンCの働きを助けると言われるビタミンPも含まれています。シネフリンという物質も風邪に有効だとされています。(ビタミンCの摂取量は、先ほどの研究の場合よりだいぶ少なくなります。)

食品からの摂取の場合には、これらの栄養素がお互いに助け合って効果を発揮してくれるため、ビタミンCだけを飲んだときとは違う効果が期待できるだろうと思われます。

ありきたりですが、風邪予防には・・・

やっぱり一番の風邪予防は、ありきたりなことですが、手洗い、うがい、そしてバランスのよい食事かもしれません。ビタミンCだけをたくさん摂ることも多少効果があるのかもしれませんが、それよりも様々な栄養素をバランス良く摂って、免疫力をつけておくことが大切でしょう。

極端なダイエットは、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなってしまいます。乾燥も風邪やインフルエンザには大敵です。突然寝込まなくてもすむように、普段からそんなことにも気を配っておいてください。

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