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油断しないで!お子さんのアレルギー疾患は意外に手ごわい!?

ヒスタミンの”暴走”がアレルギー疾患を引き起こす?

アトピー性皮膚炎として良く知られている”アトピー”という言葉はギリシャ語の「よくわからない」「異常な」という言葉で表されるもので、正にこの言葉の語源通り、様々な原因物質が引き起こす人の過敏反応、専門的に云えば、ヒスタミンと呼ばれる免疫に関与する物質が必要以上に大量に分泌されてしまう事が根本の原因とされています。

実はこのヒスタミンという物質ですが、バイキンなどの侵入に対して私たちの体を守ってくれるとても重要な物質です。本来人の免疫機能にはなくてはならない物質ですが、人によっては本来無害な物質でも外敵とみなして過剰にこの物質を分泌してしまうことがあります。

これが末梢神経に作用してかゆみを生じさせたり、ひいては炎症を起こさせたりしてしまう体質の方がいらっしゃいます。このような炎症が鼻粘膜で起こればアレルギー性鼻炎、気管支で起これば気管支喘息(小児喘息)、皮膚で発症すればアトピー性皮膚炎と称されます。

また外的要因は実は一人一人様々ですので、その原因を特定することは大切なことです。ですが今回はこの話ではなく、予防医療の観点から見たアナタのお子さんにふりかかる近い未来の病気について触れてみます。

身体のあちこちで症状を呈するアレルギー疾患

アレルギー体質といわれる方の病気の発症についての特筆すべき特徴とはなんでしょうか?アレルギー疾患が皮膚で発症した場合にアトピー性皮膚炎と称されるこの体質の人の厄介なところは、アレルギー性皮膚炎の発症は一旦収まっても実はこの疾患自体は体内でくすぶり続け、次には発症部位を変えて別の病気を発症することなんです。

このアレルギー体質の方は、小さい時は喘息発作をおこしたり、数年後にようやく症状が収まったかと思ったら、今度はアレルギー性鼻炎になったり、また鼻炎が和らいできたら、アトピー性皮膚炎を発症したり、そして完治したかと思っていた喘息の発作がまた起こったりというように、次から次へと発症部位を変えて辛い症状が身体のあちこちでぐるぐる回るという特徴があります。

この特徴を事前に知っていれば、対処の方法も事前に知ることが出来ますし、発症した時にも慌てず対応が出来るでしょう。

さまざまなアレルギー疾患の主な対処法

この体質のお子さんをお持ちのお母さんは、お子さんの鼻風邪が10日以上続くようなら、アレルギー性鼻炎を疑って早めの対処をしてください。

鼻炎は集中力を欠きますから、勉強にも根気がなくなりますし、就寝時も後鼻漏(鼻水が喉から食道に流れる症状で呼吸に問題が起きる場合があります。)となり、寝つきが悪くなったり、ぐっすり眠れず昼間の集中力を低下させたりします。

また、喘息の発作は大人になってからは、とても厄介で命の危険もあるそうです。喘息の発作は夜半から深夜に起こることが多く、もしも自宅で発作が起こったら様子を見てからとは思わずに、とにかく夜間救急で病院で発作を止める処置をされた方が無難です。

結局のところ、この体質の方は食べ物や呼吸で体内に入ってきた”毒”を肝臓で処理しきれないことが問題なんです。

この体質の人は、冷たい清涼飲料水は控えて、体を冷やす作用のある、かにやエビなどの甲殻類とか、同じく体を冷やすナスなどの夏野菜とかの摂取を控え、腸内での悪玉コレステロールを増やす肉類や脂肪を控えめにすること、また、腸内の悪玉菌の餌になる砂糖を控えめにすることが大切です。体内の毒を無毒化する肝臓の働きをよくするレバーなどの食べ物も有効でしょう。

また、ペットとして多くの方が愛している猫ちゃんは、喘息の既往症の方は、極力避けてください。猫の毛の一部は目に見えないほど細かく空気中を漂います。アレルギーの人がこの毛を吸入するとアレルギー反応により、気道が狭まり、呼吸困難を引き起こす恐れがあります。

このほかセキセイインコなどの鳥類は、アレルギー性結膜炎を発症し、目やにや、ひどい痒みを伴います。又、ダニの死骸やホコリなど、ハウスダストはこまめに掃除することである程度の発症の防止になります。

いずれにしてもこの疾患の方は、極力アレルゲン(アレルギーの元となる物質)に近づかない、触らないことがまず第一です。“何事も転ばぬ先の杖”、備えあれば憂いなし、お子さんが次にかかるかもしれない病気が事前にわかっているのですから、“その日”が来ても慌てず騒がず対処してくださいね。

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