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食後に運動したら蕁麻疹が!食物アレルギーかもしれないケースとは?

運動した後にアナフィラキシーが起こる

「アナフィラキシー」という言葉を聞かれたことがあると思います。短期間のうちに蕁麻疹、紅潮、かゆみ、下痢、嘔吐、血圧低下、呼吸困難など複数の症状を起こす急性アレルギー反応です。

アナフィラキシーはアレルゲンとなる食品、ハチの毒、薬物、物理的な刺激などが主な原因です。今までこれらに対してアレルギーがなかった人でも、運動後だけにアナフィラキシーを起こすという不思議な症状があります。

これは「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」の可能性があります。

食べ物と運動という組み合わせが原因

食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、アレルゲンとなる食品を食べた後に運動することで起こります。食事をしただけ、または運動しただけでは起こりません。

このアナフィラキシーが起こる理由は、食後に運動することで消化器のはたらきが低くなり、アレルゲンが消化されずに小腸から血液に吸収されてしまうため、とされています。

小中高生が食後に体育の授業や部活を行うことが多いために、食物アレルギーを持つ子どもに食物依存性運動誘発アナフィラキシーが起こりやすくなります。

今までアレルギー出なかった人が運動後に具合が悪くなったけれど、食事だけした場合や食前の運動では具合が悪くならないので、それがアレルギー反応とはなかなか気づきにくいこともあります。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因になる食品

通常の食物アレルギーと同じで特定の食品を食べることが引き金になります。原因になる食品は小麦、エビ・カニ、ブドウ・モモ・セロリなどがあげられます。

特に小麦に含まれるタンパク質グルテニンがアレルギーの原因になりやすく、食品アレルギーの6割が小麦からくるものです。

どの食品が原因になるかは受診して血液検査や皮膚試験で調べることで分かります。アレルギーが見つかったらまずその食品を食べないようにすることが第一です。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーを防ぐには

食物アレルギーが分かっている人は原因になる食品を避けると共に、食後2時間以内に運動することを控えることが予防になります。特に子どもの給食と体育の授業・部活には気を配らなければなりません。

また、アレルギーが分かっていない人でも運動後にアレルギーのような症状が出た場合は、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑って病院で検査を受け、原因をはっきりさせることをおすすめします。

アナフィラキシーショックは危険

もし「アナフィラキシーショック」が起こると全身にアレルギー反応の症状が起こり、短期間で失神、血圧低下、顔・のどの浮腫などがあらわれて最悪の場合には心停止に至ることもあります。

アレルギーが分かっている人はアナフィラキシー対応の自己注射薬を携帯しておき、もしアナフィラキシーが起こったら周りの人はすぐに救急車を呼んで自己注射薬を打つ対策が必要になります。

めったに起こることではないかもしれませんが、一度起こってもかなり重篤な症状が出てしまう可能性が高いので、アナフィラキシーが起こらないよう予防をするに越したことはありません。

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