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子供の盲腸は治療を急いで!こんな症状があれば盲腸の可能性が

盲腸(虫垂炎)は割とありふれた炎症で、軽症なら薬を飲んで治ることもあるし手術で切除してしまえば再発することはない病気です。

ただし放置することは危険で、特に子供に起こった場合には早く受診することが必要です。子供の盲腸は気づきにくいことも。子供の盲腸を見過ごすとどうなるのでしょう?どうすれば早く盲腸に気付くことができるのでしょうか。

盲腸とは

「盲腸」というのは右腹部に位置する大腸の一部分の名称です。そして盲腸の先端から細長く飛び出ている数cmの臓器が「虫垂」で、炎症を起こすと虫垂炎になります。原因は虫垂に細菌が感染したために起こるとされています。

虫垂炎のほとんどは急性虫垂炎で、一般的に虫垂炎と呼ばれているものは急性のものが多いです。どの年齢にも起こりますが10~20代に多く5歳以下には少ないといわれます。

虫垂炎は重症度によって3段階に分類されます。

カタル性虫垂炎…軽症。抗生物質で炎症をしずめる。
蜂窩織(ほうかしき)炎性虫垂炎…虫垂に炎症が広がり症状が強くなる。手術が必要。
壊疽(えそ)性虫垂炎…虫垂が壊疽し破れて腹膜炎を起こす。危険なのですぐに手術が必要。

子供の虫垂炎はすぐに治療が必要な理由

子供の虫垂炎は症状の進行が早いためにすぐに治療をする必要があります。虫垂の壁が大人よりも薄く炎症を起こすと穿孔ができやすいからです。虫垂の穿孔から中にたまった膿や腸液が腹腔に流出すると、細菌感染を起こして腹膜炎を引き起こします。腹膜炎は命にかかわり危険です。

子供の場合、急性虫垂炎を発症して1日ほどで虫垂に穿孔ができることも少なくありません。自分で的確な表現ができないためその症状から大人が容易に虫垂炎と判断することは難しいものです。

こんな症状があれば虫垂炎の疑い

そこで虫垂炎の疑いがある場合のチェック法をいくつか覚えておくと安心です。こんな症状があれば普通の腹痛ではなく虫垂炎の疑いが強いのですぐに受診してください。

虫垂炎の症状

  • 最初は胃周辺の痛みや不快感がある(右腹部とは限らない)
  • 吐き気、嘔吐
  • 発熱
  • 次第に右腹部に痛みがうつってくる
  • うずくまったり前かがみの姿勢をとっている
  • ケンケンするとお腹に痛みがひびく
  • お腹を触ると痛がる
  • おなかをさすってあげても一向に楽にならない、または嫌がる

虫垂炎の治療

虫垂炎かどうかは血液検査やエコー検査などで判断されます。カタル性虫垂炎の場合は抗生物質を投与して様子を見ますが、慢性化することがあるので虫垂を切除するのが確実な治療法です。また炎症が強い場合にはすぐに手術が必要になります。

ちなみに虫垂はあってもなくても大丈夫。腸内細菌(善玉菌)を備蓄する機能を持ちますが現代人にはそれほど重要な器官ではなくなっているため、手術で切除しても問題ないのです。虫垂炎の手術自体は簡単で、回復も早く入院も長くありません。

私自身は中学3年生の時に虫垂炎の手術を受けた経験があります。お腹全体の言いようのない重ぐるしい腹痛と強い吐き気が数時間続き、親に訴えて近所の町医者に連れて行ってもらいました。町医者には「盲腸です。薬で散らしますか?」と聞かれました。

高校受験前で再発しては困るので手術を希望して大きな病院に行ったところ「破裂する寸前なのですぐ手術が必要だ」と言われすぐ手術室に入りました。腹痛が起きてから半日後です。

手術をして良かったです。自分でも虫垂炎は分かりにくく進行しやすいのだ、と思いました。親御さんはお子さんの様子を細かく観察していつもの腹痛と違うところがないか気づいてあげられるようにしてください。

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