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身内に大腸がんが多い?原因は遺伝子の変異が招くリンチ症候群かも!

なぜか家系にがんが多い

よく、がんの体質は遺伝するなどと言われますが、なぜか身内に、大腸がん、子宮体がん、腎盂がんや膀胱がんなどの尿路上皮がんが多く、しかもみんな50代くらいまでに発症しているという家系の人はいませんか?ひょっとするとリンチ症候群と呼ばれる、遺伝子レベルの疾患かもしれません。

このリンチ症候群のリンチとは人の名前からつけられている病名で、診断するには一定の基準が設けられています。原因は「ミスマッチ修復遺伝子の変異」によるものです。

簡単に言うと、人間の体の中で毎日コピーされている新しい細胞には、きちんとコピーできた細胞と、できなかった細胞があります。うまくコピーできなかった細胞を修復して正しい細胞にする遺伝子が突然変異で壊れてしまうため、修正されないままの細胞が、がんになってしまうのです。

変異した遺伝子が受け継がれてしまう

リンチ症候群の遺伝子を持つ人は、生涯のうち80%近くが大腸がんになる可能性があると言われています。また女性ならば、子宮体がんになる確率が50%以上と言われています。その他には、胃がんと子宮体がんというように、転移ではなく同時にがんが発生することもあります。

中には、数年おきに大腸がんや子宮体がんを繰り返している人もいます。まるでブレーキの効かない車が暴走しているようなものです。

防ぐ方法はあるの?

中には、リンチ症候群とわかっていても一生発症しない人もいるそうなのですが、残念ながら、現在のところは、ほぼがんができると想定したほうが良いようです。これからできるがんを、とにかく早期発見、早期治療に努めなければならないのです。

できるだけがんのリスクを減らすように、食生活にも気をつけましょう。リンチ症候群の人は、辛い食べ物や塩分の強いもの、高カロリーな食べ物、またお酒など、内臓を刺激する食品は避けたほうが良いでしょう。またタバコも良くありません。バランスの良い食生活は、リンチ症候群ではない人たちにも活かせる健康法です。

そして、身内に若くしてがんにかかっている人が多いと思われる人は、一度、遺伝子レベルでの検査をしてもらいましょう。がん検診は通常、40歳くらいから始めますが、もしリンチ症候群だとわかったら、20代の頃から、がん検診を必ず行うようにしましょう。

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