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山に登った時、高山病かなと思ったらすぐすべき事

先日、富士山が世界遺産に登録されました。誰もが一生に一度は登ってみたいと思うのではないでしょうか。しかし、いざ登ってみたらなんだか頭がくらくらする。どうやら高山病らしい。専門的な知識もないし、対処法も分からない。そんなときどうすればいいのでしょうか。

山は、100m高度が増すごとに気温が0.6度ずつ下がり、風速1mごとに体感温度が1度下がります。

標高0mのところから富士山の頂上付近の3000mあたりまで登ると、18度の気温差があります。これは、真夏から冬へと一気に気候変動したような体感です。そうして山登りをしていると、やはり体調が悪くなってくるという人もいるのではないでしょうか。

山登りの典型的な病気として、高山病があります。これは高度2000m以上の山でしばしば見られる現象です。頭が痛くなったり吐き気を感じたら、どうすればいいのでしょうか。そんなときすぐに出来る対策を簡単にまとめてご紹介します。

一旦標高の低いところまで降りる

頭が痛くなって高山病かなと思ったら、その場に留まるのではなく、標高の低いところまで降りましょう。標高2000m以下まで降りれば、とりあえず症状は緩和するはずです。

一般的な山では、1時間に300mくらい降りられますので、自分の今いる場所との位置関係を調べて、どれくらい時間がかかるのか目安にしましょう。

また、富士登山の場合、5合目のあたりで、疲れがなくても30分から1時間程度休憩を取りましょう。そうして高度に慣れておくことで、高山病になり難くなるはずです。

高山病に効くつぼ合谷(ゴウコク)

合谷は、肩凝り、歯痛、眼病に効くつぼですが、高山病にも有効です。手の人差し指と親指の骨が合流するところから少し人差し指寄りにあります。

この部分を逆手の親指で3秒程度、押したり離したりを繰り返しましょう。また、小さな円を描くように押しまわしても効果的です。

薬を飲む

軽い高山病なら頭痛薬を服用するだけで済みますが、本格的な高山病の場合、ダイアモックスという薬があります。

この薬は予防にも役立ち、高地に到着する前日から到着後3日後くらいまでの期間で服用しましょう。ダイアモックスは脳の呼吸中枢を刺激する作用があり、酸素の取り込みを増やします。

また、ギンコというイチョウの葉エキスが急性高山病予防に効くという報告もあります。イチョウの葉に含まれる物質が活性酸素消去、血管拡張を促すために、高山病に効くというものです。

深呼吸をする

高山病は酸素がなくなるために引き起こされる病気ですので、酸素を取り入れるため、深呼吸をしましょう。

このときのコツとして、肺にある空気をすべて吐き出すと効果的です。肺にある空気を出さないと、肺の中に空気が残った分、吸える酸素の量が限られてしまいます。

また、最近では携帯酸素のボンベが売られていますので、それを利用するという手もあります。

水分を摂取する

水分を摂取するのも高山病に有効です。15分に一口、30分に一口というように、定期的に少しずつ摂取するようにしましょう。

体内の水分が不足すると、血液が血管を流れにくくなります。それに合わせて、酸素の移動も疎かになり、結果、高山病を発症します。高山病かなと思ったら、水分を多めに摂り、身体の血液循環を良好な状態にしましょう。

体を強く締め付けていると、高山病になりやすいという傾向にあります。ポテトチップスの袋を山頂に持っていくと気圧の関係で袋が膨れてきますが、これと同じ原理で体も膨張しています。

だから、高いところほどベルトを緩め、ズボンはジーパンなどのように体にぴったりするものは避けた方がいいでしょう。

また、鉄分を摂取しておくと、血中のヘモグロビン濃度が増加し、吸った酸素を体内に効率よく取り込めるようになります。生来、貧血気味の人は、高山病にかかりやすいという傾向にありますから、鉄分を摂取しておくことを心がけると良いでしょう。

また、天気が悪い日も気圧が低いので高山病になりやすいです。この点も注意しておきましょう。

皆が登っているから大丈夫だ、と気軽に思っていると、案外高山病になってしまうかもしれません。そんなとき、上記の項目を思い出して、早急に対処しましょう。

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