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接し方次第でこんなに変わる!「自閉症」の人の正しい対処法とは?

自閉症とは・・・?

1,000人に1~2人の発症率といわれる、生まれつきの脳の障(中枢神経系)で、完治する事はありません。男女比は、およそ4対1の割合で、男子に多い。主に3歳以前の乳幼児期に発症し、身のまわりの物事や状況を正しく理解できないため、様々な問題行動が出る。


自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを汲み取り理解する事がとても苦手。そのため、行動も自分勝手に見え、わがままに取られる事が多い。普通の喋り方や、コミュニケーションの取り方、人や物事への適切な関わり方を習得するのが難しい。

合併症として、精神遅滞・学習障害などの発達障害や、てんかん発作を起こす事もある。

原因は

脳の情報伝達処理の仕方に問題があるとも考えられているが、一般には原因不明の病気である。

主な特徴

(1)対人関係における障害

・周囲の人とうまく関われないので、仲間に入れない
・周囲に対して無関心
・視線をそらす
・人の表情や感情を読み取る事が出来ない

(2)コミュニケーション能力の障害

・言葉が出ない(言葉の発達の遅れ)
・おうむ返し
・クレーン現象(要求する事が言葉で伝えられないため、相手の手・腕を引っ張る)
・あいまいな表現が理解できない(だろう・このくらいなどの表現がわからない)

(3)反復常同行動を伴う想像力の障害

・自分のルールを絶対曲げない、柔軟性の欠如
・物事の順番 決まり事の変化に順応できない
・身体を前後に揺すったり、手をヒラヒラさせる
・特定の人や物に対する強い執着心
  

(4)その他の特徴

・視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚が一般と異なり、一貫性がない

自閉症児の気持ち

自閉症と言っても、障害の程度も幅広く個人差がかなりある病気です。一見普通の会話が出来ても、自己中心的であったりするので、わがままな人と間違った理解をされたりします。また言葉が出ない場合、自分の気持ちや要求を自傷行為や、相手を叩いたり、噛みつきで表現する事もある。

物事に執着心が強く、こだわりがあるので、決まったパターンや順序が変わると順応できづ、異常行動(暴言・噛みつき・自傷行為・暴れる)をしてしまう。

見通しのつかない状況が苦手なので、この先どうするのか・どうなって行くのかなど明白でない状況になると不安になってしまう。また、「このくらい」「だいたい」など曖昧な表現が理解できず、パニックになる。

事例 Aさん 21歳 (男性)の場合

施設に通所し始めて2年目のAさん。いつもの様に作業開始の時間になり、職員に何をするのか尋ねた。職員は、今日の予定が決まっていなかったため、「少し待っていて下さい」と言ってAさんに席に着くよう指示しました。

すると「いつまで待てばいいんですか!」と口調が荒くなり、落ち着きがありません。職員は「座りなさい!」と命令口調で言いました。Aさんは、「作業はやらなくていいんですか!じゃあ 帰ります!」とパニックになってしまい、収拾がつかなくなってしまいました。

Aさんへの正しい対応

これは自閉症という障害特性について、知識・理解に乏しい場合の対応の仕方の典型です。見通しが立たない事や曖昧な表現方法で、Aさんを不安にさせてしまいました。適切な対応は次の通りです。

・前もって、1日の予定をあらかじめ決めておき、作業前にAさんに説明しておく。(1日の予定がわかる事で、安心して作業が始められる)

・「少し」など曖昧な表現は逆効果。(何時になったら・ここまで終わったらなど明白な表現方法を使う)

・相手がパニックになった時は、逆に冷静な対応や、しばらく本人が考える時間を与える。

上記の事を改善し、事前に1日の予定を立ててAさんに説明する方法で、以前のような混乱がほとんど起きなくなり、毎日スムーズに作業に取り組めるようになりました。

自閉症の人との付き合い方

・何をどうするのかを、具体的・明白に伝える

・やめてほしい行動に対して「~しないで」でなく「~しましょう」と、してほしい行動を伝える

・言葉では理解しづらいので、図や絵・写真を使って伝える

自閉症の人達の変わった行動は、不安を和らげるためであったり、一般の人と違う所に興味を示したり、状況が理解でない・要求が伝わらない事の不安やいらだちで興奮しパニックになるなど、すべての行動に理由があります。

自閉症の人の問題行動は、周囲の理解と、安心できる環境を整える事で、解決できる場合が多くあります。

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