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自分が嫌い!は病気?アダルトチルドレンのセルフチェック法と克服法

うつ気味な女性

自分が嫌い、消えてしまいたい…そんな風に考えるときはありますか?もしかしたらあなたはアダルトチルドレンかもしれません。

アダルトチルドレンとは、そのまま訳すと「大人子供」になってしまいますが、本当の意味はそうではありません。子供の頃に受けたトラウマを抱えた大人のことです。

アダルトチルドレンは、なぜだか分からないけど生きにくい…と感じている大人に多いようです。

今回は、アダルトチルドレンのチェックリストと克服法を紹介いたします。気になっている方は是非チェックしてみてください。

心の病気とも違う、心の問題「アダルトチルドレン」とは?

日々生きにくいと感じている方は大勢います。自己嫌悪、劣等感、自分の価値って何?、自信が持てない、人間関係を築くのが難しい、コンプレックスだらけだ…

私のことだな、と感じた方はもしかしたらアダルトチルドレンに属しているかもしれません。

1970年代にアメリカのケースワーカーたちが作ったアダルトチルドレン(Adult Children)という概念は、日本でも1990年頃から目にすることが増えてきましたす。最近は頭文字を取ってACと呼ばれることも多くなっています。

アダルトチルドレンとは「機能不全家族」で育てられたため心にトラウマ(心的外傷)のできてしまった大人のことです。

機能不全家族とは、育児や団らんといった家庭が本来持つべき機能が行なわれていない家族のこと。

機能不全家族の原因には、親からの児童虐待、親の離婚や再婚、生活困窮などの家庭問題が挙げられますが、こういった問題のある家庭で育った子供だけがアダルトチルドレンになるわけでもありません。

直接の原因は、家庭が健全に機能しないために親から十分な愛情や正しいしつけが受けられなかったことです。

健全に機能している家庭は、親が無償の愛を注いでくれ、いつでも安心できる場所です。子供は家庭で人の温かみを学び、安定した情緒を身につけます。また時には愛ある厳しいしつけを受けて、物事の善悪も覚えます。

一方、不安定な家庭で傷つけられながら育った子供は情緒や社会性がバランス良く育たず、考え方の癖や言動に一定の特徴を持った大人に成長してしまいます。

しばしば誤解を招いているようですが、アダルトチルドレンとは決して「子どもっぽい大人」「体は大人で中身は子供」という意味ではありません。

また学術的な用語ではなく、病気とも異なります。アダルトチルドレンは、トラウマを持つ人の心の問題なのです。

どのような兆候があればアダルトチルドレンの可能性が考えられるのか、まずはセルフチェックで確認してみましょう。

私はアダルトチルドレン?3つのセルフチェックで確認を

アダルトチルドレンに該当するのかどうか「あなたの現在の様子」「あなたの子供時代の様子」「あなたの親がどんな人だったか」について問いを出します。

「その通りだ」「そうかもしれない」と思う項目があるかどうか、チェックしてみてください。

1.あなたの現在の様子

  1. 学歴や容姿にコンプレックスを持っている
  2. 自分には性的な魅力がないと思う
  3. いつもビクビクしている
  4. 些細なミスですぐ落ち込んでしまう
  5. 人とコミュニケーションを取るのが苦手だ
  6. 人の中にいても自分は孤独だと感じる
  7. 「~べきだ」と決めつけた考え方をしてしまう
  8. 嫌なことを頼まれても断れない
  9. 本音で人と話せない
  10. つい隠し事をしてしまう
  11. 漠然とした体の不調がある
  12. 悪夢を見ることが多い
  13. 感情や感覚にあまり現実感がない
  14. 特定の人・特定の声に恐怖を感じることがある
  15. 他人からいじめられていた、または他人をいじめたことがある
  16. 登校拒否・引きこもりをしている
  17. 非行に走ったり、反社会的な行動を取ったりしている
  18. 社会不適応者にかいがいしく世話を焼きたがる
  19. 自傷行為がある
  20. アルコールやギャンブルなどの依存がある
  21. 恋愛やセックスの依存がある
  22. 拒食症・過食症・過食嘔吐を起こしている
  23. 自分が児童虐待をしてしまっている

どうでしたか?1~11の項目は誰でも感じるネガティブな事象が多いため、いくつか該当している人も多かったのではないか、と思います。1~10に該当しているだけではまだアダルトチルドレンとは言えません。

12~23の項目に該当する場合は、アダルトチルドレンに該当している可能性が高くなりますが、こちらは「パーソナリティ障害」など他の原因でも該当しやすい項目で、こちらのセルフチェックの答えだけではアダルトチルドレンかどうか判断するのは難しいです。

2.子供時代の様子

次は子供時代の様子についてのセルフチェックです。

  1. あまり親にかまってもらえなかった
  2. 親に甘えることができなかった
  3. 抱っこしてもらったり一緒に楽しく遊んだりした記憶が少ない
  4. あまり遊ぶ時間がなかった
  5. きょうだいと比較されて育ってきた
  6. きょうだいと差別されていた
  7. 言いたい事が言えず、親の顔色をうかがいながら過ごしてきた
  8. 「できて当たり前」という感じで、親は成績や活躍をほめてくれなかった
  9. 真面目な優等生だった
  10. 親に褒められるために何でも頑張ってきた
  11. 親に反発・反抗したことがない
  12. 早熟で子供らしさがなかった

こちらに該当する項目が1つでもある人は、子供時代に親から受ける愛情が不足している可能性があります。

3.あなたの親がどんな人だったか

最後に、親の様子についてセルフチェックを試してみてください。子供の情緒の育成に大きな影響をもたらす要素です。

実際に親がそうだったかどうかは別として、あなたがそうだと感じたらなら「該当する」と答えてください。

1と2のセルフチェックで該当する項目がなかった人は、アダルトチルドレンの可能性が極めて低いので、このセルフチェックは特に目を通さなくても構いません。

  1. 親・身内があなた児童虐待(身体的・性的・精神的)をしていた
  2. アルコール・ギャンブル・薬物・宗教などに依存していた
  3. 有害な癖を持っていた
  4. 親がアダルトチルドレンだった思う
  5. 夫婦が不仲、または親と舅・姑が不仲だった
  6. キレたり愚痴を言ったりすることが多かった
  7. あまり楽しそうにしていなかった
  8. 子供に夢を押し付け、何でも決めてしまっていた
  9. 過保護または過干渉があった
  10. 子供を信用していなかったと思う
  11. 子供の容姿や性格をからかうような発言があった
  12. 時々、子供の人格を否定するような発言や叱り方をしていた
  13. しつけが厳しかった
  14. よく「子供のため」という言葉を使っていた
  15. 学歴や肩書きなどを重視する親だった

このセルフチェックに該当する項目が1つでもあれば、あなたの育った家庭は機能不全家族の可能性があります。

親が1~4の項目にどれか1つでも該当していれば、子供の健全な情緒の育成を妨げてしまう可能性が高くなります。

5~15の項目は、どの家庭にも1つは該当しやすい事象です。親は悪気がなかったのかもしれませんが、子供が傷ついたと感じたり家庭に閉塞感を持ったりしたならば、親の態度が子供に悪影響を与えてしまった可能性が高くなります。

いかがでしたか。複数のチェックリストに該当する項目の見つかった人は、アダルトチルドレンなのかもしれません。

また、1~3全てのセルフチェックに該当する項目が見つかった人は、アダルトチルドレンの可能性が高いと考えられます。

子供の時に演じた役割が特性に…アダルトチルドレンのタイプとは

アダルトチルドレンは皆同じようなキャラクターになるのではありません。家庭環境によってさまざまなタイプの大人に成長します。

しかし彼らは、アダルトチルドレンに共通する特性を持っています。その特性は、育った家庭内で演じた役割がそのまま反映したものだといわれます。

例えばアダルトチルドレンのタイプでは、次に挙げる6タイプがよく知られています。

ヒーロー

ヒーロー(hero)タイプは、世間からは高い評価を得ることが多く、その名の通りヒーロー的な存在になっているタイプです。

長所
  • 責任感が強い
  • 真面目な努力家
  • しっかりした子だと褒められることが多かった
短所
  • 何事も一生懸命に頑張らないと気が済まない
  • 自分の価値観を他人に押し付けたがる
  • 他人を支配したがる
  • 失敗をした時に落ち込みやすい

このような人格が形成される理由は、親が子供の活躍に期待をかけ過ぎるあまり、世間に認められるよう一生懸命に頑張らなければ家庭に居場所がなくなってしまうためです。

世間で評価されることは非常に良いことなのですが、ヒーロータイプは失敗した時の挫折が大きく、立ち直れなくなる可能性が高いので注意が必要です。

スケープゴート

スケープゴート(scapegoat)はヒーロータイプの逆で、問題を起こして世間の注目を集めようとします。親や教師に反発し、非行や自傷行為に走りやすいタイプです。

長所
  • 思いやりがある
  • 立ち直る勇気を持っている
短所
  • 怒りの感情が強い
  • 攻撃的になることが多い
  • 自己評価が低い
  • 他人を助けるために自分を犠牲にする

このような人格が形成される理由は、育った家庭に問題があったためです。

スケープゴーストには「身代わり・犠牲」という意味があります。子供が「両親の身代わりになって家庭の問題を背負えば、家庭の問題が丸く収まるのではないか」と無意識に考え、問題行動を起こしてしまうのです。

アルコールなどの依存症、年少妊娠、リストカットなどの自傷行為で自身の健康を犠牲にしてしまうため、アダルトチルドレンの苦しみから早く抜け出さなければなりません。

ロスト・ワン

ロスト・ワン(lost one)はヒーローやスケープゴートと異なり、自分の存在を隠して世間から目立たないように生きているタイプです。

ロスト・ワンとは「いない子」という意味で、俗にいう「影が薄い」タイプがこれにあたります。

長所
  • 問題を起こすことがない
  • 周りの空気を読むのが上手
  • 気配りができる
短所
  • 嫌なことが断れない
  • 内気
  • 行動力がない

このような人格が形成される理由は、子供の頃に両親に無視されたり存在を拒絶されたりしたことがあったためです。

親に愛されなくても心が傷つかないよう、自ら存在を消して目立たせないようにしているのです。

一見、良い人で穏やかに見えるタイプですが、表現することが苦手なのでストレスを内に溜めやすいのが問題です。

クラウン

クラウン(clown)は、いつもおどけて人を笑わらせているタイプです。人に可愛がられるペットのようなタイプですが、クラウン(道化師)の素顔は、不安と寂しさに満ちています。

長所
  • ユーモアがある
  • 明るい
  • 親しみやすい
短所
  • 本心を理解してもらえない
  • いつも人の顔色をうかがって神経質になっている
  • 落ち着きがないと思われる

このような人格が形成される理由は、子供の頃、家庭内の暗く重い雰囲気に恐怖を感じていたためです。重い空気が流れると耐えられず、わざとふざけて雰囲気を明るくしようとおどけるのです。

表面上は周囲の人とうまくいきやすいのですが、真面目な話をしている時すら同じ調子でふざけるので他人をイライラさせることがあります。また悩みがあっても周囲に気付いてもらえず、気苦労が多いタイプです。

イネイブラー

イネイブラー(enabler )は、自分のことをおろそかにして一生懸命に他人の世話を焼くタイプです。

長所
  • 世話好き
  • 周りから信頼されやすい
  • 誰にでも優しく接することができる
短所
  • 嫌なことが断れない
  • 自分を犠牲にして頑張り過ぎてしまう

このような人格が形成される理由は、子供の頃から家庭で親の代わりをさせられていたためです。

イネイブラーとは「支え役」という意味です。未熟な親の代わりに妹や弟の面倒見たり、親の配偶者の代役を演じなければならなかったりして家族のためにひたすら尽くしていた子供がイネイブラーになってしまいます。

大人になってから成功しやすいタイプでもあるのですが、自分の問題から目を反らして人の世話に逃げ込むところがあり、自分の問題がおろそかになってしまいがちです。

プラケーター

プラケーター(placater)は苦しんでいる人を見ると、母親のような優しさで慰めようとするタイプ。プラケーターとは「慰め役」という意味です。

長所
  • 誰にでも優しく接することができる
  • 愛情深い
短所
  • 他人に感情移入し過ぎて疲れてしまう
  • 優しさが愛情と勘違いされやすい

このような人格が形成される理由は、疲れて暗い顔をしている親を慰める役を努めなければならなかったためです。末っ子に多いといわれています。

人から慕われやすい性格ですが、優しすぎるためにかえって人間関係で疲れてしまうことが増えてしまいます。

このほか、人形のように溺愛されて育ったために大人になってからも人形を演じようとするプリンス・プリンセス、子供の頃から一生懸命に家族の世話を焼いて自分の欲求が満たされないリトル ナース…などがあります。

また、複数のタイプを複合している人もいます。

どのタイプにも共通すること

どのタイプにも共通していることは「機能不全家族で、親の機嫌や家庭内の空気をうかがいながら、怒られないよう無意識に自分の役割を演じてきた」という点です。また、自己肯定感の低い人や自己嫌悪が強く自分を受け入れられない人も多いです。

アダルトチルドレンにはアダルトサバイバー(虐待などから生還した人)という別名があるように、彼らは問題のある家庭で生き抜いて取得した武器(長所)も持ち合わせています。

しかし、生きにくさをアダルトチルドレンのせいにして開き直ってしまったり、親や境遇をいつまでも恨んでしまったりして、トラウマが解決できず苦しみ続けなければならないことも少なくありません。

彼らにとって必要なことは、自分の長所も短所も認めた上で、生きにくさの原因となる考え方の癖に気付き、正しい方向へ修正していくことです。

いつまでも過去にとらわれてトラウマに苦しむのではなく、自分が生まれ変わって人生を作り上げていけば良いのです。

それにはトレーニングが必要です。子供の頃に刷り込まれた思いこみはそう簡単には変わらないかもしれないし、トレーニングを始めると辛い気持ちが強くなることがあるかもしれません。

しかし考え方の癖が少しずつ修正されていくことで、周りの人とうまくいきやすくなったり嫌な感情が起こりにくくなってきます。成功する経験が増えてどんどん自分に自信がつく好循環が起こるようになるのです。

薬ではなくメンタルトレーニングで!アダルトチルドレンの克服法

アダルトチルドレンは、病気ではないため治療ではなくメンタルトレーニングが根本的な克服法となります。心の病気ではないので薬物療法でも治せません。

アダルトチルドレンを克服する方法には、

  • セルフトレーニングを行なう
  • セラピストやメンタルクリニックでカウンセリングを受ける
  • 自助会に参加する

などがあります。

また、インナーチャイルド(アダルトチルドレンの中にいる子供時代の自分)を癒すインナーチャイルドセラピーという療法も存在します。

カウンセリングやヒプノセラピー(退行睡眠療法)などが行なわれますが、効果を得るには正しい方法が必要な療法なので、ヒプノセラピーの資格を持たない人のもとでインナーチャイルドセラピーを行なうことは控えましょう。

ここではセルフトレーニング法を紹介しますので、アダルトチルドレンの自覚がある方は挑戦してみてください。現在うつ病やパーソナル障害などの病気を治療している方は、専門家のカウンセリングを受けることをおすすめめします。

自分のネガティブな感情に向き合う

アダルトチルドレンの人はそうでない人に比べ「悲しい」「怖い」などのネガティブな感情が出やすいのが特徴です。そのネガティブな感情は、考え方の癖によって生まれている可能性があります。

ネガティブな感情が起こったら、次の順番で冷静に感情を分析していきましょう。

1.どんな時に感情が起こっているか
どんな時に感情が起こっているか振り返る習慣をつけます。そうしていくことで、ネガティブ感情が起こる時に共通する状況や原因が見えてくるようになります。
2.なぜそのような感情が起こるのか
次に、なぜそのような感情が起こったのか、自分で理由をじっくり考えてみます。そうすると、ある考え方が原因になっていることが分かるはずです。
3.その考え方が本当に必要かどうか判断する
最後に「その考え方は必要か?もしかしたら本当は必要ないのではないか?」と自分に問いかけ、自分で納得する答えを選び出します。

このトレーニングを繰り返すうち、無意識に起こる考え方の癖に気付き、自分で納得しながら考え方の癖を修正することができるようになります。

子供時代の悲しかった思い出を手放す

過去は変えられませんが、トラウマの原因となる思い出を手放すことはできます。

子供の頃の親にされて悲しかったこと、恨んでいることを思いつく限り紙に書き出してみましょう。

あえて嫌な記憶を掘り返す作業なので、ネガティブな感情に襲われるかもしれません。しかし「あの時は○○されて嫌だった」「あの時、本当は○○したかった」などの体験を徹底的に掘り返して辛い感情を味わってください。

大いに泣いたり怒ったりしてかまいません。時間をかけてじっくり作業を行ってください。子供の時に抑制されていた悲しみや怒りを自分で認めて解放してあげると、いつしか気持ちがスッキリと軽くなっていることに気付くはずです。

この方法は、親しい人と死別した時に悲しみの気持ちを整理して立ち直る「グリーフワーク」にも似ています。

誰でも他人から「過去はもう戻ってこないから前向きに生きなさい。」と表面的なアドバイスをされたところで、そう簡単に考え方が変えられるものではありません。自分の納得いく形で記憶を整理することで、今を生きる力が蘇ってくるのです。

親を許し感謝する

アダルトチルドレンの人は「こんな大人になったのは親のせいだ」と恨んでいることも少なくありません。親のことが許せない人は、親を許して感謝してください。そうすることが、考え方の癖を修正する時の近道になります。

  • 親にしてもらって嬉しかったこと
  • そのお返しにしてあげたこと
  • 親に迷惑をかけたこと

を思いつく限り、紙に書き出してください。

最初は抵抗を感じていても、10個、20個などとノルマを決めると頑張って思い出すことができます。

基本的に、親から愛されない人はいません。書き出した項目を見返せば、実は親に愛されていたことに気付けるはずです。

客観的なものの見方を手に入れる

アダルトチルドレンの人は、子供の頃に身に着けた癖のある考え方のせいで、視野が狭くなっています。視野が狭いと価値観の違う人にうまく共感することができません。そのため人間関係でつまずいて自己否定感が強くなりがちです。

そこで、自分と違う意見に遭遇した時には頭ごなしに否定するのではなく「なぜそういう考え方をするのだろう」「この意見にはこんなメリットがある」と分析して「こういう考え方もあるのだ」と共感する方向に持っていくトレーニングを繰り返します。

共感するトレーニングを行なうと、人から受け入れられやすくなるほか、自分の価値観を客観的にとらえて肯定的に認めることができるようになるので、自分に自信が持てるようになっていきます。

…これらのセルフトレーニングを何度も繰り返し、自分で納得しながら歪んだ癖を修正していきます。あくまでも性格を無理に矯正するのではなく、長所は生かして短所を直し生きにくさを減らすことが目的です。

考え方の癖はすぐには変えられないことが多いのですが、根気よくトレーニングを続けることで自己肯定感が高くなっていきます。

個人が抱えている問題の深さによっては、効果が出るまでにかなり時間を要してしまう場合があります。その場合は専門家のサポートも借りながら、根気よくトレーニングを続けてください。

「トラウマなんてない」アドラー心理学の考え方はいかが?

精神科医であり心理学者のアルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」。

心理学、と聞くと自分では気づいていない深層心理を解析するようなものを想像されるかもしれませんが、アドラー心理学はちょっと違います。

「過去はどうしたってかわらないんだしとにかく未来に目を向けよう!」という、聞くとなんともポジティブな心理学なのです。

過去のトラウマのような心のひっかかりを取り上げて改善するという方法よりも、未来を想定しすぎて失敗を恐れて行動を起こせないのだから、性格を自分で選んで変わってしまおう!という考えにより改善を目指すのです。

例えば「自分は暗い性格だから嫌われる」という人は、嫌われるのが怖い、人と関わりたくないという自分の考えから「暗い性格」であると決めつけて理由をつくってしまっている。

また結婚できないのは過去のトラウマのせいだ、子供を叩いてしまうのも過去のトラウマのせいだとすべて過去に起きた自分の経験にひもづけて考えている。

そんな風に、マイナスな理由づけによって自己に嫌悪感を抱いているんだという心理学的考えなのです。

アドラー心理学にのっとってマイナスな理由づけをやめてみれば、少しは気持ちの持ちようがかわってくるのではないでしょうか。

自己嫌悪はもうやめよう!世の中が生きにくいと感じたなら

「生きにくい」と感じている人にアダルトチルドレンが多いのですが、実際には言葉の存在すら知らない人、自覚していない人のほうが多いかもしれません。

逆に、アダルトチルドレンではないのに不都合があるとアダルトチルドレンやトラウマのせいにして逃げている人も増えているのだそうです。そのようなことのないよう、アダルトチルドレンについて正しく理解しておきたいですね。

この記事に関心を持った方には、すでにアダルトチルドレンかもしれないと自覚している方が多いのではないかと思います。

また、セルフチェックの設問を読んでいるうちに辛い気持ちになったり何か嫌なことを思い出したりした方も、アダルトチルドレンの可能性が高いのではないかと考えています。

もしも「世の中は生きにくい」と感じて息苦しくなっているなら、ひとつの可能性としてアダルトチルドレンを原因と考え、自分の問題に向き合ってみてはいかがでしょうか。

キャラクター紹介
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