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ナスに秘められた健康パワー!抗酸化物質で老化をストップ!

近年注目されている作用の一つ、抗酸化作用。トマトのリコピンが取り上げられ、話題になりました。今回取り上げるナスにもそういった抗酸化作用を持つ成分が二つ含まれています。ナスニンとクロロゲン酸という二つの抗酸化成分に着目し、ナスに秘められた力を探ってみましょう。

抗酸化力の強いポリフェノール

みなさんはポリフェノールという成分を聞いたことがありますか?植物が作り出す成分で、お茶に含まれているカテキンや、大豆のイソフラボンなどが有名です。

実はナスに含まれているナスニンとクロロゲン酸もこのポリフェノールの仲間です。まずは二つの成分に共通するポリフェノールの抗酸化作用について説明します。

体内では常に酸化との戦いが起きています。活性酸素やフリーラジカルといった物質が生じ、これらがさらに多くの活性酸素、フリーラジカルを生成します。それらがやがて細胞などを酸化(劣化)させていくのです。老化はこの酸化によるものだとも言われています。

抗酸化物質は、これらを抑制する働きを持っています。活性酸素やフリーラジカルの生成そのものを抑制する、酸化物質が細胞を傷害することを防ぐ、傷ついた細胞を修復する、活性酸素を除去する酵素の生成を促進するなど、様々な形で酸化に対抗する作用を示すのです。

ナスニンとクロロゲン酸は共にヒドロキシ基という部位を持っており、一度生成されたフリーラジカルが連鎖的に次のフリーラジカルを作り出さない内に、捕まえる働きがあると考えられています。これらのポリフェノールは連鎖的なフリーラジカルの増加を防ぐことで、抗酸化作用を示しているようです。

ナスニンとクロロゲン酸の効果

ナスニンはアントシアニン系の色素に分類されます。アントシアニンは眼精疲労に効果があるとされ、ブルーベリーやイチゴなどに含まれていると知られていますが、ナスニンはその仲間で、紫色に発色します。また、もっと大きなカテゴリで見るとカテキンなどと同じ種類でもあります。

酸化を受けやすい性質がありますが、これが転じて抗酸化作用に結びついているとも言えます。その他にもコレステロールの吸収を阻害し、血液中のコレステロールを減少させる作用が知られています。また、水に溶けやすい性質を持っているため、長時間水にさらすと失われてしまう可能性があります。

クロロゲン酸は苦味やえぐみを呈する成分であり、コーヒー豆に多く含まれています。ナスの灰汁の成分でもあります。水にはそれほど溶けませんが、灰汁抜きの処理をするとクロロゲン酸は損失します。抗酸化作用だけでなく、がん性物質の産生を抑える効果があることが分かってきています。

これらの成分は料理中で知らず知らずの内に失われていることも多いでしょう。例えばナスニンは酸性の液体に溶けやすいため、マリネなどにしてしまうと、マリネ液にナスニンが流出してしまいます。

また、ナスに含まれるポリフェノールオキシダーゼ(ポリフェノール酸化酵素)により、クロロゲン酸が酸化させてしまうこともあります。

二つのポリフェノールを効率よく摂取するためには、新鮮なものを生のまま食べることが適切だと言えますが、それはなかなか難しいですね。灰汁抜きの時間を減らす、煮えやすいナスは後から入れるなど、調理をする際に工夫をしてポリフェノールを効率よく摂取し、老化対策をしていきましょう。

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