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突然血尿がでたら…膀胱がんの自覚症状と病気を克服する方法

血尿は決して見逃してはいけない病気のサインです。もし最近、血尿が出たという人や、少し前に血尿が出たけれど、いつのまにか出なくなったという人は、膀胱がんの疑いもあります。血尿によって発見できる病気と対処法をご紹介します。

血尿には2種類ある

血尿には大きく分けて2つの種類があります。1つは、健康診断などで尿検査をした時に、尿に微量の血液が混じっている場合。もう1つは、トイレで用を足している時に、自分でもはっきり分かる、鮮やかに真っ赤な血尿が出る場合です。

どちらも病気の可能性が高いのですが、この記事では後者の、自分でもはっきりと血尿だと分かるほうを取り上げたいと思います。

心当たりのある人は、たとえ今、血尿が治まっていたとしても、決して治ったと考えずに、この記事を最後まで読んでいただきいたいと思います。それが、あなたの命を守ることにつながるのですから…。

突然の血尿、原因は?

血尿が出た場合、何か重大な病気に犯されているのでは?と考えるのが普通です。とても不安な気持ちにもなると思います。もちろん、すぐに病院に駆け込むのが一番なのですが、実際には、怖くなってなかなか病院に行けない人が多いのです。

そこで、まずは血尿の原因をある程度予測することから初めてみましょう。血尿は、血尿が出た時の年齢でおおよそ、その原因となる病気があげられます。ポイントは40歳未満か、40歳以上かということです。

40歳未満の人…膀胱炎、尿道炎、尿路結石、腎臓結石、腎盂腎炎
40歳以上の人…膀胱がんの可能性が高い、前立腺がん、腎臓がんの疑い

あくまでも目安ではありますが、年齢が40歳を超え、年齢が上がるほど、膀胱がんである可能性が高くなります。膀胱がんの人の95%は40歳以上の人に発病しています。性別は、男性と女性が3:1の割合で、男性の方が3倍多い傾向があります。

また、幸いにも膀胱がんでなかったとしても、前立腺がんや腎臓癌など泌尿器の悪性腫瘍である疑いもあり、対処が遅れると命に関わります。

排尿時に痛みがあるか?

次のポイントは、排尿時に痛みがあったかどうかという点です。痛みがあったという人は、少し安心しても構いません。痛みは感じなかったという人は、膀胱がんである可能性がさらに高いので、痛みがないからといって安心してはいけません。

この理由は、痛みがあるということは、膀胱や尿管に結石ができ、その結石が粘膜を傷つけた事が考えられるからです。結石であれば、その石を取ってしまえば何ともありませんから、まずは一安心ということが言えます。

最も深刻な膀胱がんに気付く

年齢が40歳以上で、血尿に気がつき、痛みの症状がない場合に、考えられる病気の中で最も深刻なのは膀胱がんです。ですが、こうした兆候に気付いただけでも幸運なことなのです。

多くの人は、血尿が出ても疲れのせいか、きっと何かの間違いだろうと考え、現実を受け止めず、何の治療もしない人の方がはるかに多いのです。現実を受け止められる勇気がある人なら、たとえ膀胱がんであっても、必ず乗り越えられるはずです。

膀胱がんの治療に向けて

血尿は、ある日突然起こりますから、膀胱がんに気づくことも突然のことになります。そこで、膀胱がんの原因は何かということにも触れておきましょう。

膀胱がんの原因として大きな要素は、芳香アミン類という染物工場などで使う化学物質の影響があげられています。もし、染物を扱うような職業に携わったことがあるという人は、かなり確定的だということになります。

また、ヘビースモーカーも膀胱がんの重大な危険因子となり、喫煙者は非喫煙者に比べて、4倍も膀胱がんを発症するリスクが高くなることが分かっています。

また、過去にフェナセチンという成分を含む解熱鎮痛剤を長期間使用していると、膀胱がんのリスクが高まる、と指摘されていました。この鎮痛剤は現在では発売されていませんが、過去に服用暦があればリスクの1つになります。

膀胱がんの進行を抑える方法

膀胱がんを悪化させる大きな要因は、染物につかうような化学物質とタバコですから、染物関係の職業であっても中断して治療に専念することと、禁煙を徹底することに尽きます。

膀胱がんを克服するには

3日くらい便が出なくても死ぬことはありませんが、1日でも尿が全く出ないと人間は死んでしまいます。膀胱がんを含めた泌尿器はそれだけ重要な役割を果たしています。ここからは、膀胱がんを克服する方法を考えていきます。

ガンを抑制するβ-グルカン

膀胱がんを克服するためには、β-グルカンという成分を多く摂ることが、かなり有効だと考えられています。β-グルカンは、膀胱がんを含めて、がんや腫瘍を小さくする働きをがあることが分かっています。

β-グルカンは、何も特別なものではなく、市販されているキノコに多く含まれている成分です。β-グルカンを多く含むキノコをあげると次のようになります。

【キノコの種類と100g中のβ-グルカンの含有量】
・椎茸    30.8mg
・舞茸    27.5mg
・エリンギ  20.9mg
・ひらたけ  17.5mg
・ぶなしめじ 15.0mg
・なめこ   13.6mg

何も特別なキノコでなく、椎茸や舞茸、エリンギといった手軽に手に入るキノコでも十分な抗腫瘍作用が期待できますから、積極的に摂るようにすれば、がんを克服することも決して不可能ではありません。また、治療後の再発防止にも活かせます。

β-カロテンも有効

βーカロテンは、おなじみの栄養素かもしれませんが、皮膚や粘膜を強くする働きだけでなく、粘膜にできたガンを抑制するという大きな効果も持っている栄養素です。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるのですが、多く摂りすぎても、体内に蓄えることができ、必要な分だけがビタミンAとして変換されます。

β-カロテンは、他のビタミンのようにすぐに排泄されることがなく、体内で長期的に安定した抗がん作用が期待できるのです。これは、がん細胞を撃退するにはとても効果が高いと考えられます。β-カロテンを含む食品には次のようなものがあります。

豚レバー・あんこうの肝・銀ダラ・銀ムツ・ニンジン・カボチャ・モロヘイヤ・ホウレン草・春菊

リモネンにも抗腫瘍作用あり

リモネンという成分にも膀胱がんを抑える効果があることが確認されています。リモネンは、みかんやレモン、グレープフルーツなど柑橘類の皮の部分に多く含まれる成分です。

普通は皮の部分は捨ててしまうかもしれませんが、がんを克服するためには、あらゆる方法を実践してみることが大切です。みかんの皮をそのまま食べることは難しいですが、皮の部分を油で揚げて、砂糖などをまぶして食べるような工夫もできます。

また、皮ごとミキサーにかけてジュースにすれば、皮と実の栄養を丸ごと摂ることもできますし、皮ごと使ったジャムやマーマレードにして食べるのも良い方法だと思います。

コーヒーの飲み過ぎに注意

コーヒーに含まれるカフェインが、膀胱がんを誘発すると考えられています。コーヒーを飲む量が多いほど、膀胱がんにかかるリスクが高くなります。1日1~2杯程度にしておきましょう。タバコとコーヒーの組み合わせは特に良くありません。

できるだけ水を飲む

膀胱に有害な物質が付着したとしても、普段から水を多く飲むようにすると、有害物質が希釈され、尿としての排出が多くなります。体は水分を一定に保つようにコントロールされているため、水は体に溜まることなく、飲んだ分は必ず排出されます。

また、水を多く飲むことは、膀胱がんの発生を予防するだけでなく、便秘の解消や尿路結石の予防にもつながります。

膀胱がんでない血尿の原因

幸いにして膀胱がんではなかったとしても、血尿があったという事実は、何らかの病気のサインに間違いありません。ここからは、膀胱がん以外の病気の可能性を考えます。

20代の若者に多い血尿の原因

20代の比較的若い人に多い血尿の原因に、ナッツクラッカー症候群という病気があります。クルミ割り現象という意味です。これは、激しい運動をした時、腎臓が運動の衝撃によって上下に揺れ、クルミが割れるように傷ついて起こる血尿です。

腎臓はちょうど握りこぶしくらいの大きさで、腰の後ろのあたりに、左右1つずつありますが、腎臓には心臓から送られる血液の4分の1が詰まっていて、比重が重いので、運動などで激しく動くと腎臓も激しく揺れるのです。

ナッツクラッカー症候群は、あくまでも外傷なので、しばらく運動をやめて安静にしていれば、自然に治ることが多い症状です。ボクサーのように激しい運動をする選手が試合後に、この症状による血尿が現れることがよくあります。

女性に多いのは腎盂腎炎

女性に多いのは、腎盂腎炎という細菌性の感染症です。女性は尿道が短く、膀胱と腎臓をつなぐ腎盂の部分に炎症が起こりやすく、出血する場合が多いのです。発熱や痛みの症状が強い場合は、腎盂腎炎が疑われます。

とてつもなく痛い尿管結石

尿管結石は、今までに経験したことのない、非常に激しい痛みが生じるのですぐに分かります。救急車で搬送されることも多いのですが、治療は簡単で、石をとってしまえば何事もなかったように病院から歩いて帰れます。

膠原病も血尿の原因に

女性の血尿の原因では、膠原病によって起こる場合もあります。膠原病の場合は全身に炎症が起こるので、腎臓から尿道まで尿の通り道に炎症が起これば、そこから出血し血尿となって現れます。

血尿は泌尿器の病気と考えられがちなので、膠原病の持病がある場合には、診察のときに医師に伝えるようにしましょう。

血尿には腎臓がんを含め、様々な病気によって起こります。一番問題なのは、血尿が出ても見てみぬふりをすることです。体が発してくれる、これだけ大きなサインを見逃すことは、赤信号を無視するようなもので、いずれ大事故につながるでしょう。

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