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臆病だけどやられると激痛?!噂のやけど虫の正体と対処法について

「やけど虫」という変な名前の虫ですが

テレビやインターネットで「やけど虫」の被害に関する情報が流れており、話題になっているようです。やけど虫は昆虫?それとも何かのキャラクター?名前を聞くのが初耳の人にとっては、不思議な印象を持ちますよね。

実はやけど虫というのは夏に発生する昆虫で、ヒトがこの虫の被害にあうとやけどのような炎症を起こすことからその名で呼ばれているのです。正式名は「アオバアリガタハネカクシ」といいます。

アオバアリガタハネカクシという昆虫はメジャーではないため、名前を聞いてもどんな虫かさっぱり想像がつかない人も多いことでしょう。ところが、この虫の被害にあうと激痛に苦しむことにもなりかねませんから、是非特徴を覚えておいていただきたいと思います。

アオバアリガタハネカクシとはどんな虫?

アオバアリガタハネカクシを見たことがある人は多いでしょうか?この虫は体長が7ミリほどの細長い体型をした小さな虫で、見た目はアリやハサミムシに似ています。黒とオレンジ色の体色が特徴です。

世界中に分布し、日本でも北海道から南西諸島まで広く生息している虫なので、ひょっとしたら目にする機会はあるかもしれません。最近では鹿児島県に被害が多発しており、病院に駆け込む人が毎日出ているようです。

沼や水田など湿気の多い場所を好み、草むらや石の下などにも生息しています。ただし、夜は人家などの灯火に寄って来る習性があるので、家の庭先や家の中にまで侵入してくることがあります。

春から秋に活動していますが、特に夏になると人家の灯火に誘われて寄ってくることが多くなります。暑い時期には網戸にしていることが多いですが、この虫は網戸のすき間よりも体が細いために部屋の中に難なく入り込むことが可能なのです。

ちなみにこの虫はコウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科に属するハネカクシの一種です。ハネカクシにはたくさんの種類が存在しているのですが、ほとんどは自然に生息しており私達の目にとまることは滅多にない地味な存在の昆虫です。

見た目は羽がないように見えますが、普段は後翅を折りたたんでおり飛ぶことができます。羽を隠しているように見えるためにハネカクシの名前がついています。ハネカクシの全てがアオバアリガタハネカクシのようにヒトに危害を与えるのではありません。

アオバアリガタハネカクシの特徴は、体液にペデリンという毒素を含んでいる点です。この虫の被害は噛まれたり刺されたりして起こるのではありません。むしろ臆病な虫なのですが、体を潰すなどして体液がヒトの体に付着するとペデリンによってやけどのような炎症を引き起こしてしまうのです。

やけど虫に触れるとどうなる?

アオバアリガタハネカクシに触れただけでは被害は起こりません。ただし、思わず叩いて潰すなどして体液が出てしまうと皮膚に付着した部分に皮膚炎を起こします。

この虫の体液に接触してすぐには発症しません。接触して2時間ほど経ってからかゆみ、痛み、かぶれ、腫れ、水ぶくれといった症状があらわれてきます。体液は糸状に皮膚に付着することがあり、線状にみみず腫れを引き起こすことも多いです。

やがてやけどのような痛みがあらわれます。また、目に入ると激しい痛みや強い炎症を引き起こすこともあるので注意が必要です。

もしやけど虫にやられたら

アオバアリガタハネカクシを潰すなど体液が皮膚に付着してしまったら、すぐに水道水で十分に洗い流します。患部にはステロイド系の外用薬を塗ります。症状が起こったらすぐに皮膚科を受診し、分かっていればアオバアリガタハネカクシに接触したことを伝えるのがよいでしょう。

また、死骸や体液は有毒ですので素手で触れてはいけません。体液の扱いにはくれぐれも気をつけてください。

日常生活で気をつけることは?

自分から人を襲ってくる昆虫ではないので、屋外で見つけてもそっとしておけば問題はありません。下手に接触して体液をくらう必要はないのです。

灯火に寄せられて網戸のすき間から室内に侵入する行動は厄介です。殺虫剤等で虫よけ対策をすることでこの虫との接触を避けるようにします。

また、他の虫と間違えてうっかり潰しがちですが、体の特徴を知っておいてこの虫は潰してはいけないということを頭に入れておくとよいでしょう。部屋で見つけたら殺虫剤などで潰さないように駆除するのが一番です。

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