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前よりアルコールに弱くなった気が…考えられる原因とその対処法

「お酒を飲むのが好きだ」「自分はお酒に強い」と思っていた人が、以前に比べてお酒に弱くなったと感じることがあります。誰でも加齢によって肝機能が低下し、アルコールを分解する力が弱くなるので、若い時よりお酒に弱くなってきたとしても珍しいことではありません。

ただし、中には病気が原因でお酒に弱くなってしまう場合があるので注意も必要です。どのような兆候があれば病気を疑うべきなのでしょうか。

アルコール性肝疾患

普段からよくお酒を飲んでいた人で

  • 急にお酒に弱くなった
  • お酒が好きだったのに、なぜかあまり飲みたいと思わなくなった
  • 二日酔いを起こしやすくなった
  • 脂っぽい物も受け付けなくなってきた
  • 手のひらが赤い
  • 右わき腹が重苦しい

という症状に心当たりのある場合、「アルコール性肝疾患」が考えられます。アルコール性肝疾患というのは、アルコール摂取で肝臓に負担をかけ続けたために起こる肝臓の障害です。アルコール性肝疾患は進行していきます。

脂肪肝

食べ過ぎ・飲み過ぎで肝臓に送られる脂肪酸が増え、肝臓に脂肪が蓄積する病気です。飲酒による脂肪肝をアルコール性脂肪肝といいます。自覚症状はないことが多いですが、倦怠感や吐き気を伴う場合もあります。

アルコール性肝炎

アルコール性脂肪肝からアルコール性肝炎に進行します。肝細胞がダメージを受け、症状の軽い人もいますが倦怠感、吐き気、発熱、肝臓の腫れなどが起こることもあります。

肝硬変

肝炎による肝細胞の炎症と修復を繰り返していくうちに組織が硬変してしまう病気です。肝硬変のうちの12%がアルコール性肝炎から進行したものとされています。

軽症では吐き気、倦怠感など、重症では腹水、黄疸、浮腫、吐血などが起こることがあります。肝臓がんを併発することもあります。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、炎症が起こっていても自覚症状に気付きにくいことが多いです。対処としては、お酒に弱くなったと感じたら肝機能低下を疑い、一度受診されることをおすすめします。また定期健診を受けることで肝臓が元気かどうかが日頃からチェックできるはずです。

胃・十二指腸が弱っている

胃・十二指腸は飲食で送り込まれた食べ物や飲み物を消化して腸へ送るために毎日働き続けています。そのため暴飲暴食やストレスなどによって機能が低下しやすく、食欲が落ちてお酒があまり美味しく感じられないようになってしまいます。

腹痛や吐き気など症状が続く場合には受診することをおすすめします。

膵臓の病気

膵炎や膵臓がんにかかると腹部の膨満感や食欲不振が起こりお酒を受け付けにくくなることがあります。加えてみぞおちや背中の痛み、吐き気、倦怠感がある場合にはすぐに受診してください。

膵臓は目立たない臓器ですが、膵臓の病気というのは飲酒が原因で起こりやすいので、お酒をよく飲む人は肝臓だけでなく膵臓の健康にも気を配るようにしましょう。

内臓を守りながら飲酒しましょう

飲酒量を控えることが健康のために良いことは言うまでもありませんが、いつまでもお酒をおいしく飲みたいならば内臓を守りながら飲酒することも意識したいですね。

  • 飲酒前に乳製品をとる・・・アルコールから胃腸を保護する。
  • おつまみを食べる・・・胃の中が空っぽだとアルコールが吸収されやすく肝臓に負担をかけてしまう。
  • 飲酒時にはたんぱく質をとる・・・胃腸を守る。肝臓のアルコール分解を助ける。
  • ゆっくり飲む・・・早いぺースで飲酒すると肝臓に負担をかけてしまう。

そしてお酒に弱くなったと感じたら、それは体が発するSOSですので、そのままお酒を飲み続けてはいけません。無理にお酒の席に付き合ったり、お酒に強くなろうとトレーニングを試みるようなことはやめてくださいね。

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