TOP > > 香りの癒し効果だけじゃない?ウイルスをも殺す精油のパワーとは

香りの癒し効果だけじゃない?ウイルスをも殺す精油のパワーとは

精油とは?

アロマセラピーでおなじみの精油というのは植物から抽出した100%天然の物質です。芳香成分を配合しており芳香を楽しむことによってリラックス得られるため人気があります。しかも芳香による癒し効果だけでなく、植物のすごいパワーも詰まっているものなのです。

精油とは一体どのような物質なのでしょうか。これは、植物の葉、茎、花、果皮、果実、樹皮などから抽出される揮発性の有機化合物です。油の一種と思われがちですが油ではありません。植物にとっての脅威は細菌やカビ、鳥や虫といった外敵です。

植物は自ら動いて逃げることができないので、外敵が嫌がる成分を分泌して細胞膜に蓄えることにより防御しているのです。その成分を植物から抽出した製品が精油です。

成分によってもその作用は異なりますが、カビ、ウイルス、細菌に対する抗菌・殺菌作用や昆虫の忌避効果などがあります。また、ほかの植物を阻害したり、芳香成分によって花に昆虫や鳥を誘う目的のものもあります。植物は静かにたたずんでいるように見えて実は生き抜くための作戦をとっているのですね。

このように植物が自然を相手に分泌する精油は、私達ヒトが利用した場合にもその効能を発揮してくれます。芳香成分にはリラックス効果のほか、抗菌、抗炎症、鎮痛…といった素晴らしい効果があります。精油を使えば香りを楽しみながら体の調子も良くするという一石二鳥の効果が得られるのです。

一般に芳香浴をして香りを楽しむことで、リラックス、快感、瞑想といった心理的な効果を得ることができるとされます。精油の芳香を鼻から吸った際に「良い香り」と感じることで大脳の視床下部に影響を与え、体のさまざまな機能の調子を整えます。

芳香浴では呼吸から、皮膚に塗布してマッサージした場合には皮膚から精油の成分が吸収され、成分が血流によって体内をめぐり効能を与えるとされています。

芳香浴、オイルマッサージのほかに、湯船に精油を垂らして入浴するアロマバス、手浴、足浴、湿布などに用いられます。また、抗菌作用を利用して掃除や洗濯などにも用いられることがあります。

精油は、アロマテラピー関連商品を取り扱うお店や雑貨店、通信販売で容易に入手することができます。値段も一部を除くと比較的安価です。こんなにさまざまな効能を持つのなら家庭に常備しておきたいと思いませんか。次におすすめの精油をピックアップします。

おすすめの精油

精油といってもその種類はおよそ250種類にもなりますから、その中からどれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。そこで「これは持っておきたい」といえる精油をいくつか紹介します。

ティーツリー(tea tree)

フトモモ科の植物です。ツバキ科のチャ(茶)とは異なるものです。オーストラリアの先住民アボリジニが古くから薬草として医療に用いてきた歴史があります。抗菌、抗炎症、鎮痛、免疫力アップ、咳や痰を鎮める、うっ滞を取り除くといった薬理作用があります。清涼感のある薬品のような香りです。

空気中のウイルスやカビ、ブドウ球菌などの細菌を死滅させます。鼻詰まり、花粉症、ストレスの緩和、肩こり、筋肉痛、水虫、風邪やインフルエンザの予防、口臭除去、のどの痛みや痰…に効果があります。

ユーカリ(Eucalyptus)

コアラの食事としておなじみで、オーストラリア、タスマニア地方に植生するフトモモ科の植物です。抗菌、抗炎症、咳や痰を鎮める、鎮痛といった薬理作用があります。スーッとした強い清涼感があります。

抗菌、消臭効果、鼻詰まり、喉の痛み、集中力を高める、筋肉痛・リウマチの鎮痛…に効果があります。のど飴やハーブティによく用いられます。精油自体は粘膜に刺激が強いので希釈していないものを鼻に近づけてはいけません。

ラベンダー(lavender)

薄紫色の花でガーデニングでもおなじみのシソ科のハーブです。古くから洗濯や入浴時に愛用されていました。抗菌、鎮静、鎮痛、抗炎症といった薬理作用があります。清潔感のある花の香りが特徴です。

ラベンダーは万能な精油とも言われます。抗菌、消臭、不安や怒りを鎮める、安眠効果などがあります。香りが良く肌を整える作用があるので化粧品や石鹸にも用いられます。香りは強いので少量を使うのがポイントです。

…これらの種類以外でもどの精油にも抗菌作用があるのでお部屋にディフューザーでお好みの精油の香りを漂わすと効果的です。精油を薄めた水をスプレーしたり、ハンカチやティッシュに精油をたらして置いておくのも良いでしょう。虫よけ効果もあります。

ただし、赤ちゃんや子ども、妊婦には禁忌の精油もあるので確認が必要です。また、原液を直接皮膚や粘膜につけるのは刺激が強い場合があるのでオイルで薄めるかお風呂にたらす方法での利用がのぞましいです。

ページ上部に戻る