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知っておいて欲しい抗がん剤治療の副作用など注意点

抗癌剤投与後の副作用はどのようにあらわれるのでしょう。

患者さんはあらかじめ医師から聞いていてご承知のことと思いますが、抗がん剤投与後は時間を経過しても後から出る副作用があります。

通院で最近は抗がん剤治療を受ける患者さんが増加するなか、後から出てくる副作用で体調を崩された場合、患者さんが、がん治療を受けている医師の元へ必ず行くとは限りません。違う医師、または総合診療(プライマリケア)を受診される患者さんも多いです。

その際、その患者さんが症状を訴えてきたときに副作用なのか、完全に別の疾患での症状なのか、適切に診断しなければ誤診となります。また患者さんも知識がなければ気がつきません。抗がん剤を受けてから日をおうごとにどのような副作用が考えられるのでしょうか。少しみてみましょう。

まず、治療後すぐには悪心、嘔吐、アレルギー反応、血圧低下、不整脈、呼吸困難、便秘、下痢を発症します。また2日目以降くらいから遅れて、遅延性の悪心、嘔吐、食欲低下、だるさ、便秘、下痢の可能性があります。

悪心、嘔吐に関しては1週間継続的に起こる可能性が高いです。1週経つか経たないか暗いからは、口内炎、下痢、だるさが継続してあります。

またこの頃から患者さんの体内では骨髄抑制が起きています。骨髄抑制による、好中球減少時の感染症、血小板減少時の出血、貧血による心不全症状などは治療継続の支障を引き起こし、ときに致命的になります。

また、下痢は2週間以上続く場合もあり骨髄抑制と重なります。下痢は粘膜障害型なので感染症に注意が必要です。また発熱性好中球減少症での好中球減少性腸炎や肛門周囲膿瘍などの感染症が起こります。

また、副鼻腔、口腔内(粘膜炎、歯肉炎、う歯、カンジダ炎)、皮膚、カテーテル刺入部、肛門周囲などは感染部位として注意深く感染症に注意が必要です。

2週間過ぎ辺りから脱毛、手足のしびれ、耳鳴りが出現します。これらも4週以降も継続しますし脱毛は酷くなっていきます。また肝障害、腎障害が血液検査でも分かるようになるのは1週経つか経たないかくらいから下がり始め2週目には高値ピークがわかるようになります。

そして患者さんがB型肝炎を持っている場合にはB型肝炎の再活性化が起きる可能性も高くなり、その場合の劇症化率は27%、劇症化してしまうと死亡率は100%です。

2ヶ月以内には間質性肺炎、2ヶ月以降には肺繊維症の発症の可能性も高まります。呼吸がしづらい、しんどいなどを患者さんが訴え続ける場合は注意が必要です。

抗がん剤の種類によっては末梢神経障害を高頻度に起こします。手足のしびれ、感覚障害、痛み、指先や足底の違和感、などを訴えます。早期発見、早期治療が大事です。

最後に、1度でもがんを発症した経験のある患者さんは神経質になるのが当然ですし、また総合的にかかりつけ医も神経質になり検査を必要以上にする場合が多いそうです。

確かに検査をするのが安心ですが、がんに関しては過剰検査が問題になっているそうです。過剰検査の背景には医師の診断力の無さ、勉強不足が十分に考えられると筆者は考えます。上述したような注意意外にももっと専門的にかかりつけ医師が勉強して診察にのぞんでいただきたいと思います。

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