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誤飲している人を発見したあなたへ、窒息の正しい対処教えます!

窒息の正しい知識を知って、大切な家族を守っていきましょう。窒息は他人事ではありません。窒息は高齢者に多い印象がありますが、若い人にでも起こりえる身近なものです。(窒息の約6割は高齢者)

一家団欒の楽しいはずの食卓が、窒息でそのまま命を落としてしまうこともあるのです。窒息の正しい知識を身に付けることは、あなた自身のためでもあり、そしてあなたの大切な家族を守ることにもつながるのです。

まずは状態を観察

1 チョークサインとは?

窒息のサインを知らせる「チョークサイン」は、両手でのどをギュッとつかみ、呼吸ができなくなったことを他人に知らせるサインであります。このチョークサインは、万国共通のものであるといわれています。チョークサインは、声を出すことができず、顔色が真っ青になってきます。そして唇にチアノーゼ(紫色)が出現してきます。

2 窒息は咳が最も効果的

気道に詰まらせた異物の除去には、咳が最も効果的であるといわれています。意識がある場合には、可能な限り咳を続けさせ、咳の刺激で異物の除去ができるように対応していきます。1回の咳は以下に示す窒息の対処法よりも、優れた効果があるといわれています。

窒息の対処編(成人の場合)

1 ハイムリック法(腹部突き上げ法)

ハイムリック法(腹部突き上げ法)は、1回突き上げるごとに、咳をしているかのように、肺から空気が押し出されていきます。これにより、気道に詰まらせた異物を除去することができます。窒息には咳が最も効果的であるといわれていますが、ハイムリック法も、異物を除去する際には欠かせない方法であります。

窒息している人を発見したら、救助者は窒息している人の後ろに立ちます。窒息している人の上半身に、脇の下から両腕を回します。救助者の両腕が、窒息している人の前(お臍のやや上方の位置)にくるように、片方の手で拳を作ります。

拳を作った親指側を、窒息している人のお臍の少し上に置き、もう片方の手で拳をしっかりつかみ、両手をがっちりと固定させます。救助者はしっかりと固定させた両手で、窒息している人のお腹に押し込む感じで、力いっぱい手早く上に突き上げていきます。

ハイムリック法は、異物が除去されるまで続けてください。ハイムリック法を行った場合は、必ず医療機関を受診しその旨を報告してください。

2 背部叩打法(はいぶこうだほう)

背部叩打法は、重力を利用して行う方法になります。窒息している人の頭を身体よりぐっと下げます。窒息している人の胸に片方の手を置いて身体全体を固定させます。窒息している人の背部を力強く叩き続けて、異物の除去につとめていきます。手のひら(付け根)を上手に使い、窒息している人の肩甲骨の間を中心に、力強く叩いていきます。

意識がない場合

1 救急車を呼ぶ

窒息で意識がない場合は、すぐに救急車を呼んでください。近くにAEDがあればすぐに準備します。周りに応援を要請することも忘れないでください。けっして一人で対応しようとせず、周りのサポートや応援を要請していくことも、とても大切になってきます。

2 心肺蘇生法(CPR)

ハイムリック法(腹部突き上げ法)や背部叩打法を行っていても、異物を除去することができず、意識を失い反応がなくなってくる時があります。そのときは、すみやかに心肺蘇生法を実施していきます。

30回の心臓マッサージごとに、口の中に異物がないか確認をしていきます。心臓マッサージを行うことで、胸腔の内圧が上昇し、原因となっている異物が出てくることがあります。口腔内に異物が出てきたら、すみやかに取り除いてください。

無理に取り除こうとすると、のどの奥に押し込んでしまう場合もあるため十分注意します。また、無理に人工呼吸を行わなくても、蘇生率はほとんど変わらないといわれています。感染の危険性もあることから、現在は人工呼吸なしで行う心臓マッサージのみのハンズオンリーCPRが強く推奨されています。

指交差法による開口

親指と人差し指を交差させて、窒息している人の口を開く方法です。覚えておくと良いでしょう。

指拭法(ししきほう)

窒息している人の顔を横に向けて、ハンカチやガーゼなどを人差し指に巻きつけて、異物を取り除いていく方法です。全ての異物が除去できなくてもかまいません。可能な限り口の中にある異物の除去につとめてください。

少しの異物が除去できるだけでも、その後の対応が大きく変わってきます。指拭法は窒息している人を楽にします。くれぐれも顔を上に向けての指拭法は絶対にしないでください。異物を誤って、のどの奥に押し込んでしまう危険性があります。

窒息は年齢問わず、誰にでも起こりえるものです。この機会に窒息の正しい知識を身に付けて、あなたの大切な家族を守っていきましょう。

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