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薬が原因で髪が抜ける・・・脱毛する薬は抗ガン剤だけじゃなかった

抗ガン剤の副作用で髪が抜けてしまうという話は、聞いたことがある方も多いでしょう。でも実はそれ以外にも、副作用によって脱毛してしまう薬は少なくありません。しかも抗ガン剤よりももっと飲む頻度が高い、降圧剤や胃薬などで脱毛してしまうこともあるのです。

髪の毛の成長サイクル

髪の毛の成長には一定の周期があります。成長期(約4~5年)に髪の一番根元にある毛母細胞が分裂を繰り返すことで髪の毛は成長していきます。そして退行期(約3週間)になると成長は鈍くなり、休止期(約3ヶ月)に成長が止まった髪は頭皮の上の方へと上がっていき、自然に抜け落ちます。その時、毛根では既に新しい髪の毛が生まれる準備がされています。

このサイクルは1本1本の髪で独立して起きています。そして全体としていつでも成長期の髪があり、一定の割合で抜けていってしまう髪もあるのです。

脱毛に気づくまでに時間がかかる

抗ガン剤による副作用の場合、飲み始めてから脱毛の症状が現れるまでには数日から4週間くらいです。抗ガン剤は、成長期の活発に分裂している毛母細胞に影響を与えます。それにより成長期の髪の毛が抜けていってしまいますが、薬を止めればまた髪の毛は生えてくるようになります。

しかし抗ガン剤以外の薬では、薬を飲み始めてから脱毛の症状が現れるまでに2~4ヶ月もかかってしまいます。これらの薬では、成長期を短くさせ休止期を長くさせます。それにより休止期の髪の毛の割合が増えていくにつれて、少しずつ脱毛の症状が現れてくるのです。この場合も薬を止めれば、また髪の毛は生えてくるようになります。

ただ薬を止めても数ヶ月ほど脱毛は続きます。そのため脱毛に気がついた時には既にその薬は飲んでおらず、原因発見が余計に難しくなってしまうこともあります。

また薬を飲み始めてだいぶ経ってから症状が現れるため、まさか薬が原因だとは思わないかもしれません。

もしも脱毛が気になって皮膚科を受診する時には、ここ半年くらいの間に飲んだ薬をメモしていくとよいでしょう。既に飲んでいない薬も含めて、医師に伝えるようにしてください。

脱毛する可能性のある薬とは?

副作用で脱毛してしまう可能性のある薬は実にいろいろとあります。

  • 血液を固まらせない薬・・・ヘパリン、ワーファリン
  • インターフェロン製剤
  • ビタミンAやその誘導体・・・チガソンなど
  • てんかんの薬・・・デパケン、テグレトールなど
  • 降圧剤・・・アムロジン、タナトリル、レニベース、カルデナリンなど
  • コレステロール、中性脂肪の薬・・・メバロチン、リピトール、ローコール、ベザトールSRなど
  • 痛風の薬・・・ザイロリックなど
  • 糖尿病の薬・・・ベイスン、アマリールなど
  • 胃の薬・・・ザンタック、タケプロン、オメプラールなど
  • 甲状腺の薬・・・プロパジールなど

この他にも脱毛してしまう可能性のある薬はあります。自分が飲んでいる薬のことで何か気になることがあれば、皮膚科の医師に相談してみるとよいでしょう。

副作用で脱毛することがある薬なのかどうかについては、薬をもらっている薬局などに確認すればすぐわかりますが、聞きづらいようでしたらインターネットでも確認することができると思います。

なお、ここに書かれた薬でも脱毛の副作用が出てしまう割合はごくわずかですので、あまり心配し過ぎないでください。

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