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身近なアルコール、お酒と健康的に付き合うには?

化学物質としてのアルコール利用も非常に重要ではありますが、やはり私たちの暮らしとより密着しているのが、「お酒」です。

今回は、日本人とお酒(アルコール)のさまざまなかかわりについてお話していくことにします。

日本人とアルコールの現状!消費量は減少中

日本人にとって、いや、世界中の人々にとっても、アルコールは切っても切り離すことができないくらい、私たちの生活と密接にかかわっています。中でも、お酒の形で人間とかかわる機会は非常に多いです。

アルコールは良い意味でも悪い意味でも私たち人間に大きな影響を与えます。今回は日本人とアルコールの関係についていろいろな側面から検証してみたいと思います。

日本人のアルコール消費量はどのくらい?

アルコールは、非常に長い時間をかけて、日本人とかかわってきました。それはまさに「歴史」です。歴史が長いだけに、日本人のお酒の好みやアルコール摂取量も時代とともに微妙に、ときには大きく変化してきました。

お酒の主だった種類は、ビール類、清酒(日本酒)、焼酎(甲乙など各種)、近年人気のワイン、リキュール類やスピリッツなどが挙げられます。そのトータルでは、アルコール消費量は高度経済成長期以降、1992年(平成4年)ごろをピークにおおむね上昇カーブを描いてきました。

ピーク時には、国民1人当たりの平均アルコール消費量がおよそ8.5L/年の割合にまで上昇しました。それ以降は、2003年の統計では、やや右肩下がりの推移になっていますが、おおむね横ばいといえます。

平成以降のアルコール消費量の推移は、以下の図のようになります。健康意識、美容意識の高まりからか、平成7年あたりからアルコール消費量がおおむね減少の傾向に転じています。

平成26年度のデータでは、ピーク時の平成4年の約80%にまで消費量が落ち込んでいます。

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成人1人当たり酒類消費数量の推移

お酒の種類別に見ると、ピーク時以降はビール類の消費量が大きく減少し、清酒、スピリッツの消費量も減少傾向にあります。清酒の消費量は1970年代半ば以降、小さな増減を繰り返しながら、全体として徐々に減少を続けています。

逆に、各種焼酎は一時期増加傾向にありましたが、近年また減少に転じています。

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各酒類の販売(消費)数量構成比率の推移

飲みすぎ厳禁!アルコールはどんな健康被害を引き起こす?

「飲みすぎは控えましょう!」ということばは、もはや一種の標語のようになっています。みなさんもご存知のとおり、アルコールは過度に摂取することによって、さまざまな健康被害を及ぼすことになります。

健康被害以外にも、飲酒・酒気帯び運転、酒乱や泥酔によるトラブルなど、アルコールにまつわる諸問題にはいつでも警鐘が鳴らされていますが、ここでは特に健康問題について改めて検証してみることにします。

健康だからこそ注意して!急性アルコール中毒

お酒を飲む人であれば、誰でも一度や二度の「飲みすぎ」は経験されていることと思います。時間とともに、「あのときは飲みすぎちゃったなぁ・・・」などと笑い話で済まされるようにはなるでしょう。

しかし「あの日の飲みすぎ」が、実はけっこう危険であったかもしれません。その危険とは、急性アルコール中毒です。ある程度年齢と飲酒の経験を重ねた人であれば、ご自身の飲酒量の危険水域がどの程度であるかを把握されているはずです。

ところが、成人したばかりの学生さんや、男性にくらべてアルコール摂取量の許容範囲が小さいとされる女性には特に、急性アルコール中毒のリスクが高いと考えられているのです。

急性アルコール中毒になると、意識レベルが低下します。それによって誤飲や誤食が増え、嘔吐や呼吸困難を発症することがあります。そういった明確な異常が飲酒によって起こったら、それはすでに急性アルコール中毒の症状と考えられます。

そういう意味では、もしかしたら若い人の中にはこれまでに急性アルコール中毒を経験している人が多いかもしれません。何も救急車で運ばれるレベルの飲みすぎばかりが急性アルコール中毒というわけではないのです。

急性アルコール中毒によって、最悪の場合死に至ることもあります。アルコールの作用によって直接的に死亡する例もあれば、意識レベルの低下によって間接的に死を招くケースも多いです。

意識レベルはアルコール摂取量が増加すればするほど低下します。以下の図をよくご覧になって、アルコール摂取量と意識レベルの関係を把握し、急性アルコール中毒を事前に回避する意識を持ちつつ、慎重に飲酒を楽しんでください。

血中濃度(%) 酒量(目安) 酔いの状態
爽快期 0.02~0.04
  • ビール大びん(~1本)
  • 日本酒(1合)
  • ウイスキー・シングル(~2杯)
  • さわやかな気分になる
  • 皮膚が赤くなる
  • 陽気になる
  • 判断力が少し鈍る
ほろ酔い期 0.05~0.10
  • ビール大びん(1~2本)
  • 日本酒(1~2合)
  • ウイスキー・シングル(3杯)
  • ほろ酔い気分になる
  • 手の動きが活発になる
  • 抑制がとれる(理性が失われる)
  • 体温があがる
  • 脈が速くなる
酩酊初期 0.11~0.15
  • ビール大びん(3本)
  • 日本酒(3合)
  • ウイスキー・ダブル(3杯)
  • 気が大きくなる
  • 大声でがなりたてる
  • 怒りっぽくなる
  • 立てばふらつく
酩酊期 0.16~0.30
  • ビール大びん(4~6本)
  • 日本酒(4~6合)
  • ウイスキー・ダブル(5杯)
  • 千鳥足になる
  • 何度も同じことをしゃべる
  • 呼吸が早くなる
  • 吐き気、おう吐が起こる
泥酔期 0.31~0.40
  • ビール大びん(7~10本)
  • 日本酒(7合~1升)
  • ウイスキー・ボトル(1本)
  • まともに立てない
  • 意識がはっきりしない
  • 言語がめちゃくちゃになる
昏睡期 0.41~0.50
  • ビール大びん(10本以上)
  • 日本酒(1升以上)
  • ウイスキー・ボトル(1本以上)
  • ゆり動かしても起きない
  • 大小便はたれ流しになる
  • 呼吸はゆっくりと深い
  • 死に至ることもある

出典:社団法人アルコール健康医学協会

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飲酒習慣が招く肝臓へのダメージ!アルコール性肝疾患

肝疾患の最大の原因はアルコール摂取です。アルコール摂取による肝疾患を特に、「アルコール性肝疾患」と呼びます。脂肪肝など、アルコール摂取が原因であると考えられる肝疾患にかかっている日本人は多いです。

アルコールを過剰に摂取すると肝臓にダメージがおよびます。その都度微量のアルコール摂取過剰であっても、継続的な飲酒習慣がある人は、時間をかけて肝臓がダメージを受けていきます。

過剰なアルコール摂取を継続していると、アルコール性脂肪肝を発症し、さらに継続することで、アルコール性肝炎や肝線維症を発症します。さらに悪化すると、肝硬変を発症し、やがて肝不全や肝臓がんを招き、死に至ることもあります。

アルコール性脂肪肝が直接の原因で死亡することはまずあり得ませんが、アルコール性肝炎で死亡する人はいます。肝硬変を発症すると死亡リスクは上昇し、肝不全や肝臓がんは終末的なアルコール性肝疾患であるといえます。

アルコール摂取によって最悪な結果を招かないためには、アルコール性脂肪肝の段階でとどめることが大切です。肝臓は「沈黙の臓器」などと呼ばれるため、自覚症がほとんどなく、症状が進行しやすい臓器です。

ですから、脂肪肝を発症しているかどうかを肝機能検査(血液検査)によって把握し、発症していたらそこから先のステージに進行させないこと、そして脂肪肝から脱することが何よりも重要になります。

肝臓だけではない!すい臓や循環器、消化管のアルコール性疾患

すい臓の主な疾患は、慢性、もしくは急性のすい炎です。すい炎が原因で糖尿病を発症することが多いです。そして、すい炎を発症する原因のひとつに挙げられるのが、過剰なアルコール摂取です。

すい臓は、たんぱく質や脂質、糖質などを消化するための消化酵素を腸に向けて分泌します。そして、すい臓を通る血管内にインスリンを分泌して血糖値の上昇を抑制する働きがすい臓にはあります。

そのため、過剰なアルコール摂取によりすい臓機能が損なわれると、糖尿病をはじめとするさまざまな全身性のトラブルを招くことになります。過度なアルコール摂取が糖尿病の原因になるといわれる理由はこのあたりにあります。

また、過剰なアルコール摂取により、心臓を起点とする循環器に問題を生じるリスクが高まります。循環器が健全であれば、血流が順調に行われることになります。飲酒も適量が守られている前提で血流を促進する効果があると考えられています。

ただし、過剰なアルコール摂取は循環器にも悪影響を及ぼします。たとえば冠血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)、高血圧、脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)、不整脈といった循環器疾患の原因として、過度のアルコール摂取が挙げられます。

もちろん、がんや糖尿病などの生活習慣病はたいへん恐ろしい病気ですが、循環器系の疾患は、がんや糖尿病のように治療の猶予が与えられず、突発的に死を招くリスクが高い疾患です。これはある意味、がんや糖尿病以上の脅威ともいえます。

もうひとつ、消化管への影響も考えておかなければなりません。アルコール摂取は、善きにつけ悪しきにつけ、ほぼすべての消化管に影響を与えます。そのため、影響が悪いほうに出てしまうと、さまざまな消化管のトラブルの原因になります。

たとえば胃食道逆流症、マロリーワイス症候群(食道の裂傷)、急性胃粘膜病変(AGML)、門脈圧亢進性胃炎、下痢、吸収障害、痔核といった、さまざまな器官・部位にさまざまな消化管疾患が表れます。

臓器管のトラブルだけではない!アルコール摂取によるうつや自殺のリスク

アルコール摂取過剰によって臓器管が冒されるリスクが高まることは、すでに説明したとおりです。もちろん臓器管の疾患は非常に怖いですが、実は臓器管以外にもアルコールが悪影響を与えるリスクが及びます。

過剰なアルコール摂取によって、精神的な疾患を招くこともあります。飲酒習慣がある人の中には、アルコール依存症を発症している人も少なからずいます。そして実は、アルコール依存症も精神疾患のひとつに数えられるのです。

アルコール依存症と特に密接な関係があると考えられているのが、うつです。アルコール依存症とうつの関係は非常に複雑であり、また、互いの関連性のすべてが解明されているわけでは現状ありません。

ただ、はっきりといえることは、アルコール依存症の患者さんは、依存症でない人にくらべてうつを発症しやすく、また、うつ病患者さんがうつ病ではない人にくらべてアルコール依存症に取りつかれてしまう事例が多い、ということです。

つまり、アルコール依存症とうつは双方向に働きかけが行われるという少々やっかいな特徴があるのです。

また、アルコール依存症の人は、自殺の事例が多いというデータもあります。アルコール依存症の人が飲酒を継続することによって、「飲んでしまった」という後悔の念にさいなまれ、絶望や孤独、憂うつといった感覚にとらわれやすくなります。

そういった感覚が複雑に入り混じることで、自殺衝動が芽生えます。うつ病の患者さんともなると、その傾向はますます顕著になり、残念ながら自殺衝動を実際の行動に移してしまうケースが見られます。

将来への影響も!?アルコール摂取と認知症の関係とは

過剰なアルコール摂取による影響は、近い将来だけにとどまりません。年齢を重ねてから、認知症として表面化するリスクも高まると考えられているのです。認知症は脳疾患の一種であることがわかっています。

実はアルコールを過剰に摂取する飲酒習慣が継続されると、脳萎縮のリスクが高まることもわかってきているのです。つまり、過度なアルコール摂取によって起こる脳萎縮が、将来の認知症の原因になると考えられているのです。

ただし、適量を守った飲酒習慣であれば、むしろ認知症の予防となることも報告されています。やはり脳疾患の場合、多少なりとも循環器系の疾患とリンクするため、飲酒の善し悪しの面でも循環器系疾患と類似する部分があるようです。

歯は大丈夫!?アルコール摂取が歯にもたらす影響とは

直接アルコールが歯や歯周組織に悪影響を与えるという事実関係はありません。ですから、人体に影響がない範囲で飲酒する分には、しっかりと歯や葉肉のケアを行っているという前提で、大きな問題が起こることはほぼないと考えられます。

ただ、アルコールを過剰に摂取することによって、間接的な悪影響が歯や歯周組織に現れることは多いです。アルコールの過剰摂取による歯および歯周組織のトラブルが起こるメカニズムは多様です。

たとえば、利尿作用があるアルコールを過剰に摂取すると、のどが渇き、ジュース類など甘い飲み物の摂取量が増えるリスクが考えられます。ジュースをたくさん飲めば、歯や歯周組織への悪影響のリスクは確実に高まります。

あるいは、アルコールを過剰に摂取することによって、口腔ケアへの意識レベルが低下することも当然起こります。飲みすぎて酩酊・泥酔し、歯磨きをせずそのまま寝てしまった・・・といった事態がこのケースに当たります。

また、アルコール摂取が原因で発症する糖尿病は全身性の疾患であるため、歯肉への悪影響も十分考えられます。直接的な影響はなくても、間接的に歯や歯肉の健康をアルコール摂取によって損なうリスクは十分考えられるのです。

足に激痛!!もしかしたらアルコール摂取が原因かも!?

何もしていないのに、ある日突然足の親指のつけ根あたりに信じられないような激痛が走るという経験をしたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?特に30代以降の、飲酒習慣がある男性には決して珍しくない症状です。

この強烈な痛みは、「痛風」と呼ばれる非常に恐ろしい病気の典型的な症状です。患部は激しく痛み、熱を持ち、炎症からひどく腫れあがります。諸説ありますが、風が当たるだけでも痛むことから痛風と呼ばれるとの説もあります。

痛風は、血中の尿酸濃度が高まり、飽和状態に至ることで尿酸が結晶化し、これが関節部などの神経に突き刺さるような形を伴うことで起こります。ちなみに血中の尿酸濃度が高まる症状を高尿酸血症と呼びます。これは痛風とセットの疾患です。

痛風患者のすべては高尿酸血症であり、高尿酸血症患者の多くがいずれ痛風の発作に襲われることになります。現代の医学では、痛風が起こる明確なメカニズムはわかっていません。また、一度痛風を発症するとほぼ完治はしないと考えられます。

高尿酸血症を発症する理由は、プリン体と呼ばれる物質の過剰生成・摂取にあると考えられています。プリン体を分解する過程で老廃物として生成されるのが尿酸です。老廃物ですから本来は効率よく体外に排出される必要があります。

ところがアルコールには高い利尿作用があるため、尿酸が濃縮されやすくなります。ですからアルコールを過剰に摂取すると、血中の尿酸濃度が高くなりやすいと考えられることになります。これが高尿酸血症を発症するメカニズムの一端です。

ビールにはプリン体が豊富に含まれていて、ビールをたくさん飲むと痛風になるなどと昔からと言われてきました。ただ実際のところ、ビールよりもアルコール度数が高いお酒のほうが高尿酸血症・痛風のリスクが高いと考えるべきです。

アルコール飲酒による高尿酸血症の機序

アルコール摂取は必ずしも悪ではない!アルコールの健康効果

アルコールを過剰に摂取すると、健康にとっては何ひとつ良いことがないということをお分かりいただけたかと思います。しかしだからといって、「アルコール摂取=悪」の図式は必ずしも成り立ちません。

アルコールの功罪については昔からいろいろ言われてきましたが、悪い部分はあくまでも「過剰」の部分だけであって、言い換えれば、これはアルコールが悪いわけではなく、私たち飲酒者の問題であると考えるのがむしろ自然です。

逆に「過剰」の部分を取り去り、「適量」の飲酒によってもたらされる健康効果というメリットにも、ぜひ注目しておきたいところです。

お酒を飲んで身体が温かくなるのはすでに健康効果の表れ!

お酒を飲むと、身体がポカポカして気持ちよくなってくるという経験を、おそらく誰もがしてきたかと思います。身体がポカポカしているのは、血流が盛んになっている証拠です。特に漢方の分野では、血流は非常に重視されます。

血流が盛んに行われることは、東洋医学にしても西洋医学にしても、基本的にはプラスにとらえられることが多いです。もちろん冠動脈疾患や脳血管疾患がある人にとってはマイナスになることもありますが。

ただ、健康な人の血流が良くなることは、むしろ冠動脈疾患や脳血管疾患の予防になるとも考えられます。ですから飲酒には、どちらかといえば予防的な面での健康効果が見込まれることになります。

かといって、お酒を飲んだから何かの病気が改善するのではないか・・・という期待は抱かないほうが無難です。

飲酒によって死亡率が低下する!?

血行促進の重要性は感覚的に理解できると思いますが、実際のデータには表れづらい部分でもあります。ところが、アメリカの研究機関による「健康栄養調査」では、「中等量飲酒が生存期間を3%伸ばす」という調査結果を公表しています。

意外と思われるかもしれませんが、この事実は国立がんセンターでも発表されており、いちおうの科学的根拠は認められています。また、高齢者の認識力低下を妨げる効果も、適量の飲酒にはあると考えられています。

つまり、アルコール摂取による血行促進が認知症の予防の可能性を広げることになります。ただ、いずれにしても「中等量」、「適量」が大前提になることだけは忘れるべきではありません。

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アルコールはどのくらいが「適量」なの?

適量であれば、アルコール摂取がむしろ健康効果をもたらすというお話をしたばかりですから、それならば、大好きなお酒を適量分だけ飲もうではないか!と急に勇気が出てくる読者もいるかと思います。

ところがふと考えてみると、お酒の適量って、ちょっとイメージしづらい量だったりもします。厚生労働省が公表している飲酒関連のガイドラインによれば、1日のアルコール摂取量の上限が20mLであることが推奨されています。

ちなみにアルコール20mLというのは、度数5%のビールであれば、500mLの缶ビール1本分ではすでに5mLオーバーということに、計算上はなります。まああまり細かいことは言わず、500mLの缶ビール1本までが推奨されるアルコール摂取量であると考えて問題ないでしょう。

しかし推奨量が必ずしも適量と合致するわけではありません。そもそも適量というのは、平均値や一般論として定められるべき量ではなく、飲酒者個々にとって適切な量である必要があるはずです。

実は、アルコール摂取の適量とは、その人の肝機能とのかかわりが非常に強いといえます。高い肝機能(つまりアルコールの分解、代謝能力が高い肝臓)であれば適量は多く、肝機能が低い人は適量も少なくせざるを得ないということになるのです。

肝機能に長けているか否かを知るためには、一番確実なのは血液採取による肝機能検査を実施することです。しかし飲酒のたびに肝機能検査をするのは不可能ですから、ある程度の自己判断が必要になってきます。

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その基準となりうるのが、「酔いの度合い」です。グラス1杯のビールで気絶寸前に追いやられてしまう人もいれば、大ジョッキで5杯くらい空けても微動だにしない人もいます。前者にとっての「グラス1杯」は、とても適量とは思えません。

結論から言えば、「ちょっとだけ酔いを感じたタイミング」が、アルコール摂取量の適量であると判断できるということになります。たくさん飲んでも平気な人であれば、さほど心配は必要ないかもしれません。

ただ、ひと口つけただけで顔が赤くなってしまうような人は、あまりお酒を飲もうと頑張らないほうが身のためであると言わなければならないかもしれませんね。

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おいしく、楽しく、健康に!を目指した飲酒

お酒が好きな人にとって、飲酒は自分へのご褒美としては何よりも貴重な飲料です。しかし飲みすぎによって健康を損なったりすると、好きなお酒を飲めなくなってしまうことも当然ありえます。実際そういうつらい経験をされた人は多いです。

お酒が好きであれば、おいしいお酒をいつまでも楽しく飲みたいと考えるでしょう。とすると、やはりお酒によって健康を損なうことだけは絶対に避けるべきです。そのためには、飲みすぎだけは避けるべきであるとも言えるはずです。

そのあたりの利害関係を正しく把握して、おいしく、楽しく、健康に、末永くお酒とつきあっていただきたいと思います。

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