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毎年検診しても乳癌に?予防、早期発見の為の知識とセルフチェック法

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近年はワイドショーやネットニュースでも、芸能人の癌の話題が多くなっているように思いませんか?突然のニュースには「あんなにパワフルに活躍している人がまさか…!」「まだ若いのにどうして?」とショックを受けざるを得ません。

また癌にかかった方が既婚女性だと、こちらまでご主人やお子さんのことが気になり涙が出そうになってしまいます。

人ごとではありません。例えば、女性の癌で最も多い「乳癌」だと、今や10人に1人の割合でかかると言われ、誰がかかってもおかしくない病気になっているのですから…。

乳癌から命を守るためには「早期発見」が不可欠。定期健診はもちろんのこと、早期発見に本当に必要なものは何なのか?乳癌の正しい早期発見法について、一緒に考えてみましょう。


乳癌は女性に最も多く、患者数・死亡率ともに年々上昇している病気

乳癌とは、乳房の乳腺にできる悪性腫瘍のこと。

患者数は年々増えており、日本でも1970年代には乳癌にかかる人が年間1万人程度だったのに対し、現在では年間8万人と非常に多くなっているのです。

日本人に多い癌のTOP3は男性で1位が胃癌、2位が肺癌、3位が大腸癌。

女性で

  • 1位 乳癌
  • 2位 大腸癌
  • 3位 胃癌

となっており、女性の10人に1人が乳癌にかかっているとも言われています。

女性部位別癌死亡率グラフ

また女性の場合、癌の死亡数は乳癌ではなく大腸癌と肺癌で圧倒的に多くなっているのですが乳癌の死亡数は年々増えているのです。

(国立研究開発法人国立癌研究センター 癌対策情報センター より)

日本人に乳癌が増えたのは、食生活や女性のライフスタイルの変化が影響しているといわれています。

10人に1人の割合と言われるとほんとうに他人事ではありませんね。しかし食生活やライフスタイルが影響しているとは、どういうことなのでしょうか?

欧米人は8割が癌検診を受けている!受診率の低い日本の現状

肉や乳製品など動物性脂肪を多く含む欧米型の食生活は、癌の発症リスクを高めます。そのため、乳癌はアジアよりも肉や乳製品を多く摂取する欧米に多く見られます。

ですが欧米では乳癌の死亡数が年々減ってきているのです。これは欧米に乳癌の検診が普及していて、早期発見によって乳癌の治療できた人が多くなっているからなのです。欧米ではおよそ80%の人が癌検診を受診しています。
欧米日本女性比較イラスト

一方、日本は癌検診の受診率が50%以下とその低さが問題になっており、乳癌の検診を積極的に受ける女性は決して多くはありません。そのため、乳癌の発見が遅れて命を落としてしまう患者数が減らないのです。

乳癌のほとんどは、ほかの癌と比べても進行が比較的遅く、早期発見で治療すれば良好な予後が十分見込める病気です。

とはいえ、癌の発症リスクは40代以降で急上昇します。厚生労働省からも、40歳以上の女性は2年に1回の乳癌検診(視触診+マンモグラフィ)を受けるように指針が出ています。

該当する年には自治体から郵送で通知も送られてくるので、毎回受診して癌があっても早期に完治できるようにしたいですね。

乳癌による乳房全摘出手術を行なった芸能人のニュースが流れると、その直後には全国で乳癌検診を受ける女性が増え、検診を受ける女性の数が通常の5倍になった病院も出ていました。この意識の高さと受診率が、一時的ではないことを望みます。

話題にあがって一時的に検診を受ける人が増えても意味がありません。まずは行動すること。女性のみなさんはしっかり意識して受診しましょう!

えっ!毎年検診を受けても乳癌に?検診は完璧ではない

毎年乳癌検診を受けていても、その後に進行した乳癌が見つかってしまうケースもあります。これはなぜでしょう。考えられるのは、

  • 受診する人の体の状況によって、癌細胞が発見されにくくなっていたため
  • 癌が極めて発見しにくい部位にあったため
  • 進行の早い癌が検診後に発症してしまったため

とったケースが挙げられます。癌検診でひっかからなかったのに進行した癌が見つかってしまった時のショックは、想像しがたいものがあります。

「もしかして検査で癌を見落としたんじゃないか?」と医療機関を疑わざるを得ないかもしれません。しかし、ひとえに乳癌と言っても癌の性格がそれぞれ異なるため、低い確率ではありますが、検診で防げない乳癌が出てきてしまうこともあるのです。

女性の体はホルモンによって変化するため、日によっては、乳腺を覆う乳房の脂肪の厚みや乳腺の濃度が、マンモグラフィ検査の精度に影響する場合もあります。

またマンモグラフィ検査のみを受けてもその効果は完璧には得られません。乳癌検診は超音波エコー検査とマンモグラフィ検査をどちらも受けることで、早期発見がのぞめるのです。

どちらの検査も受けるべき興味深い理由と、最新の検診方法についてはこちらの記事をご覧ください。
乳癌検診はマンモ?超音波エコー?見逃さず早期発見なら併用が正解

毎年の検診でもダメなんて…と落ち込まないでくださいね。年1回の検診と今からご紹介するセルフチェックで早期発見できるかもしれません!

年1回の検診に併せてこのセルフチェックを!月1回のセルフチェック方法

そこで癌の早期発見をより確実にするためにと、月1回のセルフチェックも推奨されているのです。

医療機関には分からない微妙な体の変化に気付けるのも、自分の体だからこそ。自覚症状のないまま癌検診で発覚する初期癌も多いのですが、「ちょっとした違和感」や「本能的な勘」で発見できることも少なくありません。

乳癌のセルフチェック法を紹介しますので、是非お試しください。

鏡の前でチェック

脱衣の状態で、鏡の前に両腕を下げて自然に立ちます。自分で

  • 乳房の形や皮膚の色に変化がないか
  • 皮膚や乳首にひきつれがないか
  • 乳首のただれやへこみがないか

をチェックします。次に両腕を上げて、上記のチェックを同じように行ないます。

乳癌鏡の前でチェックイラスト

仰向けになって乳房のしこりをチェック

仰向けに寝て、背中の下に枕か折りたたんだバスタオルを入れます。左手を上げて頭の下に入れ、右手を左乳房にあてます。

乳首より内側の乳房の表面を中央に向かって指の腹を滑らせ、しこりがないかチェックします。同じように左手で右乳房もチェックします。

次に、乳房の外側のしこりをチェックします。同じ姿勢で乳房の外側から中央に向かって指の腹を滑らせ、左右の乳房にしこりがないかチェックします。

乳癌仰向けになって乳房のしこりをチェックイラスト

乳頭とわきの下のリンパをチェック

リンパ節にしこりがないかチェックします。立っている状態で、右手の指を伸ばしてそろえ左脇の下に入れ、左脇の下にしこりがないかチェックし、手を変えて同じように右脇にも行ないます。

乳癌乳頭とわきの下のリンパをチェック

次に左右の乳首を軽くつまんで、乳頭から血液の混ざった分泌物が出ないかチェックします。

乳癌乳頭とわきの下のリンパをチェック2

(アストラゼネカ株式会社 自己検診|乳癌.JP より)

生理前などはホルモンの影響によって、乳腺が硬くしこることがあります。このように一時的にみられるしこりは乳癌とまぎわらしいため、生理のある人は生理終了から4~5日後にチェックするのがおすすめです。

閉経後の女性は毎月、日にちを設定して行なうと良いでしょう。

年1回の乳癌検診に併せてセルフチェックを月1回の習慣とし、万が一の乳癌の早期発見を心がけましょう。

また、少しでも乳房や脇に違和感があれば、すぐに婦人科または乳腺専門の医療機関を受診してください。必ずしも癌とは限らず、良性の病気(乳腺の炎症など)の可能性もありますよ。

繰り返し実践すれば手順も覚えてきますよ。万が一のことを考え、自分のために習慣化しましょうね。

セルフチェックは20代から癌検診は30代から

乳癌は40代~50代に多い病気ですが、若い女性にもみられます。そこでセルフチェックは20代から、癌検診はできれば30代から定期的に受けることをおすすめします。乳癌検診には次の方法があります。

  • 視診・触診
  • 乳房や乳頭にしこりやひきつれがないかチェックする

  • 超音波検査
  • 皮膚の上から超音波を当て微細な癌を画像に映し出す

  • マンモグラフィ
  • 乳房専用のX線で初期の石灰化や腫瘍を見つける

超音波検査は若い人や乳房に炎症のある人、妊婦など放射線の被爆を避ける必要のある人に適しています。

マンモグラフィは乳房の脂肪を伸ばすことで癌細胞がはっきり見え、癌のリスクが高い世代に欠かせない検査です。被爆量はごくわずかなので、妊婦や授乳婦を除いて健康被害の心配なく検査を受けることができます。

マンモグラフィ検査を受けたい時、近くの医療機関(婦人科・乳腺科・乳腺外来)などに問い合わせ、マンモグラフィ検査を行なっているか確認してから予約を入れると良いでしょう。

最初から最後まで女性が担当してくれる安心の医療機関も増えてきています。自分はまだ大丈夫…ではなく、一度問い合わせてみてくださいね。

こんな人は要注意、乳癌のリスクが高いかもしれない人の特徴

以下に紹介する項目に多く当てはまる人は乳癌を発症する可能性が高いかもしれません。

あなたはいくつあてはまりますか?

喫煙の習慣がある

喫煙が身体に悪影響を与えるのは周知の事実ですが、勿論乳癌に直接関わる訳ではありません。

まずは呼吸器官系・循環器系に癌細胞が増え始め、そこから乳癌へ育つ危険性があります。今は禁煙用グッズや保険が効く医療方法もありますので、長い目で自らの健康を見て、禁煙を試みては如何でしょうか。

飲酒の習慣・糖分の多い嗜好品を好む傾向がある

飲酒や糖分の過剰摂取について、医学上の直接的な関連性は示されていませんが、癌細胞は糖分を栄養分として増殖します。

因みに、PET検査はその特性を利用して癌細胞の検出を可能にしています。嗜好品に関しては一日に摂取しても良い量を把握して、過剰摂取を防ぎましょう。

長期に渉り夜勤を続けている

免疫関係に関わるホルモン分泌が活発になる夜、本来眠り休息する時間帯に活動する事は、自分が思っている以上に身体へ大きな負担を掛けています。

職業上仕方ない場合もあると思いますが、免疫力が低下しやすい事を考慮して身体に負荷を掛けないように生活しましょう。

夜勤と乳癌発症の関係については以下の記事で詳しく紹介しています。
深夜勤務はホルモンの関係で乳癌を招く!男性では前立腺癌の危険

ワイヤーがきつく当たるブラを着用している

ブラジャーのサイズが実際よりも小さく、特にワイヤーの端が身体に当たるようなものを着用している場合は要注意です。

これも医学上関連性はまだ明らかにされていませんが、乳腺やリンパ腺の流れを妨げる事が乳房に悪影響を与えるであろう事は想像に難くありません。出来ればワイヤーレスのものの着用頻度を増やし、乳房への負担を軽減させましょう。

乳癌の発症リスクを抑える食品、控えたい食品

特に大豆類の大豆イソフラボンが注目されていますよね。これについては次項でお話します。

他にも乳癌を予防できる食品はどのようなものがあるでしょうか。

乳癌予防に:青魚

サンマ、イワシ、サバなどの青魚に含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸に、乳癌の発症リスクを抑える効果があります。

n-3系多価不飽和脂肪酸は、細胞の癌化を抑える作用があるとされています。なるべく新鮮なものを食べるようにしましょう。

乳癌予防に:野菜

野菜に含まれるビタミンA・C・Eやポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素によって細胞が癌化するのを防ぐ効果があります。

逆に控えたい食品として、「飽和脂肪酸の多い食品」というものがあげられます。

飽和脂肪酸が多いのは脂身の多い肉、乳製品です。

飽和脂肪酸はエストロゲンに作用して乳癌の細胞を増やし、またカロリーが高く肥満の原因になります。中でも牛乳や牛肉の過剰摂取は女性ホルモンを増やす可能性があるとして、乳癌には良くないと言われています。

牛を効率良く肥育するために成長ホルモンが使われており、牛乳や牛肉には女性ホルモンが含まれているからです。

国内では必要な時にだけ成長ホルモンの投与が認められていますが、外国は日本と規制が異なるために輸入牛肉には女性ホルモンが多く含まれている可能性があります。

いずれも国内の安全基準をクリアしているものですが、心配な方は牛肉と牛乳を気持ち控えると安心できますね。

「豆乳で乳癌に」はホント?イソフラボンと乳癌の関係

乳癌とよくセットで論じられる大豆。なぜ大豆が焦点にあてられるのでしょか?

それは大豆にイソフラボンが含まれているからです。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンととても良く似た性質を持っています。

乳癌の多くはエストロゲン(女性ホルモン)の影響を受けて発症する「エストロゲン依存性乳癌」です。

乳腺で異常化した細胞がエストロゲンの作用で増殖し、乳癌に進展してしまいます。エストロゲンは女性の妊娠・出産に欠かせない重要なホルモンなのですが、エストロゲンが多くなり過ぎると乳癌の発症リスクが高くなってしまうのです。

また肥満も乳癌の発症リスクを高めるというのは、脂肪が多い女性ほどエストロゲンが多いため。副腎から分泌されるホルモンは、脂肪細胞でエストロゲンに変換されるのです。

米国の「癌予防研究II」からも、女性はウエストのサイズが10㎝増えるごとに、乳癌の発症リスクが13%高まることが発表されています。

このことから食生活の面では、エストロゲンが増えないように気をつけ、肥満を防ぐことが必要と考えます。

ただしホルモン剤を使うと副作用も強いので簡単にはいきません。またイソフラボンの過剰摂取はエストロゲンの分泌を乱し、逆に乳癌の発症リスクを高めるおそれがあるので、過剰摂取になりがちなサプリメントに頼るのは良くありません。

そこでエストロゲンによく似た性質を持つ、大豆イソフラボンが注目され始めたのです。

大豆に入ったイソフラボンがエストロゲンの過剰分泌を防ぎ、乳癌になりにくい体質を作ってくれるのです。

元々大豆という天然由来のものなので副作用などもありません。

イソフラボンはエストロゲンによく似た作用をすることで知られており「エストロゲンに似ているなら、乳癌には良くないのではないか」と心配される方も多いようです。

普段食べている大豆製品によって乳癌が増えたという報告はなく、大豆が栄養豊富であることからも、むしろ女性が積極的に食べたい食品といえるでしょう。

ただしイソフラボンはエストロゲンの過剰分泌を防ぐ可能性以外にも、エストロゲンが少ない人の体内ではエストロゲンの働きを補う可能性があり、摂取する人によっては逆効果になる場合もあると言われています。

男性の場合、元々エストロゲンに体がさらされる機会が少ないので、大豆摂取でエストロゲンにさらされる可能性が高まるという見方があります。

また、乳癌患者で抗エストロゲン治療を行っている方は、主治医に豆乳は飲まないように指示されることもあります。

ケースバイケースですので、大豆を食べれば乳癌が治る、乳癌に絶対にならない、ということもないですし、逆に大豆のせいで乳癌になるとも断言できません。

同じ大豆でも、遺伝子組み換え大豆は健康被害が起こる可能性もあると言われています。

イソフラボンの摂取量についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
女性ホルモンのイソフラボン、摂取量を誤ると危険がいっぱい!

乳癌の進行を表すステージとは?乳癌の治療方法について

乳癌には4つのステージがあり、それによって現在より5年以上生きていられるかの確率が異なります。

病期/ステージ 5年生存率
Ⅰ期 98.20%
Ⅱ期 91.50%
Ⅲ期 67.50%
Ⅳ期 31.50%

ステージ4期では脳や骨、肺や肝臓などに遠隔転移している状態です。痛みがひどく、鎮痛薬のモルヒネを用いて痛みを中心とした症状の緩和治療が主となります。

乳癌治療:化学療法

抗がん剤によりがん細胞を死滅させる治療法です。乳がん治療においてもっとも効果的とされていますが、副作用が大きいためデメリットが目立ってしまいます。

主に乳癌治療に用いられる抗がん剤は以下のものがあります。抗がん剤の名称の頭文字をとって療法名にされています。

CMF療法
  • シクロホスファミド
  • メトトレキサート
  • フルオロウラシル
CAF療法
  • シクロホスファミド
  • ドキソルビシン
  • フルオロウラシル
AC療法
  • ドキソルビシン
  • シクロホスファミド
CEF(FEC)療法
  • シクロホスファミド
  • エピルビシン
  • フルオロウラシル

乳癌治療:外科手術後の再発を防ぐホルモン療法

癌細胞は増殖を繰り返し肥大と転移をしますが、この増殖に女性ホルモンを使用する細胞と使用しない細胞があります。

外科手術により切除した細胞を検査しこの種類を判明、女性ホルモンをコントロールして再発しないようにする療法です。

主に乳癌治療に用いられるホルモン剤は以下のものがあります。

  • タモキシフェン(製品名:アドバン、エマルックなど)
  • ゴセレリン(製品名:ゾラデックス)
  • アナストロゾール(製品名:アリミデックス)

乳癌の癌摘出手術の方法、再建手術の方法とは?

ステージごとや症状の進行具合に応じて切除する範囲などが異なります。

乳癌の切除手術の種類と方法

乳房温存手術では腫瘍を含めた乳房の一部を切除します。切除範囲は進行具合により異なり、以下のような理由でこの手法が適応されない場合があります。

  • 2つ以上の腫瘍が点在する
  • 腫瘍が4~5センチを超える大きさである
  • 石灰化が広範囲にみられる
  • 美容的な理由などで患者が希望しない場合

また腫瘍の位置や広がっている範囲、体面からの深さに応じて切除される具合がかわります。早期に発見されて軽度である場合は小さい範囲を切除するだけですみますが、腫瘍や石灰化がひろがっている場合は乳房を切除せざるを得ません。

乳癌の切除手術の種類と切除範囲

広範囲、また全乳房切除術の場合は「女性としてバストを失うのは…」と手術後の容姿がよくない、と患者がストレスを感じてしまうことが多くあります。

シリコンか生理食塩水を用いた乳房再建手術

乳癌による乳房切除手術を受けた後、形成外科による乳房の再建手術が行われます。

  • シリコン
  • 生理食塩水

どちらかを用いたインプラント手術です。

乳房の再建手術の方法と内容物

感触は自然な乳房とは異なりますが、多くの患者の希望でこの再建がおこなわれます。

シリコンは内部で漏れ出すことがあり、それにより見た目がいびつになる、血液に混ざり込み癌の原因になる、という弊害も報告されています。しかし、漏れ出したシリコンが直接癌の発生に関与しているという論証はありません。

とはいっても、やはり報告がある、否定はできないといった状況のため、現在ではシリコンでのインプラントが使用される件数は減ってきています。

ステージ1期までなら完治も可能!乳癌は防げる・治せる病気

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医療は進歩しており、癌のステージ(病期)が進んでも、治療によって癌を克服している方もたくさんおられます。しかし、乳癌がリンパまで転移していると、乳房の全摘出は免れることができない場合もあります。

乳房は女性らしさ・母性を象徴するパーツで、乳房を切除する決断は女性にとって格別に辛いことでもあります。研究が進んでいる乳房の再生手術に期待が寄せられますが、できれば初期癌の段階で苦痛も少なく完治させてしまいたいですね。

日本乳癌学会によるとしこりの大きさが2cm以下でリンパに転移していない0期~1期の乳癌ならば90%以上の割合で完治が可能とのことです。

乳癌は、防げる・治せる病気なんですね。女性で癌検診を受けていなかった方は、お早めに医療機関へ。またセルフチェックも簡単なので、是非習慣にしてくださいね。

キャラクター紹介
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