TOP > > お腹一杯食べると老化促進なんて本当?カロリーリストリクション効果

お腹一杯食べると老化促進なんて本当?カロリーリストリクション効果

秋と言えばやっぱり「食欲の秋」と言う人は多いのでないですか?暑い季節は食欲もなくあっさりした食べ物や麺類ばかり食べていましたが、涼しくなってくると、とたんに食欲が湧いてきます。

「秋太り」なんて言葉もあるくらい秋は食欲を刺激しますが、ちょっと注意して下さい。いくら食欲があるからと言っておなか一杯食べてばかりいると、寿命が縮む可能性があるようなのです。寿命と食欲、この一見して関係なさそうな項目を調査してみました。

腹八分目は寿命に効果があるのでしょうか?

日本では昔から「食事は腹八分目にしなさい。」と言われて来ました。誰もが聞いたことのあるこの言葉は「健康維持」の目的と「倹約精神」の両面を兼ね備えた言葉だと思います。昔の人は健康を維持するためには、「食べ過ぎない」ことが重要であると理解していたのですね。

現代においての食べすぎは高カロリー摂取を意味しており、様々な病気のリスクを向上させる原因となります。いわゆる肥満は高カロリー食を続けることで発症し、身体の内臓や血管などに大きな負担を与える結果にもなります。

高カロリーや高脂肪食を制限なく繰り返すことは、高脂血症や高血圧の原因になり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことにもなるでしょう。人間が寿命を考える時に必要なことは、いかに寿命を減らす要因である病気を回避するかだと思います。

その点において高カロリー摂取を引き起こす「お腹一杯」は寿命を低下させる原因と言えるのではないでしょうか?また、高脂肪食の摂取にも同じことが当てはまります。

肉類の脂肪分や高コレステロール食材を多く摂取している食生活においては、たとえ「腹八分目」に押さえていても病気のリスクは高く、寿命の低下に繋がると考えられます。食事の量だけではなく、質にも気を使った食生活が寿命を低下させないために重要なのです。

カロリーリストリクションによる老化防止作用とは何でしょうか?

人間は歳を重ねることにより老化して行きます。これは全ての人間に起こる現象であり、細胞が老化することは仕方がないことなのでそれを停止することは不可能でしょう。

最近「サーチュイン遺伝子」が注目を集めています。サーチュイン遺伝子とは全ての動物が持っている遺伝子であり、細胞の老化を制御している遺伝子だと考えられています。

サーチュイン遺伝子は「長寿遺伝子」や「抗老化遺伝子」とも呼ばれており、活性化することで生物の寿命を延ばすとされています。この作用は動物実験により得られたデータにより確認されていますが、この実験が「腹八分目」だったのです。

サーチュイン遺伝子は高カロリーを摂取している状態では活性化せず、摂取カロリーが少ない状態で活性化することが判明しています。つまり、お腹一杯食べている人はサーチュイン遺伝子が働いておらず、小食の人はサーチュイン遺伝子が活性化しているのです。

サーチュイン遺伝子が活性化している状態においては、細胞老化を抑制する作用があり、寿命も延びると言うのです。動物実験では、自由に餌を食べたサルと摂取カロリーを30%低下させたサルを比較して、30%カロリー制限したサルの方が老化が少ない結果が得られているようです。

このように、摂取カロリーを通常の食生活の70%程度に押さえ、サーチュイン遺伝子を活性化させることを「カロリーリストリクション」と呼びます。

カロリーリストリクションを行うために注意すること

カロリーリストリクションは現在のところ十分なデータはないようです。効果を推奨する研究者もいますが、反対の立場の人もいます。しかし、日本古来の考え方である「腹八分目」の考え方に異論はないと思います。

カロリーリストリクションの実施方法はまだ確立されていないのが現状ですが、サーチュイン遺伝子を活性化させるには2ヶ月程度のカロリーリストリクションが必要みたいです。この期間中の食事に注意をして、摂取カロリーを通常の70%程度に抑えるのです。

もちろん病気など身体の異常がある場合は実施しないことが重要です。無理なくストレスを感じない程度で行って下さい。

カロリーリストリクションと言っても要は「腹八分目(腹七分目)」なので、食べ過ぎないことがサーチュイン遺伝子を活性化させることに繋がります。また食事の量を抑えても栄養バランスが偏っていると、病気のリスクが向上するので注意して下さいね。

栄養バランスを考えた上でカロリーを減らすことがカロリーリストリクションにとって最も大切なのです。食欲の秋到来ですが、今年は食べすぎないで老化を予防してみては如何でしょうか?

キャラクター紹介
ページ上部に戻る