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慢性膵炎の症状が改善しました。ビールをほんの少しなら、いい?

慢性膵炎の過半数は大量の飲酒が原因のアルコール性慢性膵炎です。だから、慢性膵炎の症状が改善されてくると、再びお酒を飲みたくなるという気持ち、ホント、よくわかります。

しかし、このまま飲酒を許してもいいものかとなると、それは又、別問題・・・ということになりそうです。

慢性膵炎の人は絶対、禁酒!

肝臓の病気を持った人と同じように、アルコール摂取が直接に病気を悪化させてしまう可能性は大いにあります。特に脂分の多い食事や多量の飲酒を摂り、膵液の分泌が盛んになった時にお腹が猛烈に発作的に痛くなってしまうわけですから、禁酒は必須です。

ましてや、慢性膵炎は炎症と腹痛発作を繰り返し、症状が進んでいくのです。炎症により、膵蔵の組織が破壊されて線維化してしまいます。怖いのは不可逆的に膵臓の機能が破壊され、肝障害、腹水、糖尿病などの重篤な合併症が出てしまうということです。

10年間、1日日本酒を3合飲むと膵炎に!

慢性膵炎は働き盛りの40~50歳代、しかも圧倒的に男性に多い病気です。日本人のアルコール摂取量の増加に比例して、膵炎患者も増えたと言われています。慢性膵炎の治療の基本は食事療法と生活習慣の見直しにあります。

特にアルコール、脂質の摂取は膵液の分泌を亢進させてしまうため、厳重な規制が必須です。

アルコールはどこまで減らせばいい?

「減らす」という緩和な規制ではなく、「禁酒!」となります。脂質も1日量を30~40g以下を目標にします。コーヒー、香辛料、炭酸飲料なども胃を刺激して膵液を過剰に分泌してしまうので、厳重な制限が重要です。

従って、宴会に行かれても慢性膵炎の方、お酒は我慢してください。慢性膵炎は強烈な腹痛が起きてしまうだけでなく、糖尿病や膵臓に石がついてしまうなど、もっと厄介なことになってしまいます。「節酒」ではなくて「禁酒」で膵臓を、そして命を守りましょう。

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