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アトピー性疾患を持つ成人は呼吸器感染症にご用心!

アトピー性疾患の方は気をつけて下さい。

アトピー性疾患を持っている患者さんは呼吸器感染症にかかりやすいことが欧州呼吸器学会で発表されました。学会での発表なのでかなりの信憑性があります。呼吸器の病気は大変苦しいです。また感染症ですのでより一層、気をつけたい疾患です。

アトピー性疾患とは?

アトピー性疾患とはよく耳にするアトピー性皮膚炎も含みます。まずアトピーと言う言葉からご説明しましょう。アトピーとはギリシア語の奇妙なから派生しています。奇妙なアレルギーという意味でしょう。というのもアトピーはアレルギー疾患に変わりありません。

しかし逆にアレルギー疾患全てがアトピー性疾患かというとそうではありません。アレルギー疾患は抗原が(アレルギーの原因)が
ハッキリしているのに対して、アトピー性疾患はアレルゲンが特定していません。

定義としては環境因子がアレルゲンとなる過敏症のことをアトピーといい、遺伝子的要因も絡んできます。原因とされているのは主にダニ、ハウスダストなど、また他のアレルゲン(卵、小麦など食べ物)から発症することもあります。

アトピー性疾患と呼ばれる病気には、アトピー性皮膚炎、または、鼻炎やアトピー性白内障、アトピー性脊髄炎(難病、患者数1,000人)、などがあります。

アトピー性脊髄炎はつい最近、日本では特定疾患扱いとなりました。症状としては手足の痺れ(ジンジンする感じ)、感覚麻痺、脱力、歩行障害、排尿障害などです。アトピー性皮膚炎などアトピー性の疾患をもっている方はこのような症状が出た場合、直ぐに医師に伝えてください。

今回の試験での内容。

今回はフィンランドの21歳から63歳の方1,008人を対象にアトピー既往歴と呼吸器感染症との関係をしらべたそうです。呼吸器感染症は扁桃腺炎、中耳炎、風邪、副鼻腔炎の上気道感染症と、肺炎や気管支炎、喘息などの下気道感染症とに分けました。

12ヶ月間調査した結果、アトピー性疾患を持っていた患者さんは上気道感染症、下気道感染症ともに発症リスクが高かったそうです。特に下気道感染症リスクが高く、中でも喘息を発症した患者さんが多かったそうです。

呼吸器感染症を発症しないためにも気をつけて欲しいこと。

試験の結果からもアトピー性疾患を持っている方は特に呼吸器の感染症を予防する策をとっていただきたいと思います。上述した呼吸器感染症は鼻腔、口腔からはじまり肺(肺胞)までの各器官での感染による炎症のことをいいます。感染ですので空気感染が多いわけです。

一番多いのが風邪ですね。みなさんもご存知のはずです。しかし最近は空気感染する菌も沢山存在していて恐いのが現状です。結核も最近は流行ってきています。予防策はできるだけ戸外の空気を沢山吸わないことと言ってもこればかりはさすがに無理です。

しかし汚れた空気を吸うことはリスクを高めてしまいます。外出時にはマスクを欠かさずするようにして下さい。特にこれからの時期、ダニが大量発生する時期にはいります。ダニの死骸やダニの糞、ダニそのものなどアレルギーの元も飛散しています。

マスクをするだけで乾燥を防ぐことができて病原菌の増殖を防ぐこともできます。適度な湿度を保つことが大事です。また外出から帰ってきたら必ず石鹸での手洗いとうがい薬でのうがいをして下さい。これを徹底している人はとても少ないと筆者は思っています。

筆者は外出先でも何か食べる前や口に入れる前などは手洗い、うがいを必ずしてからにします。筆者の周囲ではお金を触った手でそのままご飯を食べたり家に帰っても手洗い、うがいをしないといった人達が多く見られます。

うるさく言われる季節になってもキチンとしている人が案外少なく、風邪をひいたりして周囲に感染させてしまっている人達が多いので困っています。最低の衛生事項は必ずきちんと守って下さい。家の中でペットを飼っている方の場合もそうです。

ペットは人間ではありません。手洗い、うがいをしますか?ペットの可愛さは分かりますがあくまでも自分たち人との関わり方には気をつけて下さい。人には持っていないウイルスや菌を動物はもっています。

ウイルスや菌の一番恐いところは感染した相手の体に合った状態に自らを変化させることができることです。そのためトリインフルエンザなどは良い例ですがクスリを作ることが大変困難となります。

ウイルスや菌は見えない敵だけに、また変異する敵だけにとても恐ろしいものだということをいつも念頭に入れておいて下さい。徹底した衛生管理がご自身だけでなくご家族まで守ることができるのです。

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