TOP > > 自閉症の赤ちゃんに起こる特徴と自閉症を克服するためにできること

自閉症の赤ちゃんに起こる特徴と自閉症を克服するためにできること

『レインマン』という映画をご覧になったことがあるでしょうか?主人公のレイモンドは自閉症のため日常生活を円滑に送れないという障害がある一方で、特異な才能、例えば、分厚い電話帳をたった一度読んだだけで、名前と番号を全て暗記するなど、特殊な能力を持つという実話に基づいた映画です。

レインマンの場合は、毎日同じ時間に同じテレビ番組を観ることにこだわったり、寝室の枕や部屋の様子がいつもと少しでも違うと、極度に精神が不安定な状態に陥り激しく怒るなど、自閉症の人に多くみられる「こだわり行動」のために日常生活が円滑に送れません。

しかし一方で、電話帳の名前や番号を全て覚えるなど特殊な才能を持っていることも多く、人とは異なる脳の働き方をしていると考えられます。

自閉症は病気なのか?

自閉症は、「症」という文字が使われるので病気だと考えられることが多いのですが、自閉症自体は病気ではありません。しかし、何かに強いこだわりを持つがゆえに、他人とのコミュニケーションが上手く取れなかったり、社会での常識のような習慣が認識できないために、日常生活が円滑に送れないということが問題なのです。

自閉症は早期発見により克服できる

自閉症は一種の脳の機能障害であると考えられるのですが、できるだけ早いうちにその兆候を見つけ、脳の働きを正常に戻すことができれば、十分に克服できると考えます。

自閉症の症状は、0歳~3歳くらいの乳幼児期の赤ちゃんの時から現れます。子供の脳は6歳頃までに急速に成長しますから、自閉症の兆候を早く見つけて適切に対処をすることが、自閉症の克服のためにはとても重要なのです。

そして、仮に日常生活が円滑にできるようになれば、先ほどのレインマンのように他人には真似のできない驚異的な能力を発揮して、世の中で何か大きな役割を果たすこともできると考えられるでしょう。

赤ちゃんにみられる自閉症の兆候

乳幼児期にみられる自閉症の兆候の1つに「人見知りをしない」ということがあります。子供の頃は誰でも初めて会う人には、多かれ少なかれ人見知りをします。ところが、自閉症の赤ちゃんは全く人見知りをしません。知らない人が顔を近づけても泣きもせず笑いもせず、何の関心も示しません。

また、回るものや光るものに強く関心を持つ傾向があり、扇風機の羽が回るのをずっと見ていたり、おもちゃの車のタイヤをグルグル回し続けたりして、本来のおもちゃの遊び方をしないような特徴がみられることが多くあります。

このような症状がみられたら、子供が自閉症であるかもしれないと疑ってみる必要があります。この時、決して見過ごしたり、赤ちゃんだからしょうがないと考えると、その分、治療や対処が遅れてしまうので、赤ちゃんのためにも、現実をしっかりと受け止めなければなりません。

赤ちゃんの自閉症を克服するオキシトシン

自閉症の原因は、オキシトシンというホルモンの分泌異常が関係していると考えられています。このオキシトシンは、赤ちゃんが胎内にいるときから母親から受けるホルモンで、子供の感情や情緒を育てる役割をしており、愛情ホルモンとも呼ばれます。

しかし、何らかの理由でオキシトシンが不足すると、感情などをコントロールする脳の機能が上手く働かなくなると考えられるのです。

これは、自閉症の子供は男女比でいうと4:1の割合で男の子の方が圧倒的に多く発症していることからも、女の子の方が愛情ホルモンの受容体が多く、また、自らもオキシトシンのホルモンを積極的に出す能力が備わっていると考えられることからも推測できます。

オキシトシンの分泌を高める方法

オキシトシンの分泌や働きを高める方法として効果があるのは、母乳で育てることです。母乳の中には、オキシトシンが多く含まれているので、できる限り母乳で育てることで自閉症の症状などを改善できる可能性はあります。

また、乳幼児期には、お母さんとだっこをしたり、手を触れ合って遊ぶなど、赤ちゃんとのスキンシップをはかることで、子供の脳からもオキシトシンが多く分泌されます。

最近では、「タッチケア療法」という育児法があります。ベビーオイルなどを使って、赤ちゃんの体をマッサージしてあげると、オキシトシンの分泌が高まり、情緒や感情が安定し、脳の成長が良好に育まれるので、こうしたワークショップに参加することもお奨めしたいと思います。

人は誰も、自分一人では生きていけないのですから、社会生活を円滑に送るための最低限のコミュニケーション能力は不可欠でしょう。どうか、赤ちゃんのちょっとしたしぐさに、注意深く目を向けてあげて下さい。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る