TOP > > お口が臭いと嫌われますよ!高齢者に多い口臭の原因と予防の仕方

お口が臭いと嫌われますよ!高齢者に多い口臭の原因と予防の仕方

自分では気がつきにくいマナーの1つに、口臭があります。特に高齢者の口臭は、マナーの問題だけでなく、体に潜む病気のサインである可能性も高いのです。高齢者の口臭の原因と対策をご紹介します。

口臭は自分では気づかない!?

誰しも自分の口臭によって人を不快にさせているとすれば、自分自身も気分が悪く、すぐに治したいと思います。しかし、ほとんどの人は自分の口から口臭がしているとは感じていないのです。例えば、他人の家に入るとその家の臭いを感じることがあると思います。

でも、その家の人はその臭いにほとんど気づいていません。人の鼻は自分から出る臭いや、普段暮らしているところの臭いには鈍感になるように、脳が臭いを誤魔化しているのです。

これは、自分の臭いや住んでいるところの臭いにいちいち過剰に反応していたら、その人の日常生活に支障が出るからです。脳は腐った食べ物など、危険や害を察知する部分を残して、生きていく上でそれほど問題とならない臭いには鈍感になるのです。

高齢者に多い口臭の3つの原因

高齢者は若い人に比べて、口臭の原因となる要素が多い場合があり、マナーを考えるのであれば、その原因をしっかり知っておくことが必要です。高齢者に多い口臭の原因をあげていきます。

1.最大の原因は歯垢

口臭を発する原因で、最も多いのが歯垢です。歯垢は歯の中に住む細菌の塊ですが、食べ物や食べカスをエサにして口の中で増殖していきます。少し極端に言えば、口の中に生ごみがあるのと同じようなものです。

歯垢は口臭の直接の原因であるだけでなく、虫歯や歯周病を引き起こし、細菌の増殖を加速するのです。高齢者は虫歯や歯周病にかかりやすいので、臭いの元となる物質ができやすいため、口臭も起こりやすくなるのです。

2.唾液の分泌の低下

唾液は消化酵素であるとともに、口の中の細菌を殺菌する役目をしています。口の中に歯垢が増えると、唾液の分泌がさかんになって細菌を殺菌するのですが、高齢になると唾液の分泌が衰えるため、歯垢の原因となる細菌が繁殖しやすくなるのです。

3.入れ歯やブリッジの影響

高齢者で入れ歯やブリッジをしている人も多いと思いますが、毎食後に入れ歯やブリッジを磨いたり、消毒したりすることは少ないと思います。入れ歯などを手入れをする間隔や頻度が少なくなれば、歯垢も溜まりやすく、口臭が発生しやすくなるのです。

口臭の原因となる病気には注意

高齢者の場合、口臭の原因となる病気が潜んでいることも多いので、病気による口臭には特に注意が必要です。口臭の原因となる病気をあげていきます。

胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃炎や胃潰瘍など胃腸病にかかっていると、食べた物が消化不良を起こし、胃の中で滞留したり発酵したりするので、胃から臭いが逆流してくる場合が多いのです。特に高齢者は、胃腸の働きが鈍くなっていることが口臭の原因になるのです。また、胃炎や胃潰瘍など胃腸病によって起こる口臭は、卵が腐ったような臭いがするのが特徴です。

便秘

高齢になると、腸を動かす蠕動運動が衰えたり、便意を伝える神経が鈍感になるので、便秘が起こりやすくなります。便秘になると腸の中で毒素を持つガスが発生し、血液を通って全身に流れる場合があります。

血液を通った有害なガスは口からも吐き出されるので、食べ物の腐敗臭のような臭いがするようになります。便秘が原因の場合は、口臭だけでなく体全体から悪臭が放たれるので、口臭と重ねて不快な臭いが強くなってしまいます。

肝機能の異常

肝臓の働きも口臭と関わりがあります。肝臓では、血液中の臭いの元となる物質を分解して臭いを消す働きをしています。しかし肝臓の機能が衰えていると、臭いの物質を分解しきれなくなり、口臭が発生するのです。肝臓が原因の口臭は、カビの臭いや、ニンニクと腐敗臭が合わさったような臭いがするのが特徴です。

糖尿病

糖尿病になると唾液の分泌が衰えるため、口の中を殺菌する機能が弱くなり、歯垢が増えるため、口臭が強く発生します。さらに、糖を分解するインシュリンが不足するので、脂肪が分解されてケトン体という物質が作られます。

ケトン体は脂肪の燃えカスとも言えるのですが、悪臭を放つ物質なので、これが血液を通して全身に回っていき、口臭が強くなります。糖尿病による口臭は、甘酸っぱい臭いがするのが特徴です。

肺炎やCOPD

高齢者の口臭の原因で最近特に増えているのが、肺炎やCOPDが原因で起こる口臭です。肺炎やCOPDにかかると、肺や気管支の粘膜が炎症を起こし、炎症が進むと組織が化膿して細菌が増殖するので、強い口臭が起こります。

肺炎やCOPDによる口臭は、肉の腐ったような、ツンとする生臭い臭いが特徴です。もちろんタバコが原因であれば、タバコ臭と重なりさらに強い悪臭がします。

コーヒー好きな人も口臭に注意

コーヒーが好きで毎日欠かさず飲む人もいると思いますが、コーヒーは交感神経を刺激して唾液の分泌を抑制することや、コーヒーに含まれる匂いの物質が口臭の原因になります。コーヒー好きの人は、口臭対策も万全にしたほうが良いでしょう。

その他

その他にも、腎臓の病気による口臭はアンモニアの分解能力が衰えるので、アンモニア臭がしますし、蓄膿症の場合は、魚が腐ったような臭いがします。

このように、口臭は口の中だけの問題ではなく、体に潜む病気が元になって起こる場合も多いので、他人に対するマナーとともに、自分の病気を発見する手掛かりにもなると考えましょう。

高齢者に多い口臭の予防法

高齢者に多い口臭の原因は色々ありますが、その口臭をどのように予防すれば良いのでしょうか。口臭の予防法をご紹介します。

口臭予防の基本はブラッシング

口臭の予防は、高齢者でも若い人でも基本はブラッシングです。先ほどあげたように、口臭は自分自身では感じないものです。人から指摘されれば分かりますが、面と向かって口臭を指摘する人も少ないと思います。

ですから、食事の後30分以内に歯磨きをして、入れ歯やブリッジなどはこまめに消毒するようにしましょう。特に歯周病があると臭いが強くなるので、歯磨きとともに歯周病対策をする必要があります。これは最低限のエチケットといえるでしょう。

歯周病による口臭には水でブクブクうがい

歯周病は口の中の歯周病菌によって起こりますが、口臭の原因にもなります。歯周病菌は口の中が酸性になると繁殖が活発になるので、常に口の中を中性かアルカリ性にしておくと菌の増殖が抑えられます。

口の中の酸性度を解消する最も簡単な方法は、口に水を含み、ブクブクうがいをすることです。物を食べた後には必ずブクブクうがいをすると、口の中の酸性の度合いが低くなり、歯周病の予防につながり、口臭予防にもなります。

お茶より水を飲むと良い

緑茶を飲むと、カテキンの殺菌作用で歯周病の予防になると考える人もいますが、お茶にはカフェインが含まれているので、利尿作用が起こり体内の水分が少なくなってしまいます。水分が不足すると唾液の分泌も悪くなります。高齢者は緑茶はほどほどにして、水で水分を補給するようにしたほうが良いのです。

アルカリ性の食品をたくさん摂る

口臭予防には、アルカリ性の食品をたくさん摂るようにすることも効果的です。アルカリ性食品とは、海藻類や緑黄色野菜が代表的です。逆に、肉類など酸性の食品が多くなると、唾液の分泌が悪くなったり、内臓の働きが弱くなります。

特に動物性の食用油やトランス脂肪酸などは体内で酸化して、体を強い酸性に傾けますから、口臭を予防するためにも油には注意して下さい。

見た目にも注意!

高齢になり、見た目やファッションを気にしなくなり、毎日同じ服装ばかりだと、それだけで汚らしく、臭いがするように感じてしまうものです。身なりを清潔にすることに、何一つ悪いことはありません。身なりにも気をつけましょう。

この他にも、ストレスや運動不足が原因で口臭が強くなることがあります。とかく高齢になると、人に対するマナーやエチケットに無頓着になることが多いようです。人が不快に感じれば、結局、自分が損をすることになりますからご注意を。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る