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海外出張で高山病に?!知っておきたい高所環境が体に及ぼす影響

標高の高い山に登山に行くという時には、誰でも高山病の注意をされるでしょう。通常高山病は標高2500m以上から起こるとされています。しかし人によってはもう少し低い地点からでも症状が出ることはあり、軽い高山病だと1000m付近からでも危険性があるとされます。

世界中にある高所の都市

世界を見渡すと、実は多くの都市が高所に位置していることに気が付きます。例えばアメリカではアスペン(2405m)、デンバー(1610m)、リノ(1373m)、ソルトレイクシティ(1288m)、カナダのカルガリー(1048m)、モンゴルのウランバートル(1350m)、南アフリカのヨハネスブルグ(1753m)、メキシコのメキシコシティ(2240m)などです。

意外な都市で標高が高かったのではないでしょうか。登山のためではなく、仕事や観光でその都市に行っただけなのに高山病になってしまうという危険性もあるかもしれません。

高山病の症状は頭痛、吐き気、めまい、眠気、息苦しさなどで二日酔いにも似ているとされます。ひどくなければ半日〜1日くらいで治まります。

高山病予防に一番よいのはゆっくり高度を上げていくことですが、仕事や観光で訪れた場合にはその余裕はないでしょう。空港自体が高い位置にあり、飛行機を降りていきなり高所ということもあります。

高所環境の特徴とは?

高所では気圧が低く、酸素が少なく、気温も下がっています。そして空気が乾燥していて、汗をかいても気が付きにくく、知らないうちに脱水していきます。脱水状態になっても口の渇きは感じにくく、脱水していることに気が付きにくくなります。

脱水状態になると血液はドロドロになり、生活習慣病は悪化してしまいます。血栓ができやすく心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。それを防ぐためにも水分をしっかり摂るように心がけることが大切です。

酸素が少ないと酸素を活発に取り込もうとしてエネルギーをたくさん使います。つまり基礎代謝が上がります。心拍数も上がります。しかし高所では食欲は下がっていることが多く、エネルギー不足になりがちです。

ご高齢の方、心臓や呼吸器系に疾患がある方はリスクも大きくなります。虚血性心疾患という、心臓の筋肉が酸素不足になってしまう持病を持った方は高所で悪化しやすくなります。

高所では低血糖になるリスクあり

高所自体は糖尿病に対して特に問題ないとされます。ただし先ほども言ったように、高所では基礎代謝が上がっています。そのため糖尿病でインスリンを使っている方が、低地にいた時と同じようにインスリンを使うと低血糖になってしまうリスクがあります。活動量も日常より増えているでしょう。

旅行に行く際には必ず主治医に相談をしてから行きましょう。普段よりも血糖値が高めになるように設定しておいたほうがよいとされます。そして旅先で血糖値はなるべくまめにチェックするようにしましょう。その際、血糖測定器の精度が高所では落ちてしまうことも覚えておいてください。

大事なのは低血糖になってしまったときのための準備もしておくことです。低血糖や高血糖の症状は高山病にも似ていているとされるので注意しましょう。

その他にも、持病のある方は必ず主治医に相談してから出掛けましょう。アルコールやタバコは低酸素になってしまう危険性があるため、高所では止めたほうがよいです。

また旅先で眠れないと心配だからといって睡眠薬を使うことも控えたほうがよいでしょう。睡眠薬は呼吸を抑制させて、低酸素になってしまうことがあります。また高所では紫外線も強くなっているので、紫外線対策も忘れないようにしましょう。

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