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突然起こる激しい顔面痛は群発頭痛。薬によって事前に予防できます

群発頭痛の診断

なかなか頭痛の一種と診断がつかない群発頭痛。男女比は5:1と男性に多く発症します。痛みの起こり方は突然で強烈な痛みが顔面を襲います。その痛みの強さゆえ救急車騒ぎになる場合もしばしば。顔面痛は特に目の奥や鼻の奥を中心に痛みます。痛みの起こる場所から目や鼻の病気を疑い、眼科・耳鼻科を受診する方が多いようです。

しかし、眼科では眼精疲労や緑内障、耳鼻科では副鼻腔炎などの疑いがかけられますが、診断には至りません。その他、心因性を疑い精神科などのさまざまな科を受診して回るそのうちに症状が治まってきてしまいます。受診する科を判断するためのヒントとして群発頭痛の特徴を挙げてみましょう。

群発頭痛の痛みは突然はじまりますが、周期性があります。日に一、二度、毎日だいたい同じ時間に痛みがおこります。その症状が1週間から2ヶ月間繰り返され、その期間を「群発周期」といいます。その期間である「群発期」を終えるとその後、パッタリ治まってしまいます。そして忘れた頃にまた突然強烈な痛みの周期が訪れる、これが群発頭痛です。

痛みのまったくない時期は個人差が大きくあらわれますが半年から2、3年と長期間に渡るのでその間、顔面痛のことは気にしなくなり、痛みの周期が終わると受診すらしなくなってしまいますね。「群発周期」は個人差がありますが、長い人では一年近く痛みの周期が続いてしまう「慢性群発頭痛」を患っています。

薬が効かない強い痛み

とにかく強烈に強い痛みが特徴ですから、痛み止めの薬を速やかに投与したいところですね。ところが通常の鎮痛剤ではほとんど効果が得られないというのが現状です。

痛みの起こる周期を知る

診断がつきにくい、鎮痛剤も効き目がない、と八方塞がりに思える群発頭痛ですが、改善させる手がかりになるのは「群発周期」です。前述のとおり痛みの起こり方に周期があるのが特徴になりますので、その周期を読み取り治療に活用しましょう。

群発頭痛の起こる原因は未だ解明されていませんが、痛みのおこるメカニズムは片頭痛のそれと共通しています。大きな違いはその周期性といえるでしょう。群発頭痛の痛みの起こり方は体内時計に関係しているといわれているので、周期性がみられるのです。

まずは痛みだした時間を記録します。何日間続いたかも記録していきますが、3日以上、毎日同じ時間に激しい顔面痛があらわれたら記録を持って受診しましょう。頭痛外来のある病院が一番望ましいですが、脳神経外科やかかりつけの医療機関でも良いかと思います。

事前に対処して無痛を目指しましょう

痛みが始まってしまうと痛みはもちろんのこと、その強さゆえさまざまな症状があらわれます。目の充血やまぶたの下垂、鼻水鼻づまり、冷や汗等が痛みの強さを物語っています。

群発頭痛はそれらの症状が現れるのが急激な為、事後では対処が遅いのです。そこでお伝えしたいのが、群発頭痛は予防薬が有効だということです。医療機関を受診し医師との相談のうえご自分にあった薬を処方してもらいましょう。

「群発周期」を掴むことで、毎日いつ痛みが起こるのか、だいたいの予想がついてきます。発作が起こる前に薬を飲んで痛みを避けましょう。また、100%酸素吸入法も大変有効な治療法だといわれています。副作用もなく安心です。市販されているものは酸素量が少ないので治療目的では効果はありません。医療機関で実施してもらいます。

群発期に厳禁なこと

飲酒は厳禁

群発期は禁酒。いつもの痛みの起こる時間でなくても飲酒により誘発され痛みが起こります。しかも通常の痛みより激しい痛みに襲われてしまします。

喫煙は厳禁

頭痛は血管の収縮拡張が深く関わっています。喫煙は血管を収縮させてしまうので、これを機会にぜひ禁煙を。

登山は厳禁

特に高い山が厳禁です。気圧の変化や酸素濃度は血管に影響を及ぼします。群発期はハイキング程度にしておきましょう。

昼寝は厳禁

寝ている時に痛みが起こる例が多いため、昼寝は我慢。普段、昼間に発作が起こるタイプの方は要注意。眠ることで痛みが誘発されてしまいます。

いずれにしても、気をつけなくてはならないのは「群発期」です。期間内は登山と同様、飛行機もなるべく避けると良いでしょう。お風呂も血管が拡張しますので、シャワーで済ませるのがお勧めです。

健康に気を配るには、何より規則正しい生活が基本です。整った生活リズムは良い体内リズムに繋がります。その上で「群発期」は普段以上に生活を整える事で症状を避けられる可能性が高まります。

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