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職場で円滑な関係を・・・成人のアスペルガー症候群の方との接し方

アスペルガー症候群と円滑なコミュニケーションをとるために

アスペルガー症候群とは発達障害のひとつで、社会性、コミュニケーション、想像力に障害のある病気です。これらのルールに適応することが難しいために社会に出てから対人関係や仕事においてトラブルが起こってしまうこともあります。

しかし発達障害があっても自分の持つ才能を発揮して社会で活躍している人も少なくありません。それには周りの人の理解とサポートが欠かせません。円滑なコミュニケーションをとるためにはアスペルガー症候群の人に合った接し方を勉強しておきましょう。

アスペルガー症候群の人に適した環境

アスペルガー症候群の人は感覚が機敏で環境のちょっとした変化が苦手という特徴があります。そのため、職場で自分の置かれている環境に変化があると不安を感じたり落ち着きがなくなったりしてしまいます。職場の人はアスペルガー症候群の人が安心して仕事に集中できる環境を提供してあげることがのぞましいです。

(例)
・異動のない部署に配属する
・騒音の少ない所で働いてもらう(騒音が苦手)
・デスクを仕切るなど自分のスペースを作る
・職場の持ち物はいつも所定の位置に置くようにする

アスペルガー症候群の人に指示する場合

アスペルガー症候群の人は言葉のコミュニケーション能力が欠如しているため、あいまいな表現を理解することが出来ません。

また、スケジュールの変更があった場合に臨機応変に対応することや暗黙の了解を理解するといったことも出来ません。そのため、アスペルガー症候群の人に合わせた指示をしない場合には、本人が混乱したり伝達ミスから仕事に影響を及ぼしたりしてしまいます。

適切な指示を出せばアスペルガー症候群の人が理解でき、お互いの仕事がスムーズに進むようになります。

あいまいな表現を避ける

あいまいな表現を理解することが出来ないので具体的に指示を出します。

(例)
・「これやっといて」ではなく「この書類を○○してください」
・「うまくやっといて」ではなく「この○○は△を使って□□してください」
・「10時ごろに」ではなく「10時ちょうどに」

わかりやすく指示する

一度に複数の用件や余計な情報を言われても、情報を頭の中で整頓することが苦手で混乱してしまうので、分かりやすく簡潔に指示を出します。

(例)
「○○を作成してから△△に行って□□をしないと明日の会議に間に合わない・・・」は「今日の16時までに○○を作成してください」「△△に行って□□をしてください」など必要な条件だけ伝えるようにします。

視覚で伝える

アスペルガー症候群の人は聴覚の認知能力が欠如しているので、聞き取った情報を理解することは苦手です。視覚から得る情報は理解しやすいので、指示を出す時には紙に書いて伝えるとスムーズに伝わります。

仕事の流れをマニュアル化して分かりやすく説明する

アスペルガー症候群の人は想像力が欠如しているので、ひとつ聞いて次の仕事の段取りを想像するということは苦手です。またスケジュールや手順に変更が生じた場合には混乱してしまうことがあります。

そこで予め仕事の流れをマニュアル化して説明しておき、仕事の手順やスケジュールに変更があった場合にはその後の新たな手順を分かりやすく説明して理解してもらうようにします。

アスペルガー症候群の人を支援するために

アスペルガー症候群の人がコミュニケーションや仕事においてミスやトラブルを起こしたとしても悪気はありません。出来ていなかったことに対して叱ったりするのは、本人にとっては否定された気持ちになり自己嫌悪や混乱を引き起こすことにつながるので良くありません。

混乱を防ぎ円滑なコミュニケーションをするためには、叱るのではなくどうすれば次は失敗しないか、取るべき方法を指導してあげることが大切です。

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