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腰痛・ひざ痛・肩の慢性痛がなかなか治らない方はこうして直す

慢性痛はありませんか?

日本人は、腰・肩・膝など慢性痛に5人に1人は悩まされていると言われています。椎間板ヘルニアや変形性膝関節症は、手術等も発達してきてかなりの治療実績を上げてきており、この辺りは評価に値すると思います。

しかし、慢性痛はなかなか治らないと悩みを持っている患者は75%にも上ります。この原因不明の痛みをコントロールすることはできないのでしょうか?医学的な治療の場合、薬物療法・神経ブロック療法・神経刺激療法(針治療)・運動理学療法・精神療法という方法が考えられます。

慢性痛と運動理学療法

日本でも古くから主に整形外科医の指示のもと運動理学療法やリハビリテーションが行われてきています。運動療法の初歩は、関節の可動域を広げることからスタートします。

怪我や加齢が原因で関節はこわばってしまっています。これらの関節を直接温めて関節をリラックスさせた後、可動域を広げる運動やストレッチを行います。筋肉や腱がこわばると固くなり、しなやかな動きができなくなります。

また、うまく血液も末端にまで運ばれていないので代謝が悪くなります。人間のカラダは、古代人の狩猟生活が長かったため、体を動かさないと何らかの弊害が出るようになってしまいます。

関節は、常に動かしていればそれほどただけで、歩くことさえ困難になってしまうほど、人間は体を動かすように作られています。怪我や病気で外に出られなくなってしまうと関節や筋肉の運動群は一気に衰退します。

可動域が広がったら、筋肉を強化することを始めます。たとえば腰痛は、太ももの後ろの筋肉(大腿二頭筋)が硬くなることとお腹の筋肉が弱くなると、骨盤をうまく支えられず腰痛の原因になります。

このような順番で、運動療法は進められていきます。これら運動療法と低周波や赤外線を当てる等によって痛みを軽減させる理学療法を合わせて運動理学療法といいます。

ペインコントロール

運動療法は効果が出るまで時間がかかります。運動療法を続けながら薬で痛み(ペイン)をコントロールすることが可能です。

刺激がないのに痛みを感じる場合、発痛物質が存在する・神経過敏・心理的要因といろいろな原因が考えられます。痛みを抱えている方は、慢性腰痛・関節痛・帯状疱疹・進行性がんと人それぞれです。

通院しても痛みが抑えられない場合は、服用している薬が合っていない場合が多いようです。処方された薬を1ヵ月程度服用しても、改善しない場合は薬の種類を変えることを検討しましょう。薬にもいろんな種類が用意されています。

・消炎鎮痛薬

痛みが出た場合、よく処方されるのは消炎鎮痛薬ではないのでしょうか?炎症を軽減するときに処方されます。アスピリンやロキソニン、また歯医者で抜歯の後などによく処方されるボルタレンなどが代表的な薬です。

ただし、胃腸障害・腎機能障害・血液凝固障害が副作用として上げられます。特に、胃が荒れることで有名です。基本的に食後の服用ですが、食間に服用される場合はクッキーでも何でもいいので、何か食べてから服用するだけで胃の負担は軽減されます。

・鎮痛補助薬

次の段階に考えられるのが、この鎮痛補助薬です。炎症が治まっても痛みが続く場合、処方されます。抗けいれん薬・抗うつ薬・抗不安薬という種類の薬です。

抗うつ薬や抗不安薬は、通常うつ病の治療に使用しますが、体の痛みを取り除く効果があるので良く使われます。また、抗けいれん薬は神経が過敏になっている時に服用するとよく効きます。

この種類の薬は、眠気・体がフラフラする・体重増加・排尿障害等の影響がありますのでケースバイケースで服用します。特に、自動車の運転をする方は飲んではいけません。

高齢者に多い帯状疱疹(いわゆる「水ぼうそう」に罹患した経験があれば、完治した後でも神経にウイルスが残ります。抵抗力がなくなったりすると、神経に沿って赤い発疹が出て、激痛が伴います)でも、抗ウイルス剤と鎮痛補助薬で痛みを抑えることが可能です。

・医療用麻薬

以上の薬でも痛みが取れない場合は、医療用麻薬(オピオイド)を使用することになります。医師の管理下で処方することになりますので、薬物依存は心配ありません。

医師の指示通り服用するようにしてください。ただし、絶対に自己判断で薬の量をかえたり、服用の中断をしないことです。また、アルコール依存症・薬物依存症・心理的要因の痛みがある方については、処方できません。

最初は弱いタイプのオピオイドから使用します。痛みの強いがん終期の痛みに対しても、強いオピオイドで痛みのコントロールは可能です。人によっては便秘・眠気・吐き気・おう吐などの症状がみられるようです。

以上のように痛みについて悩んでいる方は、ペインクリニックや麻酔科医が専門なので、ぜひご相談ください。

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