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簡単に解説 ツボって何?経絡(けいらく)と経穴(けいけつ)の関係

もう昔のことですが、ある漫画で「経絡秘孔を突いた」と言うフレーズが流行りました。何かワクワクして読んでいたことを記憶しています。秘孔を指で突けば相手にダメージを与えられる。

そのようなことはあるのでしょうか?答えは経絡に秘孔と呼ばれているものはなく、経絡秘孔はフィクションになります。しかし、そもそも経絡とはどのようなものなのでしょうか?

中国の東洋医学の考えから生まれた経絡

経絡とは道のことを示します。中国発祥の東洋医学において、人間の身体には生きていく上で必要なエネルギー(これを気と言います)が、絶えず循環していると考えられていました。このエネルギーは身体の機能を正常に保つため必要なもので、滞ることで様々な病気が発症するとされたのです。

そのエネルギーを身体の隅々まで送るための道が、「経絡(けいらく)」なのです。経絡は頭の天辺から足の指の先まで張り巡らされており、体中にエネルギーを循環させています。経絡は一つではなく、いくつもあり様々な場所にエネルギーを供給しています。

経絡の種類はどのくらいあるの

経絡の代表的なものは、「正経12経(せいけい12けい)」と呼ばれる12個の道になります。肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経が正経12経であり、各々が重要な臓器へのエネルギーの通路となっています。

これ以外にも「任脈(にんみゃく)」「督脈(とくみゃく)」と呼ばれる身体の前後の中心を走る経絡を含んで、「正経14経」と呼ぶ場合もあります。それ以外に臓器と直接接続されていない「奇経8脈」と呼ばれる経絡もあります。この経絡と呼ばれる道の要所要所に経穴と言うツボがあるのです。

経穴と経絡の関係とは

経穴(けいけつ)とは経絡の道筋の中のエネルギーの出入り口と考えられています。各経絡には経穴が沢山あり、経穴に刺激を与えることにより、経穴の属している臓器の不調を改善する効果が出ます。同じ経絡に属していることにより、全く違う部分の不調を改善するのです。日本では経穴を「ツボ」と呼んで昔から親しんできました。

経穴の数はどのくらいあるの

経穴は経絡上に沢山存在しており、それぞれが様々な効果効能を持っています。経穴は中国では365穴あるとされてきました。これは中国の古い文献が元になっていることが要因ですが、現在はWHO(世界保健機構)が361穴として管理しています。これだけ沢山の経穴がありますが、実際に使用されているものは限定されているのが現状ではないでしょうか。

経穴の効果とツボ療法

経穴を利用した東洋医学は不思議で神秘的なイメージを持つ方も多いと思います。それは、不調部分とは全く違う位置を施術することで、不調が改善していく結果からそう思ってしまうのではないでしょうか。

しかし、経穴は長年の治療の歴史から得た臨床データをまとめ上げた理論から作られており、決して神秘的なものではありません。日本においても、指圧や針・灸などに昔からツボが使用されており、治療結果と共に親しまれています。

経穴の上手な探し方

実際に経穴を探してみてもなかなか見つからないと思います。ツボの人体図と実際の人の身体では、違いがあり難しい作業になるでしょう。正確な経穴の位置を調べるには、骨格やツボの人体図を参考にしてある程度の位置を決め、その近辺を指で探ぐる必要があります。

実際には筋肉のしこり、窪みが目印になりますが、押してみて痛みが走る箇所や別の部分が反応する箇所が経穴となります。少し経験が必要ですが、チャレンジしてみるのも良いと思います。

経絡を使用した健康法

経絡を使用した治療法ではツボ押しによる指圧が有名です。しかし、ツボ押しによる療法は一人で行うことが体勢的も難しく専門の指圧師などに行ってもらうのが良いでしょう。しかし、先にも述べた通り、経絡は様々な部分に張り巡らされているので、部位によっては自分でも施術が可能になります。

頭痛や首の疲れがある場合は、首の後ろの頭蓋骨の端にある「天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)」などは自分で押すことができます。さらに肩コリの特効的なツボである「合谷(ごうこく)」は手の甲の親指と人差し指の間にありますので、反対の手の指で簡単に指圧が可能です。

ツボは指圧のように「押す」だけではなく、「揉む」「さする」行為においても効果が期待できます。肩コリや首コリなどの症状でツボの位置が良く分からない場合は、ツボの一帯を蒸しタオルで温めることでも効果を得ることが出来ます。経絡と経穴を上手に使って健康管理を行ってみるのも良いのではないでしょうか。

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