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おいしいヘルシーで動脈硬化も防げる!知られざる豆腐パワー

健康食品のエリート・豆腐

およそ2000年前に中国で作られ、奈良時代に日本に伝わったとされる豆腐。そんな豆腐は現在、世界で和食としても家庭料理としても非常に幅広く使用されている食材です。ヘルシーな食品として人気がありますが、豆腐にはそれ以上に注目すべきパワーが秘められていたのです。

東洋医学、漢方では胃腸の働きを助け、血液をきれいにする効果があるとされている豆腐ですが、実は西洋医学的に見ても同じような効果が期待できるのです。

中でも代表的なものが、動脈硬化を予防できるという効果です。豆腐に含まれている成分を3つ取り上げて、それぞれがどのように抗動脈硬化作用をしているのか、説明していきましょう。

大豆たんぱく質と動脈硬化

言わずもがなでありますが、豆腐は大豆から出来ています。大豆は良質たんぱくであり、豆腐もその性質を受け継いでいます。そんな豆腐のたんぱく質の大部分はグリシニンというたんぱく質です。まずこのたんぱく質が、動脈硬化抑制に一役買っているのです。

動脈硬化の多くは、コレステロールエステル(特にLDLコレステロール)が動脈の血管壁に付着し、アテロームと呼ばれる丘状の盛り上がりを作ってしまうことが原因とされています。つまり、脂質異常症(高脂血症)であることが、動脈硬化のリスクを上げることに繋がるのです。

豆腐のグリシニンは体内の脂質代謝を促進する働きがあると言われています。グリシニンは消化の過程でペプチドになりますが、これが胆汁酸と結合し、そのまま排泄されます。胆汁酸は腸管内で脂肪吸収を助ける物質で、体内のコレステロールを原料に作られています。

グリシニンのペプチドによって胆汁酸が排泄されると、肝臓で胆汁酸の合成が活発に行われ、コレステロールが代謝されていくという仕組みです。

動脈硬化を防ぐその他の成分

豆腐に含まれる成分で、動脈硬化を防ぐ効果を持つものはたんぱく質だけではありません。紹介する次の成分はレシチンと呼ばれる成分です。この物質、加工品の原材料で目にしたことはありませんか?実は、乳化剤として食品に添加されていることが多いのです。

化学的にはホスファチジルコリンという名称で呼ばれており、リン脂質という脂質に分類されます。脂質なのに身体に良いの?と疑問に思うかもしれませんが、リン脂質は生体内で重要な生理機能を持っており、特にレシチンはその乳化作用でコレステロール等の代謝をコントロールしています。

血中のコレステロールは肝臓の働きにより、一定の濃度に保たれています。多すぎるコレステロールを肝臓に戻し(HDLコレステロール)、必要な分を肝臓から送り出します(LDLコレステロール)。この時に運びやすいようにたんぱく質の船に乗せる役割をするのがレシチンなのです。

また、血中のコレステロールを乳化することで血管壁にコレステロールが付着することを防ぐ効果もあります。肝臓の脂質代謝を促進させる効果があるという報告もあり、レシチンは抗動脈硬化作用だけでなく、脂質異常症の改善にも効果があると言われています。

最後に紹介するのはサポニンという物質です。配糖体の一種であり、毒として有名なソラニンもサポニンに含まれますが、大豆サポニンにこのような毒性はないとされています。このサポニンには、血中コレステロールを低下させ、排出する効果があります。

LDLコレステロールを低下させる効果や、血流を改善させる効果、肝機能を高める効果があることも分かっており、動脈硬化や血栓の予防に効果的であるとされています。

夏は冷たくして、冬は温かくしてと、多彩な調理法のある豆腐。豆腐さえ食べていれば健康でいられると勘違いしてはいけませんが、頼りになる食品であることに間違いはありません。ご飯のおかずに、酒の肴に、どんどん活用していきたいものですね。

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