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卵アレルギーが治るかも?経口免疫療法で卵が食べれるようになる話

毎日のように食べている人もいる卵ですが、3大アレルギーのひとつと言われるほど、食べられない人もまた多い食べ物です。ですが、経口免疫療法という治療で改善し、食べられるようになる人もいます。どのような治療なのかを詳しく教えます。

卵アレルギーの症状とは

赤ちゃんなど、免疫力のまだ少ない年齢では、食べた後で全身に症状が出る事がほとんどです。赤い発疹が出てかゆがり、かきむしって傷になったりします。

アレルギーに気付かずに卵を与え続けると大変危険ですし、母乳を通してお母さんの体内の栄養が届いてしまいますから、お母さんも食べ物に注意しなければならなくなります。

成人でも、アレルギーの重い人は呼吸困難を起こして救急搬送される場合がありますから、普段から食品の原材料や製造した場所などに気をつけておかなければならず、食事そのものがストレスになってしまう人も少なくないようです。

経口免疫療法ってどういうことをする治療?

アレルギーを起こす食べ物は食べない、というのが一般的によく言われる方法ですが、卵は日常的によく使われる食材なので、避けること自体が大変です。

卵料理やマヨネーズはもちろん、パンやたこ焼き、クッキーなどの軽いものでも常にチェックが必要ですし、売っている人でも原料に卵が使われている事を意識していない場合も多いものです。

経口免疫療法のやり方は、アレルゲンを排除するのではなく、食べても大丈夫な量を正しく把握したうえで少量ずつ口にさせ、体を慣れさせて免疫力をつけるというものです。これは子供のうちに行って体質の改善を目指します。

20前後であっても経口免疫療法に成功した例はありますが、まだ治療が一般的でないために、細胞が確立する前の子供のうちに行ったほうが有効とされています。しかし、苦手なものにたいして免疫をつけるという考え方は、免疫学では昔からある、非常に定着した考え方でもあるのです。

最初に食べさせる卵は、そのものではなく、卵白の成分を粉末にしたものです。いきなり本物を食べさせて重いアレルギーを引き起こしてはなりませんから、まずは、どの量から治療を始めるべきか、大丈夫と言える量を探って行くのです。

安全な最低量が分かれば、医師の管理の元で、時間をかけて少しずつ粉末を口にし、食べられる量を増やして行くのですが、症状の重さによって、かかる時間は大きく変わって来ます。必ず成功するわけではなく、失敗した後、期間をおいて再度チャレンジする場合もあります。

一定の量を口にしてもアレルギーが起こらなくなれば、粉末から本物へと変えて行きます。そしてまたゆっくり時間をかけて食べられる量を少しずつ増やして行き、卵1個分が食べられるようになったら治療は終了します。

アレルギーの反応が出ると危険なため、この治療は入院して行います。やり方を調べて家で独自に行うのは大変危険なので絶対にやめましょう。

本当に卵が食べられるようになる?

経口免疫療法の成功率は、約5割とされています。治療を受けた人のほぼ半分ですね。ですが、成功した人達は、ほぼ全員が3年を過ぎても普通に卵を食べられる状態を維持できていますので、他の人達と変わらない食生活が送れるようになっています。

成功しなかった人達でも、2度目の治療を行って成功するケースもありますから、全体として見れば成功率はもっと高くなります。

食べ物によるアレルギーの辛さは本人にしか分かりませんが、時として命にも関わる大きな問題です。一生避けて通るとなると、毎回の食事がとてもプレッシャーとなってしまうため、免疫療法の良さが認められつつあるのです。

治療も確立している今であれば安全に取り組む事も出来ますので、この方法を前向きに検討するのは本人の一生のため、そしてサポートを続ける家族のためにも良い選択だと言えるでしょう。

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