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知らないと大変なことに!脳梗塞服薬治療中の正しい食事法

脳血管疾患は生活習慣と密接に関係していると言われており、予防や再発防止を食事面から行うことが可能です。

脳血管疾患の一つである脳梗塞には予防に効果的とされる食品がいくつかありますが、実はその中に発病後は食べない方が良い食品があるのです。脳梗塞について簡単に触れながら、その食品に迫ります。

脳梗塞とは

脳は神経細胞の集まりです。細胞は常に栄養分であるブドウ糖と酸素を必要としています。糖と酸素は血液に乗って運ばれるため、血液が滞って細胞に届かなければその細胞は死んでしまいます。脳梗塞は血栓などにより血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまった状態を言います。

血管が狭くなり、血栓が生じやすくなる粥状硬化という現象があります。これが脳動脈で生じ、血栓で脳血管が詰まってしまうと脳血栓といい、高齢者や糖尿病の人に多いと言われています。また、心筋梗塞や心臓弁膜症によって生じた血栓が脳血管を詰まらせることもあり、脳塞栓と呼ばれています。

加齢と共に脳梗塞の発症率は上がってしまいますが、同時に糖尿病、心臓病などによってもそのリスクが上がります。逆に言えば、糖尿病や心臓病にならないような生活をしていれば、脳梗塞のリスクも自然と低下するのです。

脳梗塞の治療薬

血栓予防の薬にワーファリン(ワルファリン)という薬があります。これは、血液が凝固する仕組みを阻害して血栓を生じにくくする薬です。血液凝固にはビタミンKという栄養素が関わっていますが、ワーファリンはそのビタミンKとよく似た形をしており、凝固反応を邪魔することが出来るのです。

では、この薬を飲んでいるから脳梗塞の心配はないと言えるのでしょうか?答えはNOです。実は、ワーファリンを飲んでいるからこそ食べてはいけない食品があり、しかもその食品は脳梗塞の予防に効果があると言われているものなのです。

ビタミンKの多い食品に注意

ワーファリンはビタミンKと形が似ていると説明しました。つまり、ビタミンKを多く摂取してしまうとワーファリンの効果が弱くなってしまい、血栓が生じやすくなってしまうのです。では、ビタミンKが豊富な食べ物とは一体何でしょうか・・・?

その代表格は納豆です。納豆といえば血栓予防に効果があると言われている食品として有名ですが、ワーファリンによる治療をしている人にとっては、食べてはいけない食品になってしまうのです。納豆が効果を発揮するのは脳梗塞を発症する前までということです。

納豆40g(約1パック)には約138μgのビタミンKが含まれています。さらに、納豆菌は腸に辿り着き、腸内でビタミンKを生産します。

単にビタミンKが多く含まれているだけでなく納豆菌の力も相まって、納豆はワーファリンとは拮抗する食品となっており、1回食べただけでも薬の効果を阻害してしまう可能性が高いのです。

では、納豆の他にはビタミンKが多く含まれているものはないのでしょうか。一般にビタミンKが多い食品として挙げられるのは、ほうれん草(100g中270μg)、ブロッコリー(120μg)、キャベツ(78μg)などです。これらは日常的に食卓に上がることも多く、本来ビタミンKの供給源として優秀です。

ただこれらの野菜を数回食べることに関しては、納豆のように強い影響力が見られないと分かっています。継続して食べ続けるとワーファリンの効き目に影響を及ぼすようですが、これらを避け続けることはむしろ、ワーファリンの効きすぎになってしまうことに繋がるとして、適度に摂取する方が良いとされています。

まとめ

ワーファリン服薬中はビタミンKの多い食品に気を付けなければなりません。特に納豆は1回の摂取でも大きな影響を与えるため、1パックであっても自分の判断で食べるのは危険です。どうしても食べたいという場合は自己判断せず、主治医に相談してみましょう。

他の食品に関しては、気にしすぎるとかえって栄養バランスが崩れてしまう場合があるため、特別な指示が無い限りこれまで通りに食べることが良いでしょう。一度にたくさん食べず、朝昼晩に少しずつ摂ることで栄養、ビタミンK摂取のバランスが取れるはずです。

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