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加熱したトマトのリコピンで活性酸素を減らしガンを予防

今や年中市場やスーパーで出回っているトマト。ハウス栽培や露地栽培が年々進み、日本でもポピュラーな野菜の一つです。

しかし生産は増えている中、日本の年間1人辺りの消費量は約10kgです。トマトは世界中の野菜の生産・消費量の中でもトップを誇るので、日本の消費はかなり少ないほうだといえるでしょう。

私はトマトが昔から好きで、好んで生食をしたりトマトジュースを飲んだりしていますが、味が苦手だとか、わざわざ買ってまで食べないという人も意外に多いのです。

そんな方こそ、是非トマトの持つ沢山の効果を知って頂きたいと思います。

食用としてトマトがさかんになったのは戦後以降

そもそもトマトは中国から外来した野菜。日本で食用として知られるようになったのは昭和に入ってからの事です。

当時は苗で育てる農家も無く、生食はしないで洋食店での香辛料として使われる程度で、人々にとっても馴染みのない野菜でした。また今のトマトより酸味、匂いも強く、高価であったため一般家庭ではなかなか手には入らないものだったのです。

ですが戦後、食は多様化し日本の外食業も著しく伸びました。洋食やイタリアン等が日本でも受け入れられた背景で、トマトはもの珍しい野菜では無くなってきたのです。

今では品種改良が重ねられ、糖度の高い完熟出荷のものも人気を呼び、トマト生産農家も増えきています。

トマトの豊富なリコピンが身体を錆びさせない

トマトに非常に多く含まれるリコピン成分。緑黄色野菜のホウレンソウ等に含まれるβ-カロテン等と比べるとその抗酸化成分は2倍もあると言われます。

この抗酸化成分は、喫煙やストレス、添加物の多い食事、激しい運動等が要因となり発生する活性酸素によく効きます。活性酸素は細菌から身体を防御してくれるものですが、増え過ぎると体内の不飽和脂肪酸と合成し、身体を酸化させてしまいます。

“錆びる”という表現がありますがまさにそれです。活性酸素が増えると細胞から酸化するので皮膚は衰えて老化が進みます。身体が酸化する事は、内臓や骨・筋肉にもダメージを与えるので様々な病気の引き金になります。

リコピンはこのような活性酸素の発生を抑えて身を守り、既に酸化のダメージを受けた身体の修復も促してくれます。

活性酸素=がん細胞に打ち勝つ!

もっとトマトを消費したら良いと個人的に思うのは、日本の生活習慣病の1位を飾るがんへの効果です。

身体を気遣うならば、「置いておけば熟れてそのうち食べられる」とスーパーで青いトマトを大量に買わず、選ぶ際も気にしてみて下さい。

改良が進み見た目にも赤くて美味しそうな最近の品種が良いです。完熟しているトマトの真っ赤な色にこそ沢山のリコピンが閉じ込められています。

大体、中くらいの1~2個のトマトを毎日摂ると、活性酸素などの毒素に打ち勝つための免疫細胞の働きが改善するそうです。

またリコピンの濃度が高ければ高い程活性酸素の除去が行われるので、がん発生リスクが減少します。特に前立線がん、肺がん、大腸がん、胃がん等の予防にこのリコピンが効くとされ、食べ続けた患者の悪性腫瘍が小さくなったというケースも。

既にがん患者である場合でも食事療法においてトマトが注目されているのは、リコピンががん細胞の増殖を留めてくれて、転移や再発を防ぐ効果があるからなのですね。

身体への効果も倍になる加熱トマトが断然おすすめ

日本では生食やサラダとして家庭に出される事が多いトマト。しかし、その効果を高めるためにも加熱して食べる事をおすすめします。イタリアやギリシャ等トマト消費率の高い国では、加熱した料理が非常に多いのです。

ヨーロッパでは特にスープや魚介と煮込んだトマト煮、パスタや肉料理にもトマトソースが使われています。わざわざ生食で丸一個「健康のため」と食べる訳でなく、古くから食文化に根付いているのです。

またトマトの特徴として、脂溶性で油に溶けやすい事、加熱してもビタミン等の沢山の栄養を失わない事が挙げられます。むしろ加熱によって酸味が減って食べ易くなり、リコピンの体内吸収率もぐんと4倍近く増えるのです。

イタリアンでのトマトソースのパスタや、オリーブオイル・チーズと共に食べるトマトカプレーゼ等は、実は性質が活かされた料理なのですね。

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